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バイナリーオプションで勝つためには必ずボラティリティが必要

こんにちは、FX-EAラボのYUKIです。

バイナリーオプション取引の際に意外と重要視されていないのがボラティリティです。

ボラティリティは相場がどれくらい動いているかを示した言葉で、ATR(アベレージトゥルーレンジ)などのオシレーターを使うと相場のボラティリティがどれくらいなのかを測ることができます。

バックテストをしたことがある人でしたらご存知かと思いますが、深夜時間帯とか、日本市場が始まる9時前の勝率って低いですよね?あれはボラティリティが低いからなんですよね。


ボラティリティが無いとなぜ負ける?

お使いのバイナリーオプションの業者によっても変わりますが、ハイローオーストラリアでは「引き分け」は「負け判定」とされます。

これを踏まえて下記のローソク足で極端な例でご説明しますと、まずボラティリティがない状態として、値動きが上に0.1pips、下に0.1pips、中央が0とします。

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これはボラが上下に0.1pipsしかない状態で、バイナリーオプションでゲームの判定をする場合、3箇所しか勝敗を判定するポイントがないということです。

そしてこのボラティリティの時にエントリーすると、勝てるのは+0.1pipsのポイントのみ、残りの±0と-0.1pipsと箇所は負け判定となってしまいます。

つまり勝率は1/3=約33.4%しかありません。(エントリーした時点で価格にモメンタムがあるからそこに1/3を持ってくるのはどうなの?て話は今回の主旨から外れるのでスルーで)

次に、ボラティリティを上下にもう0.1pipsずつ増やしてみましょう。

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そうしますと、勝敗の判定ポイントは全部で5箇所に増えました。そしてその中で+0.1pipsと+0.2pipsの箇所で勝ち判定を得ることになります。

つまり勝率は2/5=40%まで勝率が上がりましたね!

これが上下に0.3pipsなら3/7で勝率42.8%、上下に0.4pipsなら4/9で勝率は44.4%まで上がるんです。

つまりボラティリティが低いと0.1pipsあたりの重要度が増してしまい、引き分けが負け判定となるゲームでは、勝率にかなり影響を与えてしまうということなんです。


実際にバックテストを取ってみる

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こちらはTesterという、矢印を交互に出すだけのテスト用インジケータを1分足で1ヶ月期間バックテストでだしたものです。勝率は48.68%とでていますね。

ここに、ATRのフィルター(ボラティリティが無い時はエントリーしない)を被せて、ボラティリティがない期間にエントリーしないようにしてバックテストをだしますと・・

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勝率49.76%と少しだけ勝率が改善しましたね。ATRフィルターで総エントリー数が減ったので最大ドローダウンなどの数値が減るのは当然のところなので今回はスルーします。

他にも色々なサインツールでバックテストをしましたが、優位性のあるロジックほどATRフィルターの効果は高いようで、最大4%程度勝率が上がったツールもありました(もちろん期間にもよります)

そしてトレーダーさんにとって嬉しいお知らせなのですが、30通りほどATRフィルターを使ってバックテストを出してみたのですが、勝率が下がったテスト結果は一度もありません。

ATRフィルターをかけると全てのサインツールで勝率があがりました。


ATRフィルターが使えるバイナリー自動売買システム

FX-EAラボでご紹介しているバイナリーオプション自動売買システムハイローオートには、お客様がお好みでATRフィルターの数値を設定して、低いボラティリティの時はエントリーをしないように設定が可能です。

同じような機能で、時間帯別で自動売買を停止する機能は大抵の自動売買システムに装備されていると思うのですが、ATRフィルターの使い方によっては、普段なら停止している深夜帯も、ボラティリティのある時だけは稼働するような使い方もできるようになります。

是非一度試してみて下さいね。

FX-EAラボ

自動売買システムハイローオート



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