4:58起床。

天気は晴れ。
風はそこそこあるけれど、風邪はこんこんとか無い。僕は元気です。

祈れ呪うな。
呪ってばかりいた僕でも、祈ることは許されるだろうか。

８月１５日。終戦記念日。終戦祈念日。TwitterのTLには、祈りを捧げることばがちらほらとあった。ああ、そうか。今日は、そういう日だったな……。翌日（今日）の入社試験のことばかり考えていた僕でも、何かしようという気になった。「いまどうしてる？」僕、僕は、祈りを捧げようと……本当か？　ただの便乗じゃないのか？　お前は、今の今まで今日がどんな日なのか忘れていたんだろう？　そんな奴の祈りは、祈りとはいえない。お前はただ、自己顕示欲を満たしたいだけだ……。という葛藤が頭をよぎったのはたったの１秒だったので、すぐに自分以外の血で汚れたことのない指でPCをかたかたとさせたのだった。

僕は、役に立つ人間ではない。少なくとも、社会にとっては。だって、ニートなんだもの。（今日の入社試験でどうにかなれば脱却出来るんだけど。）自分のことさえまともに出来ない人間に、何が出来るんだろう。僕に出来ることは何だろう。……祈る。祈りを、捧げること。そこには、本心も偽心も無い。ただ、祈っている僕がいるだけだ。過去に亡くなった人へ。現在亡くなった人へ。この先、亡くなっていく人へ。８月１５日。終戦記念日。けれど、それはあくまで日本が戦争に負けたことが玉音放送で公表された日だ。けれど実際は、戦争も、戦争と名前が付いていない諍いも、未だに地球上にある。

日本でも、「韓国が――」「北朝鮮が――」と近隣の国に敵意を剥きだしにしている人がいる。違うよ、そうじゃないよと僕は思う。国で見ちゃだめなんだ。人を見なくちゃだめなんだ。国の上層部だけを見て、その国にいる人を決めつけちゃいけないんだ。だって、何千万といる人達が、全員同じことを考えているわけないだろう？　上がああだこうだいっているせいで、下の人達が苦しんでいることは、充分あり得るだろう？　僕だって、韓国だの北朝鮮だのの政府の意向に首を傾げることはあるよ。でも、それはあくまで政府に対してだ。そこに住んでいる人達全員に対してじゃないんだ。だから、誰に対しても石を投げるのは止めようよ。ねえ……。

ああ。僕は祈る。色々なことに無知だけれど、それでも祈る。戦争が許される理由なんて、存在しないことを。この先、いやたった今も、救われる「はずだった」命が、ちゃんと救われていることを。僕は祈る。大好きな人が、戦争なんかで命を奪われたりしないように。僕は、僕の平和を祈っている。


註：「祈れ呪うな」はキリンジの楽曲。