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サンダー、サイダー、サバイバー。まっとうに生きるって、大変だ。
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2023年7月の記事一覧

この名前を、伏せたところで

少し嫌だな、と思った。 のは、ほんの数日前、古書店で本を注文したとき。 県外の、そうそう…

相地
9か月前
5

八月が嫌いな、ぼくの事

八月が嫌い。 特に、盆が。 ぼくは、帰省しない。 数年前から。 実家にも、地元にも、近寄…

相地
9か月前
15

だから、結局、独白になる

また、やってしまった。と思った。 カフェインを摂りすぎた。 (ぼくの場合、珈琲2杯以上で…

相地
9か月前
13

「不自由」は、時々心地いい

自由。 今のぼくは、自由なんだろうか。 ぼくの人生は、残念ながら、「ときどき」どころじゃ…

相地
9か月前
10

おぞましい夢は見たけれど、

虫歯になった。 夢の中で。 実際のぼくは、虫歯になったことはない。 ので、ほとんどすべて…

相地
9か月前
7

少しずつ、ぼくは違っていく

手から、コーヒーの匂いがする。 淹れる前も後も、手は洗ったし、帰ってからシャワーも浴びた…

相地
9か月前
9

「ぼくは今日、珈琲屋になります。」

で、あってほしい本日。 珈琲屋として、はじめて人前で、珈琲を淹れる。 (店を構えたのではなく、知り合いの店を間借りさせてもらう。) 不安に不安を重ねていき、神経もだいぶすり減ったけれど、かえって今では眠れるようになった。それに、楽しみにもなってきた。 どんな感情で臨めばいいのか、わからない。 お客さんは、ほとんどが知り合い(であってほしい。初回なので。)とはいえ、お客さんであることに変わりはない。 もちろん、なにも知らない人が、ふらっと立ち寄る可能性も、充分ある。

「コンデンスミルクの空き缶に入ったコーヒー」まで、あと

新潮文庫の『ティファニーで朝食を』が売り切れていた。 プレミアムカバーの。 『新潮文庫の…

相地
9か月前
9

現実でも、ゲームの中でも、

ぼくが、珈琲屋として、はじめて珈琲を淹れるまで。 あと2日。 お客さんに提供するおしぼり…

相地
9か月前
7

ぼくは、ぼくにずれ込んで

ずいぶん、くたびれていた。 夕方には。 少し休んだら、体が軽くなった、そんな程度の。 変…

相地
9か月前
9

目を覚ましたとて、夢うつつ

昨日は、こんこんと眠っていた。 こんこんと、こんこんと。 一昨日の夜、ずいぶん遅くまで、…

相地
9か月前
8

夢か現か、あいまいな(今朝は、ホットミルク)

とても寒かった。 もしくは、あたたかかった。 それすらあいまいな、夢を見た。 もう、覚え…

相地
9か月前
7

今年も、すいかは食べないような

切ったきゅうりは、すいかの匂いがした。 きゅうりを切るのは、まったく珍しくないけど。 細…

相地
9か月前
3

ぼくを巡る、もしくは巡らない時間

フィッツジェラルドの『夜はやさし』は、やさしい話ではまったくない。 のを、本当に唐突に思い出した。 あの本を読んだのは、高校生だったか大学生だったか、とにかくそれくらい前だった。 図書室(もしくは、図書館)で借りたのは、覚えている。 手元に置いた覚えはないから。 名作ではあるのだ。やさしくないだけで。 やさしい、と、おもしろい、はまったく別物であることを、当時感じ入ったような。感じ入るような事実ではないけれど。 そんなことを、たぶん1ヵ月は来ていなかった喫茶で思っ