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"This is NEWS BRAND"

2023.12.20,21

仕事のスケジューラーに『親しい人の祝いの場のため公休は固定』と、忘れないように書いていた大切な用事。

NEWSの20周年コンサート in東京ドーム
へ参加いたしました。

年越し前に書くつもりが記憶を思い出にしたくなくて、すっかり時間が経ってしまいました。


NEWSの3人だけで立つのは初となる、東京ドーム公演。メンバーもファンも、ずっと夢に見ていたこの空間。ジリジリと悔しさに暮れる日もあったが、ついにこの日がやってきた。


地元の空港はアリーナツアーでは同じファンだと分かるような人は少ししか見つけれないのに、今回はたくさんすれ違う気がして心強くてこの時点でウルウルきたり、
羽田空港からの電車で見た人を会場でも見かけて、これよこれ!5万5千人が集まるってこんなことになるよね!と妙に納得したり。

始まったら終わっちゃうでしょ?でも早く見てしまいたいんだよね〜って着地のないことをずっと言ってしまったり、音漏れが聞こえてくるだけで心の浮つきが止まることはなく。

会場に入って号外とステッカーを貰い、ロビーと客席を繋ぐ黒幕の間から見えた壮大なステージは、とにかく明るくて眩しく涙が出そうだった。

私もNEWSのファンの一人として、ここまでやっと来れたんだ、色んな人の思いを乗せてこの会場まで辿り着けたんだと思うと、いま私が持つ楽しみを全てここにぶつけないと勿体無いと素直にそう思った。もはや演者の心持ちである。

一曲目に『U R not alone』を持ってきて、大切な東京ドーム公演の一声目をファンに託してくれた優しさに心が震え尽くして涙が止まらなくなった。
2017年のNEVERLANDの東京ドーム公演でアカペラで歌った日の記憶が呼び起こされて、あの日と変わらぬ熱量、いや、それ以上の熱量を持ってこの場に存在できることを誇らしく思えた瞬間だった。

20周年ツアーの『NEWS EXPO』でも楽しそうにライブをやるNEWSを浴びていたが、東京ドーム公演はいつも以上に甘々で、とろけるようなひと時で、間違いなく地球の中心にNEWSとファンだけの空間が出来ていた。

チェリッシュでは亮ちゃんの『歌って!』『ありがとう!』を言うシゲの声が聞けて、思わずワッッと声が漏れ、久しぶりの振り付けや掛け声とともに東京ドームで永遠を刻むように丁寧に記憶に焼きつけていた。
これまた久方ぶりに聞いた『SNOW EXPRESS』のイントロも本当に嬉しかった。

本公演で初披露された、20周年を記念したメンバー共作曲の『ROOOTS』は、今までの作品のように過去をなぞらえたものでなく、未来をしっかりと見据えた曲で、初めて聴いたときからライブの演出を見た上で完成すると確信していたので、ド派手で尖りまくっていたステージングに正解を見た気がした。今のNEWSには湿っぽさはいらない。似合わないとハッキリと区切りがついたようだった。

ビデオメッセージも粋な演出を仕込む加藤さんと、「今はまっすーはNEWSのセンターです」とまっすぐ話をする小山さん、「今ここで僕たちが主人公、だね。」と無邪気な増田さんの言葉はいつだって胸をくすぐる。

最後の劇伴は、2023年の彼らの活躍を締めるにふさわしい曲となり、東京ドームの広い空間、大きな輪の中で聞く”この物語の主人公に告ぐ”のフレーズがあまりにも特別で、代えがたいパワーを感じた。

私にとってのNEWSとは何だろう。
ただ恋心を寄せる存在でも、教えを問うだけの存在ではない。
15年以上好きでいて応援して、応援されてを繰り返すグループは他に私の人生には無く、これからも現れないはず。
時間を重ねて培ってきた信頼関係と、愛情を持ってともに歩んできた存在。

言葉にしがたい、その感情をステージで体現してくれた場面があった。

駆け寄って、メンバーの手を掴む姿。
まさしく”終わらない青春”そのものだった。

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