こんにちは!株式会社ニジボックス UX・ディレクション室 室長の吉川です。
第5回の「AI-UX UNITE」はAIを使って、ペルソナとカスタマージャーニーマップを自動作成することを試してみました!
ChatGPTにユーザーペルソナを聞いてみることはすぐに思いつく方法かと思いますが、今回はまずPerplexityという調査に適したAIを使い、どこまで精度を高められるか?を試しているので、是非その一部始終をご覧ください!
「UXフローにAIを活用したい」と考えている方に少しでも参考になればと思います。
1.まずは商品のメリット・デメリットを点数で出す
今回、「既存商品のLPを作る」ようなシーンを想定し、ペルソナのカスタマージャーニーマップを作成します。
まずはペルソナ・カスタマージャーニーマップを作りたい商品のメリット・デメリットを調べます。
今回まずは調査に適した「Perplexity」を用いて調べました。
複数の口コミやまとめサイトからその商品のメリット・デメリットがわかりやすいよう「影響度」という観点で点数をつけてもらいました。
これで、まずは商品のメリット・デメリットがわかりました!
この際のポイントはやはり「影響度」を加味することかと思います。それにより商品の特性が、より明確になると思います。
2.ユーザーペルソナを作成する。
次はChatGPTでユーザーペルソナを洗い出します。
プロンプトは以下の通り
その結果、以下のようなユーザーペルソナが作成されました。
これにより、商品のメリット・デメリットを反映したユーザーペルソナが導き出されました!
この際のポイントはきちんと理由を記載してもらうこと。どんなファクトをベースにそのペルソナになったのかがわかり、納得度の高いペルソナとなります。
3.カスタマージャーニーマップの作成
最後にカスタマージャーニーマップの作成です。
以下のような結果が作成されました。
これで、かなり商品の特性を捉えた、ペルソナとカスタマージャーニーマップができました!
5.最後に
今回の実験はUXフローの効率化のほんの一部だと思います。
AIは、それ単独でなにかするより「組み合わせる」ことが重要だと最近思っています。
AIで効率化したいフローを書き出したとき、どのAIをどういった形で組み合わせるとより良いのか?
それをするためにAIを使いこなす力を常に磨いていくことが、この先重要になってくることだと私は思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!次回もよろしくお願いします!