見出し画像

北海道・道東の旅2021 5日目

朝起きると標津の空は暑い雲に覆われていた。

昨晩、夕食を食べっぱなしで寝てしまったので、朝から食器洗いをしながら朝食を食べて出発。

明るくなってみるキャンプ場は新しい施設のようでどこもかしこもとてもきれい。
すぐそばに砂浜が広がる海や芝生広場もあり、2,3泊してここでゆっくり釣りでもしながら過ごすキャンパーも多いようだ。

標津町を後にし、釧路湿原へ。
広い釧路湿原。カヌーで湿原を巡りたかったが、コロナで営業を中止していたり、営業していても予約でいっぱい。
湿原を歩く体験だけでもと”温根内ビジターセンター”へ向かう。

温根内ビジネスセンターでは釧路湿原の生息する動植物の展示が見られる。またここを起点に整備されたバリアフリー木道を通り、実際の湿原を歩いて体験することができた。

30分ほど歩いただろうか、木などは成木しない不毛な土地と言われるだけあって、湿原内は背の低い草原が広がり、その姿はまるでアフリカの大地のようでもあった。

ただ、この釧路湿原。現在はラムサール条約によって保護されているが、第2次世界大戦後の食糧難の時代、この不毛な地を農地に転用しようと釧路川を直線化したことで、湿原の生態系が破壊されたとも言われている。

現在は、直線化した釧路川を再び蛇行化させてその蛇行した釧路川をカヌーで巡るのがこの地の観光の目玉となっている。

その蛇行する釧路川を見ようと”釧路市湿原展望台”へ。
まるでエジプトの要塞のような立派なレンガ造りの展望台は、釧路が輩出した著名建築家”毛綱毅曠氏によるものだそうだ。

1階のレストランで昼食を食べ、3階の展望台に上るも、湿原はどこまでも広がっているが釧路川が良く見えない。

夕暮れが迫っていたが、そこから移動し”細岡展望台”へ。
駐車場から少し歩くと簡素な展望台と呼ばれる開けたエリアに到着する。そこから広い湿原に蛇行する釧路川を見下ろすことができた。

ちょうど夕暮れ時と重なって熱く覆われた雲の合間に夕日が差し込み、絵画のような美しい景色が見れたのもラッキーだった。

そこから今夜の宿泊地”達古武オートキャンプ場”へ。

細岡展望台で急遽立ち寄ってしまったため、到着時間が少し遅れ、この日も夕ご飯の支度を開始したのは真っ暗。

ただ、大きな新しい炊事場の隣に車を駐車することができたため、24時間点灯している明るい炊事場で野菜を切ったり、コンロを置いて肉を焼き、そこに椅子を置いて、とても快適に夕ご飯を食べることができた。

寒かったため、焚火もしながら夕食後のデザートにトウモロコシを食べたり、ポテトチップスを食べたりとても快適に過ごすことができた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?