【Copilot入門】MicrosoftのCopilot製品が多すぎて大変なので、5000文字にまとめました
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はじめに
MicrosoftがIgnite 2023にてMicrosoft Copilotの発表を行いました。
ちなみにCopilotとは副操縦士(コ・パイロット)の意味で、あなたのAIアシスタントになってくれる強い味方です。
この発表では、Copilot搭載のあらゆる製品が紹介されました。
あらゆる製品といってもMicrosoftにはたくさんサービスがありますので何がどうなっているか明示的でないと思います。またMicrosoft製品を久しく使ってなかったという方もいるのではないでしょうか。
今後のMicrosoftとOpenAIの発展を考慮するとCopilotシリーズを無視するわけにはいけません。が・・シリーズが多い!!
ということで、ビジネス場面でも利用しやすい形でCopilotの製品概要を気合い入れてまとめたいと思います!
2.Microsoft製品のリブランディング
Copilotには今までのBing Chat・Bing Chat Enterpriseが含まれます。
Copilot for Microsoft 365ではセキュアなデータ保護、APIプラットフォームであるMicrosoft Graph、Microsoft 365 Apps(SalesなどのCRM含む)に加えて、話題のCopilot Studioが利用が可能です。
以下の表のように呼び方がいろいろ変わったようですね・・複雑・・!
3.Copilot Studio
話題のCopilot Studioですが、これもリブランディングで元々はPowr Virtual Agentというローコードツールであり、自身でCopilotをカスタムするためのツールの位置付けとなっています。
Copilotが搭載したことで自然言語でカスタマイズされたチャットボットを作成することができます。Teams、Slack、LINE、Facebookなど連携先も豊富です。
4.増殖するCopilotサービス(Copilot for Microsoft365)
本題のCopilotサービスですが、実に様々なサービスに導入されています。
Copilot for Microsoft365にはCopilot profileが追加され、自身のパーソナライズ化が可能となり、以下のようなオフィス製品に機能拡張されています。
Microsoft office製品を従来の機能とCopilotが搭載された場合の機能をいかにまとめました。かなり便利になることが想定されます。ぜひ自身の関係のある製品だけでもチェックすることをお勧めします。
1. Copilot in Microsoft Teams
従来の機能: Teamsはチャット、オンライン会議、チーム作成、チャネル作成などのコミュニケーションツールです。
Copilotによる効果:
チャット、会議、Whiteboardで活用可能です。詳細を書きます。
チャット機能
ユーザーは任意のチャットで Copilot を呼び出すことができます。 Copilot は、特定のチャットの最後のメッセージから最大 30 日間遡ってチャット内容を集計できます。
会議について
・会議中にリアルタイムで誰が何をいったのか、意見の一致した部分と相違した部分を要約してアクションアイテムを提案します。
・会議に遅れた場合は、それまでの概要を取得する通知が届き、会議の遅れを取り戻せます。
・効果的な会議にリード
思考パートナーとしてCopilotが議論点を提案します。
例)このテーマについて議論のどこに穴がありますか?
議論アイデアの長所と短所を記載した表を作成します。等
・会議終了前に次のステップ、ネクストアクションを設定
・会議終了後は会議の要約(議事録)を作成し記録してくれます。
また、Copilotに会議の内容を聞くことが可能です。
例)
・どのような質問がありましたか?
・会議の雰囲気はどうでしたか?
・会議の概要とアクションアイテムを含むメールを参加者に送信してください。等
Microsoft Teams での Copilot 会議を開始する - Microsoft サポート
Whiteboard
自然言語を使用して、アイデアを生成し、アイデアをテーマ別に整理し、アイディアを実現させるデザインを作成し、ホワイトボードのコンテンツを要約するように Copilot に依頼できます。
2. Copilot in Microsoft Excel
従来の機能: Excelは数値計算、分析、データの可視化を行うツールです。
Copilotによる効果: データ分析やレポート作成が簡単かつ迅速に。複雑な数式やデータの解釈をアシストし、効率的なデータ管理を実現。
3. Copilot in Microsoft Outlook
従来の機能: Outlookはメールの送受信、カレンダー管理、タスク管理、メモ機能を提供します。
Copilotによる効果: メールの自動整理、スケジュールの最適化、タスクの優先順位付けが可能に。時間管理と生産性の向上が期待できます。
Copilot で Outlook のメール メッセージを下書きする - Microsoft サポート
4. Copilot in Microsoft Loop
従来の機能: Loopはチームの共同作業を支援するツールです。
Copilotによる効果: プロジェクトの進捗管理、ドキュメントの共有、チーム間のコラボレーションがスムーズに。リアルタイム情報共有と意思決定が加速。
5. Copilot in Microsoft Word
従来の機能: Wordは文書作成と編集の基本ツールです。
Copilotによる効果: 文書の自動校正、文体の一貫性の確保、高度な編集支援で文書作成の質と速度を向上します。
6. Copilot in Microsoft PowerPoint
従来の機能: PowerPointはプレゼンテーション作成と編集ツールです。
Copilotによる効果: 効果的なデザイン提案、コンテンツの自動整理、視覚的魅力の向上でプレゼンテーション作成が簡単かつプロフェッショナルに。
PowerPoint で Microsoft 365 用 Copilot を使用してプレゼンテーションを作成する - Microsoft サポート
7. Copilot in Microsoft Viva
従来の機能: Vivaは従業員の経験と生産性向上を目指すツールです。
Copilotによる効果: 従業員のエンゲージメントとウェルビーイングの向上、効率的なリソース管理、パーソナライズされた学習経路の提供が可能に。
8. OneNote
従来の機能: 議事録や文書作成に便利なデジタルノートツール。
Copilotによる効果:プロンプトを使用して、計画の下書き、アイデアの生成、リストの作成、情報の整理を行い、必要なものを簡単に見つけられるようにすることができます。
5.他のサービスも大量に
Microsoft365シリーズ以外にもたくさんCopilotが搭載されています。
1. Copilot for Dynamics 365
従来の機能: 営業、カスタマーサポート、サプライチェーン管理、財務、マーケティングなど、業務に関わるチームの生産性と効率を高めるツール。
Copilotによる効果:販売機会やリード、最新情報、会議の準備、アカウント関連のニュースなどを迅速に要約するためのチャットインターフェイスを提供します。
2. Copilot in PowerApps
従来の機能:アプリ作成のローコードツール
Copilotによる効果:自然言語で生成が可能に。マウスではなく会話の中で編集・作成ができます。
3. GitHub Copilot
まとめたいことが多すぎるのでここは省略します・・!反響があれば別途丁寧にまとめたいと思います。
GitHub Copilot ·AIペアプログラマー ·GitHubの
4. Microsoft Security Copilot
Security Copilot は、インシデント対応、脅威ハンティング、情報収集、ポスチャ管理などのエンドツーエンドのシナリオでセキュリティ専門家をサポートするのに役立つ、自然言語の支援 Copilot エクスペリエンスを提供します。
5. Copilot in Power Automate
従来の機能:自動ワークフローの作成、業務プロセスの自動化を図るローコードツール。
Copilotによる効果:Copilot のクラウド フローを使用すると、迅速かつ簡単な自然言語表現を通じてワークフローを合理化する自動化を作成できます。 複数の会話ステップを通じて必要なことを説明することで、フローを作成できます。
6. Copilot in Windows
従来の機能:いわゆるWindows製品です。
Copilotによる効果:Windows11からのみの利用ですが、ペイントやフォト、スクショツール、映像編集にCopilotが搭載されています。
7. Microsoft Copilot for Azure
従来の機能:Microsoftが提供するクラウドサービス
Copilotによる効果:SQLを気にせず、文章を打つだけでDBのクエリを生成可能。
8.Copilot in Microsoft Fabric
従来の機能: 開発プロセスの効率化と一貫性のあるユーザーインターフェースを提供するデータ管理と分析のための統合ツール。
Copilotによる効果:Copilot やその他の生成 AI 機能により、データの変換と分析、分析情報の生成、視覚化とレポートの作成を行う新しい方法を提供する。データーサイエンス、データエンジニアリング、PowerBIに適応します。
これらの製品と機能は、Microsoft 365のエコシステムを通じて、ビジネスプロセスの効率化と生産性の向上を実現します。
6.セキュリティについて
これらのCopilotを支えるのがMicrosoftのセキュリティになります。機密情報を全てCopilotに学習されるの?かというとそこは選択が可能です。共有不可能な情報を公にする必要はないようです。
また、セマンティックインデックスという新しいデータ概念を利用し、Microsoft Graph (API)を介して個人や会社のデータとのやり取りを強化しています。 セマンティック インデックスは Microsoft Graph のセキュリティとポリシーを尊重し、ユーザーが検索を介して直接または Copilot 経由で Microsoft 365 チャットでクエリを発行すると、常にユーザーがアクセスできるコンテンツのみが返されルようになっており、検索結果のみならず、ユーザーエクスペリエンスの向上に大きく寄与するようで、管理者のデータ権限は変わらないはずなので、今までもですが管理者の責任というのは一層大きくなりそうです。
以上、Copilotシリーズをまとめました!
急激に進化を遂げるCopilotシリーズですが、使いこなせるとかなりビジネスシーンで活躍しそうです。
勉強のためにまとめましたが抜けやミスがあればご指摘お待ちしています。
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