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5:03起床。

天気は雨。
冷たい空気が、じりじりと僕を蝕む。

ことばにならないもの。
ことばになりえるもの。
ことばに、ならなくていいもの。

僕は時々、苛まれる。
良心の呵責とか、そういうやつに。
別に、何もしでかしてないんだけど。

まるで、
生きていることが罪であるように。
いっそのこと、死んでしまえばいいのに。
そう、急き立てられているかのように。

どうしてだろう。
あれか、働いてないからか。
でも、
こうやって苛まれることは、
働いているときもあった。
だから、
それとはまた、別の問題……。

ああ、わからん。
このままだと、
太宰治よろしく、
恥の多い生涯を送って来ました……
とか、なんとか手記をしたためて、
ひえっひえの池に身投げしかねない。

もしくは、
ただ腹が減っているだけかもしれん。
腹を空かせている、睡眠が足りない……。
生理的欲求が満たされていないときは、
人間は絶望に陥りやすい、らしい。

……駄菓子菓子。
僕は、絶望はしていないのだ。
『絶望』は、1人でもできる。
しかし、
『苛まれる』とは受け身形であり、
僕以外の第三者がいてこそ、成立するものだ。

では、その第三者とは?

……ううむ。
これで、問題がはっきりしてきた。
僕は、時々苛まれる。(受動態)
〇〇が、僕を苛む。(能動態)
僕には、
その〇〇の正体がわからない。

敵か?
味方か?
友か?
他人か?

……うーん。
ちょっと、どうでもよくなってきた。
理由その1.
眠い。
理由その2.
そもそも、〇〇がいるのかわからない。
以上。

……いやいや、待たれい。
いきなり、問題を放り出す気かね。
いえいえ、そういうわけではなくてですね。
僕はただ、いち早く朝食にありつきたいだけですよ。

それにね。
〇〇っていうのは、
存外、悪い奴でもない気がするんだよ。
〇〇は、僕を苛んでいる。
でもね、
それはもしかしたら、
僕に、見つめろっていっているのかもしれない。

「見つめろ」?
見つめろって……何を?

さあ、
僕にもわからんよ。
それは、
ことばにできるものかもしれんし、
ことばにできないものかもしれん。
だから、
下手にことばにしなくていいのかもしれん。
僕はただ、見つめればいいのだ。
〇〇を。
僕を苛む、それを。

きっとそれは、
これからも、僕に付いて回るものだ。
僕が生きている限り、ずっと。
だったら、仲良くしようじゃないか。

さっそく、
いっしょに、朝食でもいかが?
パンとごはん、どっちがいい?

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