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そういう風に扱う

自分の扱い方が雑だ。面倒臭がりだし、独り身だから食事を頑張って作ることもない。ここ一年は、夕食はずっとミネストローネ→豆乳スープの繰り返しだ。(最近は新玉ねぎのスープ。ますます手がかからない)

自分のために頑張れなくなることを、歳を重ねるごとに実感する。体力も落ちてくれば、より良い自分になりたいという欲も減ってくる。愛する対象が「自分しかいない」というのは、どこかモチベーションが上げづらい。だから妙齢の独身女性がペットを飼いたがるのはすごく共感できる。愛する対象が欲しいのだ。それは、生きる理由になる。

自分を丁寧に扱っている人は、外から見てもそれが伝わってくる。そして、そういう人を、周りはぞんざいに扱ったりしないだろう。

我が身を振り返った。眉毛を描かない日の方が多い。メイクなんて週一回すればいい方で、髪の毛のセットもよほどの外出じゃない限りはやらない。だけど、メイクや髪のセットなど、それらを行った日はなんだかちょっと背筋がしゃんとしている気がする。心なしかテンションが上がっている。そういうことって、日々を生きる上でとても大事だ。

自分が自分をぞんざいに扱うのは悲しい。だったら、自分が自分を丁寧に扱ってみる。「丁寧に接した人」のように、扱ってみる。

最初の一歩は眉毛から。眉毛は毎日描こう。そのためにメイク道具をいつもの定位置から洗面台に移した。習慣にするために動線は大事。眉毛を描いている自分は、描いていない自分よりもテンションが3割増す。

「自分なんて」と思ってしまったらそこで終わり。誰のものでもない自分の人生、自分が手を離してしまったらそこで終了。でも寄る年波。自分のエネルギーも有限だ。だから些細なことでもいいから、できることから自分の生きるテンションを上げていきたい。眉毛を描く3分の手間。それを習慣にすることが今週の目標。