あなたがママのお腹にやってくる前に、あなたの姿形は決まっています。肌や瞳の色、手足の長さ、内臓の強弱、身体的な特徴はすべて、あなたにとってちょうどいいのを知っていますか？

例えば、あなたは自分の髪が多いと思っていますね。この「多い」と思うのは自分より髪が少ない誰かと比べるからです。「わたしの髪はこの量」という事実だけを見るようにしましょうね。例えば、あなたは自分が痩せていると思っていますよね。この「痩せている」と思うのは自分より太っている誰かと比べるからです。「わたしの体はこの大きさ」という事実だけを見るようにしましょうね。例えば、あなたは自分の顔が丸いと思っていますよね。この「丸い」と思うのは自分より四角い誰かと比べるからです。「わたしの顔はこの形」という事実だけを見るようにしましょうね。他の誰とも、比べる必要はないのです。あなたはそのまんまで素晴らしいの。

身長が高いと頭をぶつけることが多いかもしれません。ところが、その身長のおかげで高い場所から物を取りやすく、人の役に立つことができるでしょう。この「おかげで」がポイントです。こうして肯定的に自分を認める癖をつけていくと、「自分を愛する」ことに繋がりますよね。あなたたちが小さい頃から、ママが肯定文でお話をするようにしていたこと、あなたたちは氣づいているのでしょうか。

「走らない」じゃなくて「歩こうね」
「泣かないよ」じゃなくて「笑おうね」
「冷めたら美味しくなくなるよ」じゃなくて「温かいほうが美味しいよ」
「明日起きられなくなるよ」じゃなくて「明日起きられるようにもう寝ましょ」

ママはあなたたちのママになれてから、肯定文の大切さを改めて実感しています。あなたたちが教えてくれました。ありがとう。

肯定文は笑顔になるのよ。笑顔になること、楽しいこと、それは魂が喜ぶことですね。体と魂が合わさって、あなたという人間がいる...とお話したことがありました。運動をしたり、美味しいものを食べたり、愛している誰かと抱き合ったり、音楽を聴いたり、絵を描いたり、体があるから出来ることですね。それを楽しい、美味しい、心地よい、嬉しい、寂しい、辛い、悲しい、と感じるのは魂があるからですね。この両方が合わさって、あなたが出来ているのです。ですから、体と魂の両方の声を聞いて、両方が喜ぶことをすることです。

今の自分に与えられているものを、じっくりと観て、感じてくださいね。一見、辛い、苦しいと思うようなことも意味があります。それこそが、あなたに幸せを氣づかせるための贈り物でもあるのですよ。

幸せはなるものではなく、氣づくことなのです。