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死にそうだから、とにもかくにもお祓いにいきたい。

霊感の強い両親のもとで生まれた。

小学生のころ、よく神社仏閣に連れていかれた。

霊力が強いところに行くと、体が熱くなったり頭がクラクラするのだという。

そして、その「気」を集めると日常のパワーになり、運気も上がるのだとかなんとか。

私も幼いながらに「気」を感じようと、必死になった。

自分も「気」を操って、ラクチンな人生を歩みたかった。

しかし、私には未だ「霊感」とやらは身に付く気配がないのだった。


父親はでかい企業の偉い人だった。

若くして異例の出世をして、部下は年上ばかりだった。

苦しんだのは、部下からの強烈な嫉妬であったという。

不意に体が重くなり、仕事がうまくいかなくなる。

原因不明の苦しさにさいなまれることが増える。

そんな中で父が頼るようになったのは神社仏閣めぐりだった。

結果、自分を解放できる(?)場所を見つけることによって、そういった苦しさに襲われることが減ったらしかった。


霊感のない私であるが、そういった「人間の念」みたいなのはガチであると思う。

松居一代は、船越英一郎愛用の椅子に、毎日「あなたは私と結婚するのよ」と念じながら手ですりすりしていたら、結婚するにいたった(まあ離婚したけど)。

私にも実体験があって、東京から大阪に引っ越す当日、母親の号泣した顔が迫ってくる夢を見て、深夜の3時くらいに目が覚めた。

あれは、シンプルに母親の寂しい気持ちが念となって私の夢に出てきたのだと思う(まあ引っ越してから1回も実家帰ってないけど)。

だからそういった「想い」「憎悪」みたいなのは、対象の人物に少なからず影響を与えると思うのだ。


私は今、父同様、原因不明の体や心の重さに襲われている。

これまで、小説を書く時に、どうしても体が動かない、やる気が出ないみたいな日はあったが、それとはちょっと違った体調の悪さだった。

やる気はあるし、疲れてもいないのだが、もうとにかく体と心が重いのだ。

疲れていないのに「顔疲れてるよ?」と声をかけられることも増えた。

念をかけられているのでは、と私は思った。

過去に恨みを買っていそうな人を思い返してみる。

Tinderで知り合って一回だけセックスした女の子の顔が走馬燈のように浮かぶ。

いやいや、別に彼女らは私からブロックしたわけではないし、むしろ恨みを持つのは私の側だ。

となると、会社?元カノ?などなど考えてみれば色々候補があがる。

というわけで、近々、機会を見つけてお祓いと滝行にいこうと思う、

行ってなにか変化があったら、またnoteに書きたい。

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