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#154 オーバー ブッキング? @zoom会議

新型コロナ感染症の影響はほとんどの場合,嬉しくないことばかりです.ほんのわずかですが,オンラインに移行して嬉しいこともあります.

参加費「無料」

 学会などの講演会・研究会がリモート開催になりました.今まで,首都圏以外に住む私たちにとっては「参加費無料」でも,往復の旅費を考えると「実質参加費2万円+宿泊費」でした.オンライン開催になると,「本当に無料」になり嬉しいです.但し,対面でない分,迫力(?)が今一つなのと,自由に質問することができません.みんなの前ではないところで,コソコソ(?)と初歩的なことや,人前では話せないようなノウハウを含む質問などが難しくなりました.

事前申し込みしても「定員オーバー」?

 ある日,事前参加申をした無料講演会で,講演開始時間になりウェブから接続しようとすると,「定員オーバー」のため接続できませんでした.どうやら,今までにない参加申し込み数があったようです.申込ウェブページを再度クリックしてみたら,開催前の日付で「申し込み多数のため受付は終了しました.」と既に事前アナウンスがされていました.

「無料」サービス

 無料で開催している講演会に,そこまで期待してはいけないのかもしれません.但し,期待していた発表があったので寂しく思っていたら,開催者からメールが届きました.「こちらのリンクから再度接続ください.」新しいリンクをクリックすると無事接続ができました.どうも100名以下の参加者を想定していたようで,最初のリンクはその制限を超えたようです.

 でも??? 二回目のメールのリンクで100名以上が無事参加できたのなら,最初からそちらにすればよかったのでは??? 私の想像ですが,新型コロナ感染症が起きるまでは,東京での口頭発表ではある程度割合での事前連絡なしのキャンセル ”ドタキャン” があったんだと想像します.今年初めてオンライン開催してみたら,私のような”熱心”な「潜在的地方参加者」が無料講演会に想定外に多く申し込んだのだろうと推察します.

「想定」参加人数

 事前に予約サイトで「応募者多数のため」と申し込みを締め切っていたので,申し込み総数は把握していたはずです.キャンセル率が主催側の予測とは異なったのでしょう.

 これは,飛行機の座席予約に似ています.経験的に「実際には来ない人」の予測をして,多めに予約を受けておくやり方です.「地方参加者」のオンライン申込,今回が初めてだったので今までのやり方の「過去の経験値」とは違ったと思われます.

 あるいは,もしかすると,オンライン開催のウェブアドレスとパスワードを,参加者が知り合い?に伝えて複数人で当日参加したのかもしれません.他人に伝えてはいけない,あるいは,申込者のみ視聴可能,とは書いていなかったのでこれもあり得ます.

オンデマンド

 今回聴講した講演会,質問は数件しかなかったので,録画データを期間限定で配信するVideo On Demandにすればよかったのでは? 主催者側もおそらく気づいていると思います.(でもやはり、無料開催でそこまでのサービスを求めるのも,酷な気がします。準備側の準備のご苦労,お察しします。)

 「新しい生活様式」に慣れつつある今,世の中のいたるところで,少しずつ皆がそれぞれ経験値を積み重ねつつある”過渡状態”だろうなと感じています.そんな気持ちになる「無料リモート講演会」でした.