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追加0円で乗れる京阪特急が楽し過ぎて、1日で京阪ファンになった

先日、京都と大阪を結ぶ私鉄・京阪に乗る機会があった。調べてみると、京阪特急は専用車両があるのに、特別席以外は乗車券のみ(つまり特急料金0円)で乗れるという。せっかくの機会なので、人生初の京阪特急に乗ってみることにした。

結果から言えば、

京阪最高!

株買おうかな…。

京阪の特急車両「8000系」

京阪は関西の私鉄大手なのだが、関西人にとってもややマイナーな路線ではないだろうか(京阪沿線の人、いきなりごめんなさい。ディスっている訳ではありません)。

というのも、沿線以外の多くの人が大阪〜京都の移動には、安くて京都の中心部に行く阪急(大阪梅田〜京都河原町、最速約45分、410円)か、とにかく速いJR(大阪〜京都、最速約30分、580円)のどちらかがメインだろう。定期がない人は速さと料金、それから京都のどこに行くかで選ぶはずだ。

京阪は三条京阪〜淀屋橋を最速約50分、430円で結ぶが、最安でも最速でもない。また淀屋橋は梅田から地下鉄で1駅離れており、京阪三条もアクセスは悪くはないが、ど真ん中とは言いがたく、ともに大阪、京都の中心部から微妙に外れているのもネックだ。

しかし今回は沿線に用事があり、大阪方面に向かう時に調べてみると、特急料金は無料だという。特に鉄っちゃんという訳でもないのだが、せっかくだから乗ってみた。

公式ホームページにもあるが、6両目の全席指定となっているプレミアムカーのみ有料(400円か500円)のようだ。

今回京阪特急に乗ったのは、樟葉〜淀屋橋間。ちなみに樟葉は関西人以外は読めない人がほとんどだと思うが、「くずは」と読む。いや、ディスってないよ本当に。

特急車両はコンフォートサルーンという3000系と、エレガントサルーンという8000系があるらしいが、今回は1本遅らせて、ダブルデッカー(2階建て車両)がある8000系に乗ってみた。8000系車両の4両目がダブルデッカーとの事だ。

言うまでもないが、2階でも1階でも追加料金は0円だ。「昔近鉄のビスターカーで、2階建の特急に乗りたかったなぁ」などと感慨にふけりながら、ありがたく乗せてもらう事にした。

これがダブルデッカー車両

ダブルデッカーは上と下に行く階段があり、今回乗ったのは2階。階段を上ると…。

おぉぉぉ〜、カッコいい!だてにエレガントサルーンという名前がついていない。

座席はフカフカで、明らかに普通電車と乗り心地が違うし、見た目も高級感にあふれている。

また手すりの所にも「エレガントサルーン」の文字が入っているこだわりも好印象だ。色味も赤が基調でかっこいい。車両の扉も一つ一つが格調高く、これで無料なのは信じられない位だ。何も知らずに乗ったら不安になりそうなレベル。

ちなみにプレミアムカーも見てみると、ヘッドレストがさらに豪華になっていた。が、「これで500円払うなら、0円のダブルデッカーでよくね?」とも思ったり思わなかったり。Wifiもあるらしいが。

プレミアムカーの座席。+500円は安い?

降りる時に、ついでに別の車両も見てみた。普通の通勤電車の様に、横向きのシートもあるのだが、当然だがこちらも高級シート。こんな優先席は素敵だ。

なお、沿線の景色は至って普通だった…。

が、一点だけ普通じゃないのが、京阪が運営する、沿線の「ひらかたパーク」(通称ひらパー)の側を通った時のアナウンス。「超ひらパー兄さん」こと、ひらパーのイメージキャラクターの元V6・岡田准一さん(枚方市出身)による、特別アナウンスが流れるのだ!

内容は是非、京阪特急に乗って確認してほしい(休園日を除く6/29まで)が、公式ホームページにも動画があるようだ。これを列車のアナウンスで流す京阪、ファンキーすぎる。

とまぁ、一気に更新してしまったが、結論を言えば

これで430円は安い!

個人的にはそう断言できる。日頃乗っている人は何とも思わないかもしれないが、エンタメとして成立するレベルの楽しい時間だった。関西人も関西人でない人も、京都〜大阪の移動の際には是非京阪を使ってみてほしい。

あ、ちなみに京阪の回し者ではないので念のため…。

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