5:38起床。

天気は晴れ。
花に嵐の、例えなんて。

僕など／僕なんか／僕なんて。そんなことは、もういいたくないよ。

普通……でいればいいのよ。普通……にしたらいいじゃない。普通……それがわからないから、どうしたらいいのかも、僕はわからないままなんだよ。いい加減にしてくれよ、もう……。

何かをいいたくって、たまらない。でも、その何かっていうのは、自分でもわからない。わからないから、こうやって日記を書いているのかもしれない。書いている内に、何かが見つかるかもしれないから。上手くいかない日もあるけどね。それでも、どうかお付き合いいただければ、うれしい。

今日から、１０月。昨日まで、９月。季節は、変わらず。僕も、変わらず。あと、天気も。何もかも、変わらない。もしかしたら、変わっているものもあるかもしれないけど、僕はそれに気付いていない。気が付きたくないのかもしれない。僕は、変化っていうのが怖いから。

僕は？　僕も、変わりつつあるの？　それは、悪い方向に？　それとも、良い方向に？　答えてくれる人は、いないね。あなたは？　あなたも、変わりつつあるの？　もしそうだとしたら、それって、うれしい？　それとも、悲しい？　ねえ……。

なんだか、頭の中がからっぽだ。これは、よくない。実に、よくない。だって、からっぽのままじゃ、仕事はできないから。僕は、仕事をしなくちゃいけないから。だから……。でも本当は、からっぽのままでいたい。からっぽだったら、何も考えなくていいから。何も考えたくないんだ、何も……。例えば、将来。例えば、自分。考えないといけないことを、僕は先延ばしにしようとしている。それって、あんまり良いとはいえないね。そんなことは、わかっている。わかっているけど……。やれやれ。今日の僕は、だめだめだね。

何か、考えよう。例えば、楽しいこと。例えば、面白いこと。例えば……朝食のこと。そうだ。ミネストローネを作ろうと思って、昨日ホールトマトの缶詰を買っていたんだった。じゃあ、そのことについて考えよう。じゃがいもと玉ねぎをみじん切りにして、あとベーコンも切って、それからバターで炒めて……うん、おいしそうじゃないか。温かいものを食べれば、少しはましになるかな。

うん。今日も、頑張ってみよう。