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しいたけ.note。(読んだもの)

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#コラム

集団の中で、ひとりで冷静になってしまう

集団の中で、ひとりで冷静になってしまう

今回の相談者の方はズバリ、集団行動が苦手だそうです。その苦手の内容についても説明して下さっているのですが、自分だけでなく他人どうしが「集団の中でみんなと仲良くする」、「相手に好いてもらおうとする」ことが嫌みたいです。こういう指南って、よく、コミュニケーション術などで言われるやつですよね。

それで、この相談者の周りにいる人についても、「誰かが、誰かに好いてもらおうと行動している」のが自然と分かって

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仕事が楽になると不安になってしまう

仕事が楽になると不安になってしまう

今回の相談者の方は、仕事のことで悩んでいるそうです。この方は13年間同じ職場で働いていたそうのですが、課長と反りが合わず、去年の4月に今の部署に異動させてもらったとのこと。そこからは、課長からの精神的苦痛もなく、平和に過ごせているそうなのです。平和だし、以前のように仕事に追われることもなく、なんとなく時間が過ぎるのを待っているという日常で、プライベートでも、昨年に離婚、今月再婚と、順調にいっている

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早く心を動かそうと焦らない

早く心を動かそうと焦らない

先日ある人の話を聞いていたのですが、その人が「人生の中で参ったか、疲れてしまった時に、3日間ぼーっと天井を見ていた」みたいなことをおっしゃっていて、「なつかしい!」と思ってしまったことがありました。

これ、本当に別に茶化すとか、ふざけているわけではなくて、「天井やカーペットの染みなんかをずっと、ぼーっと眺めている時間」って、皆さんの中にもありませんでしたか?

人が持つ「疲れ」って、おそらく何段

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シャワーを浴びながら、悪いことばかりを考えちゃう時

シャワーを浴びながら、悪いことばかりを考えちゃう時

最近あった、ちょっと不思議な体験を書かせて下さい。

まず、話をさかのぼりたいのですが、僕の師匠の名越康文先生がよく「朝の自動思考に気をつけろ」みたいな話をされているのです。

朝の自動思考について僕なりに要約をすると、朝起きた時って、頭がぼーっとしているわけじゃないですか。まだ全然、頭も体も覚醒していない。これがちょっとずつ、ベッドから起きて、お手洗いに行って、朝ご飯を食べたり、髪の毛をセットし

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共に依存してしまう関係について

共に依存してしまう関係について

これを読んでいる皆さんの中で、友達や知人などから「その人にだけは会うのは辞めておきなさい」とか、「いや、その人とはちょっと距離を取った方がいいよ」と注意されたことがある人はいらっしゃいますかね。気づかないうちに、ある特定の人との関係が泥沼化してしまったり、かなり強い決意をしないと、その関係の解消や脱出ができないような感じになってしまうもの。

共に依存をし合ってしまうような関係は、思った以上に世の

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仲が良かった人と距離を取る決断

仲が良かった人と距離を取る決断

個人的な話になるのですが、20代の頃の対人関係の中で一番恐怖だった言葉に「ちょっと、距離を取ろう」があったりしました。

この台詞は生涯通算で多分3回ぐらい直接言われたことがあると思うんですけど、破壊力がすごいじゃないですか。

なんでしょう、若い頃って、「時間があったらあるだけ会いたい人」がいたりすることがありますよね。「一緒にいる時間の多さ」と「親密度」がかなり強くリンクする。

恋愛関係でな

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瞑想時に言葉が降りてくる感覚

瞑想時に言葉が降りてくる感覚

久しぶりに怪しいことも書いていきたくて、この前少し自分の部屋で瞑想をしていたんですよ。何回か説明している話しかも知れないのですが、僕の瞑想の仕方はシンプルで、半跏趺坐(はんかふざ)という座り方をして、目は薄目にして(完全には閉じない)、それで息を吸って吐いていきます。息を吐く時に奇数の数字を言っていって(いーち、とか)、息を吐く時に偶数の数字になるように心の中で唱えていきます。

瞑想は色々な形と

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耳タイプの人は人見知りが多い

耳タイプの人は人見知りが多い

今回はちょっと「人見知りの人に何が起こっているのか?」について、オーラ占いの立場から書きたいことがあって、書きます。

何を隠そう、僕自身がすごく人見知りで、「しいたけ.さんって目を合わせないですよね」と4万回ぐらい言われているし、あと、占い師になって「ラッキー」と感じているのが、目をつぶって喋っていても怪しくないんです。いや、怪しいんですけど、怒られたりはしない。あと、これも「人見知りあるある」

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賞味期限が周りよりも早くて、震えている牛乳

賞味期限が周りよりも早くて、震えている牛乳

前にも書いたことがあるかも知れないのですが、お世話になっている、シンガー兼精神科医の名越康文先生の講座に行った時に、先生がある話をしたのです。名越先生の話って、ブワーッと話が横道やまわり道をたどった後に、急に本丸を襲撃してくるようなスリリングさがあって、本当に僕は好きです。

その日、確か講座か何かだったと思うのですが、先生が

「自分にとって不快な状況、気持ちが悪いと思うような状況に会ってしまう

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脳を使わない活動をしてみる

先日、仕事のために滞在したホテルにたまたまプールがあって、そこで本当に中学生以来になると思うのですが、25mをクロールで泳いでみたんですよ。元々水泳は得意ではなかったけど、必死で泳いだらなんとか25m泳げて、それがすごく気持ち良かったのです。

何が良かったって、水の中は別世界なわけだし、体の使い方なんかも全部違う。何も考えず「ただ無心に水の中で手足を動かす」みたいなことをやった後、本当に「ここ数

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口角を1mm上げるのがツラいと感じる時

口角を1mm上げるのがツラいと感じる時

何回も書いている話で恐縮なのですが、僕は疲れてくると中国の方とかタイの方がやっているアジア系の食堂に行ってひとりでご飯を食べてきます。

もちろん、日本の人向けにフレンドリーなお店は増えましたが、あの潔いぐらいの「サービスとして、お客に笑顔を向ける必要性がない環境」にすごく癒されるのです。お店→料理を出すところ。客→飯を食いに来た人。それで関係が成り立っているし、過度のサービスはしない。放っておい

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心を止める時間を持ってみた

心を止める時間を持ってみた

自分の話になってしまうのですが、僕が占いをやったり、あと、原稿を書いたあとって、軽く燃え尽きていることが多いのです。

何か、これは僕だけではないと思うのですが、お仕事とか、あとはゲームとかでもそうだけど、「完全に入り込む」みたいなことをすると、その後に現実感がつかめなかったりするじゃないですか。

「入り込んだ戦闘モードから抜け出せて、燃え尽きとかぼーっとするモード」になると、僕の場合は現実世界

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たまには逃げちゃうのが良い

たまには逃げちゃうのが良い

もうずいぶん前の話になるのですが、仕事などでけっこう行き詰まっていた時があったのです。その時、たまたま読んだ雑誌の中に、ある方のエッセイが載っていました。

エッセイには、その方が高校生だった頃の話が書かれていて、ある朝、どうしても学校に行くのが嫌になってしまって、衝動的に通学方向とは反対の電車に飛び乗ったそう。本来、学校に行かなければいけない時間のはずなのに、反対方向の電車に乗って、そこに広がっ

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誰にも理解されない至福の時間

誰にも理解されない至福の時間

知り合って間もない人同士とか、あと、美容院とかでもよく聞かれる質問で「休日何されているんですか?」というものがあったりするじゃないですか。この質問、答えるのが苦手な人も多いと思うんです。何を隠そう、僕もすごく苦手です。

「休日何をされているんですか?」→「あ、あ、あ、生きてます」→「生きてるんですね」

みたいな感じでしか答えられない。

これって、なんで答えられないかというと、休日のレベルのあ

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