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10/21。パセリのサンドイッチにうってつけの日……なんて、あるの?

6:12起床。

天気は晴れ。


わからないことだらけだ。僕も、君も。

I should like a parsley sandwich.
(パセリのサンドイッチが食べたいな。)

To the best of my knowledge they are not in season.
(僕の知るかぎり いまはその季節じゃないね。)

――エドワード・ゴーリー(翻訳:柴田元幸)『蒼い時』より

じゃあ、「その季節」っていうのは、何なのさ。いつになったら、僕はパセリのサンドイッチを口にすることが出来るんだ?


……いや、パセリが好物ってわけじゃないよ。むしろ、オムライスなんかに添えてあったら、残してしまう方だ。でも、パセリのサンドイッチくらい、未知なものなんて無いじゃないか。


パンは、やっぱりサンドイッチ用のものを使うのかい? それとも、焼き立てのベーグルに挟むのかい? 塗るのは、バター? それとも、マーガリン? 


……そんなのどっちでもいいじゃないか、だって? いやいや、これは大問題だよ。何せ、パセリのサンドイッチだからね。パセリの産地から使用するバターナイフまで、首尾一貫していないといけないんだよ。そうじゃないと、パセリのサンドイッチは、そのアイデンティティを失ってしまうんだから……。


「あのさ、」
「んー?」
「パセリ、好き?」
「うん、好き」
「あ、そうなの?」
「まあ、好きか嫌いかでいったらね」
パートナーから予想外の反応が来たので、僕は瀕死です。


ううん。そういわれてみると、ついつい除け者にしちゃうとはいえ、僕だって嫌いってわけじゃないかな。(まあ、好きでもないんだけどさ。)たぶん、嫌いっていえるほど、口にしたことが無いからだと思うけど。んん……。これは、ゆゆしき問題ですね。


……ええと。本当は、パセリのサンドイッチよりも話しておきたいことがあったんですよね。昨日は、僕とパートナー、両家の顔合わせの日だったから。でも、今日はなんだか上手く書けそうになかったから。……ほら、頭の中がパセリに支配されちゃって。はは。


……報告は、明日しますね。




蒼い時/エドワード・ゴーリー(翻訳:柴田元幸)(2001年)
バナナフィッシュにうってつけの日(「ナイン・ストーリーズ」収録)/J.D.サリンジャー(翻訳:野崎孝)(1974年)

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