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Data aiがまとめた2023年モバイル市場現況について考えてみた!

新年早々事業計画を直したり、業務が増える中効率的に企画や提案ができるようにシステム構築に関して工夫したりバタバタしていました。気づいたら2月に入っていたので本当に2024年も早いなと思っています。

去年に続き年初の時期だと各分野ごとに去年の動向やまとめ白書も多く出る時期です。加えて新年のトレンド予測まで本当についていけない日々です。それで少し後回したのが、モバイル及びデジタル業界で世界最高水準のデータやインサイトを持っているData.ai社の「2023年モバイル現況」白書です。実は弊社とも取引している会社ですがData.ai社は以前App Annie社で社名変更した会社名になります。

少し遅い気もするけれども、目を通してそこから見えてきたことを皆さんのために少しまとめてみました。

日本国内データではなくグローバルレベルでのデータになりますのでご参考ください。それからすべての情報を詳細までオープンするのはよくないと思いますのでもっと細かく内容確認しながらモバイルアプリマーケティング分野のインサイトを得たい方は下記のURLにて白書をDLしてご利用ください。Data.ai社関連ページ

相変わらずモバイルファースト市場は続く

世界平均モバイル機器による消費時間は1日に平均5時間になりまして、SNS,ゲーム、ショッピングなど上位10カテゴリを中心にコロナ過より増えておりました。MZ世代だけではなく、年上の方や長年層にもスマホアプリの利用も増加しているからではないかと思われます。

消費者支出は下がっている

2020年から3年間の支出トレンドを見るとSEA地域を含めて一部を除き2023年のモバイルアプリでの支出は少し減る傾向が見られました。その大きな理由としては利上げと可処分所得が減っているからではないかと思っています。国によって伸びている箇所もありますが、やはり世界的な経済動向がこの数字にも表れているのではないかと思われます。

モバイル広告市場は成長し続ける

白書には2018年からCAGR平均18.5%成長しているとのデータが確認されました。モバイルを中心としたデジタルマーケティング領域での出告量が増えていると思われますが、特にショートフォームを中心に動画プラットフォームでの出稿がふえるのではないかと個人的に予測します。

Z世代を中心に若者はOTT、動画、UGC生成、ケア及びヒーリング関連アプリが好調

エンターテインメントやOTT関連の動画周りのアプリの人気は止まりません。コロナ過以後でもNetflixをはじめTverなどのOTTサービスに関する強いリテンションが確認できました。ライフスタイルを維持する中でこのようなOTTサービスをはじめYouTube、Abema TVのような動画プラットフォームの人気は依然として強いことが確認されました。2024年でもこのような動画コンテンツ主導で数多くにUGCが生成されトレンドや流行りを作り出していくのではないかと思われます。

ショッピングアプリも利用時間増で好調

世界的に20%以上のCAGR(年平均成長率)を記録していてAPAC市場やラテンアメリカ地域での成長が目立ちました。モバイルECの環境改善及び便利かつ多様な決済手段の普及でEC市場を成長を後押ししているのではないかと思います。

価値ある機能や差別化が収益性確保に必須!

TIKTOKなどは収益面でも好調を維持しています。それから収益性のあるアプリの特徴を調べてみるとやはり差別化されたIAPコンテンツ提供やユーザーの満足度向上にあると思われます。Online-Offline両方何が良いサービスでお金を消費する価値があるかどうかに関する目利きや判断が慎重になっています。

旅行関連アプリが急成長

日本でもかなり多くの外国人が訪れていれ現在インバウンド旅行客はコロナ過以前を超えてどんどん増加傾向にあります。世界のレベルで見ても同じ事が起きていて引き続き成長していくと思われます。これに従って英語や韓国語など他国の言語を学びたいとの需要が増えて関連アプリも好調に成長しています。

それでは引き続き有意義なインサイトを提供できるよう色々模索してみます。


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