6/24
5:03起床。
天気は曇り。
空気は冷たくて、どこかよそよそしい。
いとしい。
いたしい。
くるしい。
眠くない。
びっくりするほど、眠くない。
早寝早起き?
ノット。
遅寝早起き。
就寝したのは、
たぶん、23時くらいだ。
あと、
2時半にも、目が覚めた。
たぶん、だけど。
おそらく、だけど。
だけど、
覚えていることがある。
パートナー。
2日前から、
パートナーがうちにいる。
昨日、
僕らは、はしゃぎにはしゃいだ。
2人でローストビーフ丼をいただき、
本屋を2軒はしごし、
ちびっこが走りまわっている公園で、
バドミントンに興じたりしていた。
いやあ、
楽しかった、楽しかった。
だから、だろうな。
体がくたくたになったから、
しっかり眠れたんじゃないかと。
しかし、ですね。
ちょいと、
3時間ほど遡ってみると、
そこには、
目を開けている僕がいるんですよ。
なんだ?
いわゆる、中途覚醒か?
ノット。
僕は、
自分から起きたわけじゃない。
何かによって起こされたのだ。
その『何か』っていうのは、
いったい、なんなんだい?
それはね、
パートナーだよ。
うーうー、うーうー。
パートナーが、うなされていた。
なんだか、
ここ最近、
よく、うなされているな……。
これはいけない。
よしよし。
大丈夫だよ。
怖いことなんて、なにも無いよ。
もしも、怖いことが起こっても、
そんなの、
僕がやっつけてあげる……。
パートナーにふれた、
いや、ふれようとした、
まさに、そのとき。
ぴたり。
突然、それは止んだ。
……あれ。
あれ?
まだ、なにもしてないよ。
そんなことはお構いなく、
パートナーは、
すやすや眠っている。
まるで、
さっきのことは冗談だよって、
そう、いっているみたいに。
……まあ、
あなたが、それでいいなら。
僕もまた、眠ることにした。
……それにしても。
僕は、考える。
パートナーは、よくうなされている。
うーうーうなっているときもあれば、
歯ぎしりまで、しているときもある。
なんとかしてあげたいけど、
起こすわけにもいかないし、
だから、
なにもできないこともある。
「うなされてたよ」
「そうなの?」
起きてさえしまえば、
パートナーは、けろっとしている。
まあ、眠っているときのことだし、
なにごとも無ければ、それで……。
……でも、
でもなあ。
眠っているとはいえ、
うんうん苦しんでいるパートナーに、
なにもできないっていうのは、
なかなか歯がゆいものがある。
夢でも、
現でも、
パートナーがどこにいても、
苦しんでいるなら、
泣いてしまいそうなら、
すぐに、助けてやりたいよ。
でも、
実際の僕は、
祈ることしかできないよ。
でも、
それで、ちょうどいいんかな。
……あー、わかんない。
それはさておき、
パートナーが起きてきた。
「おはよう」
今の僕にできるのは、これくらいだ。
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