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エンターテインメントをどう楽しむ?

応援しているスポーツチームの勝利の瞬間に、
今シーズンも、何年先も、何度でも立ち会いたい。


大好きな作家の作品を、
今もこれからも、楽しみ続けたい。

 
10年後、30年後に、自分の大好きなエンターテインメントが残っていてほしいと願うのは、私だけではないはず。

今回は、様々なエンターテインメント(音楽・文学・映像作品・アート・サッカーなど)で日々が彩られている私の視点で、エンターテインメントとの向き合い方を言語化してみようと思います。

大好きなエンターテインメントがある人は、一緒に考えていただけたら、ご意見をいただけたら、嬉しいです。


エンターテインメントは、誰が育て守るもの?

私は、父と弟をきっかけに2015年から横浜F・マリノスを好きになり、スタジアムに通い始めました。
また、2016年から音楽シーンを中心に表現活動を始め、作詞作曲、エッセイや小説の執筆などをしています。

マリノスを好きになって9年目、表現活動を始めて8年目、今年25歳になる私は
エンターテインメントとは、
生み出す人(応援される人)と、
魅了される人(応援する人)によって、
育ち繋がり守られているもの
だと、未熟ながら考えています。

マリノスの場合、
クラブ側と、サポーターによって、サッカーや応援文化が育ち繋がり守られていると考えています。

・懸命なプレー
・スタジアムの演出
・丁寧且つスピーディーな発信
・ホームでもアウェイでも圧倒的な応援
・受け継がれるチャント
・新たに生まれるチャント
・横断幕やコレオ
書ききれないほどの要素で、成り立っていると感じます。

クラブ創設30周年記念ドキュメンタリー『Beyond Together』を観た時には、改めて、選手の皆さん、スタッフの皆さん、クラブと横浜マリノス株式会社の底知れないエネルギーを感じました。
 
コールリーダーの方をはじめコアサポーターの皆さんには、毎試合リードしていただいていて、感謝してもしきれないです。
太鼓隊の皆さんの真横で観戦した2021年シーズン第31節アウェイ湘南ベルマーレ戦では、試合前に「太鼓が近くて、うるさいかもしれません。でも、頑張りましょう!」と、優しく声をかけていただいたことを今も覚えています。

私、藍谷凪の表現活動(音楽・小説・エッセイ・YouTubeなど)の場合、
私と、音楽を受け取ってくださる皆さんによって、活動が持続可能になっていると常々考えています。

私が制作や企画や発信に取り組むことで、表現は生まれますが、皆さんが受け取ってくださることで、はじめて成り立つと感じます。

ここでは分かりやすく二元論(生み出す人/魅了される人、応援される人/応援する人)で書きましたが、実際には二元論には収まらないと思っています。

例えば、
最近、サッカーの4級審判の資格を取った事で、今更ながらJFA(日本サッカー協会)の理念などを知り、クラブやサポーターだけでなく、JFAもサッカー・スポーツ文化を育て守っているのだと知りました。

また、音楽シーンでは、ライブ会場のスタッフさんや、サービスを運営開発してくださる皆さんにも、私の活動は守られています。

このような形で、様々な人によってエンターテインメントは育ち繋がり守られていると考えています。

受け取る人々の変化

昨今はコンテンツの消費スピードがどんどん速まっています。

・イントロが長い曲は聴き飛ばす
・2時間の映画は長くて観ていられない
・好きなコンテンツを探すより、自動で流れてくるショート動画を見ている方が楽

このように思っている人が増え続けていると、肌で感じていますし、卒業した音楽大学の授業でも、上記のことを踏まえて作品作りをするように指導されていました。

そんな中で、
・スタジアムに通い、約90分の試合に集中し、試合中も試合前後も全力で応援し、帰路につき感じた事をSNSに書く人
・音源を聴きながらライブハウスに向かい、ライブをたっぷり楽しみ、感想を音楽家に伝える人
は、実は、少数派なのです。

この少数派は、めちゃめちゃアツい人たちで、
最高の感性を持った人たちだと、私は思っています。

加えて、少子高齢化も、経済のマイナス成長も、進んでいます。
このままだと、時代と人の変化と共に、エンターテインメントは先細りになってしまうのではないでしょうか。

楽しみ続ける為には?

このような時代と人の変化の中で、時々、自分のエンターテインメントの楽しみ方を他者に強要するような声をSNSで見かけます。

これは、エンターテインメントの先細りに拍車をかけてしまうと、表現の作り手としても、観客としても、危機感を覚えています。

エンターテインメントを先細りにさせないためには、
自身が大好きなエンターテインメントを楽しみ続けるには、
他者のエンターテインメントの楽しみ方を尊重する
必要があるのではないでしょうか。

境目をなくしたい

私が大好きなエンターテインメントの魅力が伝わるような、エンターテインメントと新しく出会えるようなコンテンツを作りたいと思い、
YouTubeチャンネル【藍谷凪の色々】を開設しました。

いつものサッカー観戦をVlogにしたり、

自主企画ライブの密着動画を撮ったり、

モノクロ画家あけたらしろめさんと対談させていただいたり、

私にできることを最大限に込めながら、大切に大切にコンテンツを作っています。

マリノスのコンテンツについては、様々なご意見をいただいています。
私にとってゴール裏は応援をするための場所なので、カメラを入れるかどうか、とても悩みました。
それでも、少しでもゴール裏の楽しさをお伝えできればと思い、企画書を作成し、関係者スタッフと相談し、Jリーグのガイドラインを守った上で撮影を行いました。
ゴール裏での撮影時には、横や後ろの客席の方にご挨拶をさせていただいています。

今年10月9日開催 #みなトリ祭 のRP大使を、より良い形で務められたらと思ったことも、観戦Vlog制作のきっかけです。

エンターテインメントを、一緒に

エンターテインメントを、皆さんと一緒に、育て繋ぎ守って行きたいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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