見出し画像

ベストディスク2018<洋楽編>

前回の邦楽に引き続き、今回は洋楽の2018年ベストディスク10枚になります。

今回の選出単位はアルバムだけでなく、EPやミニアルバム、Mixtapeも含めたので、念のためベストアルバムではなくベストディスクにしています。
また、邦楽編と同様に10枚の中での順位はつけずに素晴らしかった作品をあいうえお順で10枚並べる形式です。ちなみに、各作品には1行程度のコメントと(解禁されていれば)apple musicとspotifyのリンクをつけていますので気になった作品があれば聞いてみてください。

ということで前置きが長くなりましたが、2018年のマイベスト<洋楽編>です。

1. Anderson.Paak「OXNARD」

生まれ故郷の町の名を冠した作品は、Anderson.Paakらしい楽しさに溢れた作品。Kendrick Lamarを客演に迎えた「Tints」は、まるでドラムとラップが掛け合いを行っているかのうような構成がgoodです。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/oxnard/1439982774
spotify: https://open.spotify.com/album/3rqqwtJE89WoWvMyPTvbZc?si=jnZRkqNoSJ6O6XYPfPvFIw

2. Years & Years「Palo Santo」

前作以上に浮遊感あるシンセのメロディーラインがダンス性を高めている作品今作ではVo.オリーがゲイであるゆえに直面したストレートな相手との衝突という難しいテーマが含まれたりもしてるのだけど、それをここまでポップな音像に仕上げられるのはさすがです。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/palo-santo/1442633459
spotify: https://open.spotify.com/album/2CccDD18ZzCqRXkiMrhfoW?si=_puGFZl4TGOuegZ_azhFhQ

3. 88Rising「HEAD IN THE CLOUDS」

2018年のアジア、いや海外の音楽シーンを語る上で外せない88risingのコンピ盤。通して聞くとアジアの最先端な音楽がどれほど洗練されていているかがわかります。今年の夏は「Midsummer Madness」めちゃくちゃ聞いてました。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/head-in-the-clouds/1411103958
spotify: https://open.spotify.com/album/6YFBWwUDdot8IjBZSYOacB?si=7S33BHrMQxualB7akMRmYw

4. THE 1975「A Brief Inquiry Into Online Relationships」

THE 1975らしさにさらなるエモーショナルさを加え、楽曲と楽曲の間のインタールードにまでこだわりぬいた最新作。比較的同じメロディのループが目立つ楽曲が多い印象あるけど、飽きが全くこないのはアルバム全体が緻密に作り込まれているからかも。今作を作成するにあたり薬物依存を克服して臨んだという気合いが見事に作品の完成度に現れているし、なんならもうすでに次作制作に取り掛かっているというモチベーションの高さに、2019年も彼らが持っていくんじゃないかという期待をせずにはいられません。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/a-brief-inquiry-into-online-relationships/1435546528
spotify: https://open.spotify.com/album/6PWXKiakqhI17mTYM4y6oY?si=hhs6Ux0iQBKl_sCB1xjshA

5. Stella Donelly「Thrush Metal」

まずこのキュートなジャケットに衝撃を受けてジャケ聞き。いざ聞いてみると、ジャケットのイメージとは少し違う、ギターのアルペジオにどこが切なげなボーカルがのった楽曲がメインの作品。シンプルな構成なのに力強いって女性SSW、最近日本ではあまり出会えてなかったので、静かな音楽を聞きたい人にオススメです。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/thrush-metal-ep/1405483128
spotify: https://open.spotify.com/album/3cNfpFYkoy94IA1zpNqiMD?si=8SFA6_XGTJSIMGZELUHkvQ

6. Superorganism「Superorganism」

日本人の女の子・オロノが率いる超突然変異バンド。様々な音をコラージュアートのように切って貼って作る楽曲は新鮮。繰り返される増幅音に乗せてSNS時代の承認欲求を歌う「Everybody Wants To Be Famous」はTikTokが異様な盛り上がりを見せた2018年を象徴するような楽曲なのではないかと思っています。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/superorganism/1321234177
spotify: https://open.spotify.com/album/15TFB6uLZlb3gnCysRrLix?si=c1O7VkFTSb2C-DJa3NqBPg

7. CHVRCHES「Love Is Dead」

spotifyが集計したマイベストの中で最も聞いていた作品だったのが今作。サポートにドラムを入れ、これまで以上にリズムに力点が置かれたことでダンスミュージックとしての身体性が高まっているように感じます
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/love-is-dead/1348616259
spotify: https://open.spotify.com/album/1wcVefwyB1FnGhLxvxIjtw?si=66QRoivfQk2GSlSEP8nrWA

8. Tom Misch「Geography」

元々評判だったのは知っていたけど聞くタイミングを逃していたTom Misch。いざSUMMERSONICで見てみたら、その素晴らしさに後追いでこの作品を聞きまくることになりました。(実は本人が大好きな)ブラックミュージックをベースにしているアコースティックな楽曲はとても心地が良く、無限ピーマンのように食べ続けられる(聞き続けられる)のです。ぜひまた来日してほしいなぁ。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/geography/1352181137
spotify: https://open.spotify.com/album/2g49Kw03cpc5HQygEw450P?si=WoCZNTmjRyyc1mCGmJ2jiw

9. boygenius「Boygenius」

日本が音楽シーンに一つの波を起こしているのがガールズバンドだとしたら、海外は女性SSWなわけですが、Julien Baker、Lucy Dacus、Phoebe Bridgersというカリスマルーキー3人が組んだというだけでワクワクするバンド。元々音楽性が似ていることもあって息はぴったり。「Me & My Dog」で静かなギターストロークから始まり、中盤で3人が声を合わせて盛り上がる部分には何度聞いても鳥肌が立ちます。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/boygenius-ep/1438946531
spotify: https://open.spotify.com/album/5BRORKnC2HD5xhgUyR31SH?si=Aw3C-DKmQYG6dH8JXM8gew

10.HONNE「Love Me / Love Me Not」

アルバム一枚をとおして、昼と夜を表現した作品。昼をイメージした明るい楽曲から始まり、だんだんと夜更けに向かってメロウさを増していく構成はぜひシャッフルなしでとおして聞いてほしいです。「Day1」、今年の後半はDJイベントでかなり耳にする機会も多く、年末に触れることが多い作品でした。
apple music: https://itunes.apple.com/jp/album/love-me-love-me-not/1426036150
spotify: https://open.spotify.com/album/0fwZXPXf41aF6H0CN3UtXV?si=Gbyk8efIQ_-9j-_oI96Pew


基本的に全文無料で公開していますが面白かったと思って頂きましたらお願いします。書籍や音源購入、子供や猫たちのグッズ購入に使用させて頂きます。