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02.一年後に向けて、『ゆっくり、いそげ』

昨日書いた、珈琲のことを妻に話した。


***

『来年、開業しようと思うよ。』

と、ぼくが言うと妻は、

『ああ、決まったのね。』

と、言った。

***

うちの妻は、いつもこうだ。

大事な要件の話をすると、一瞬だけ凄みのある雰囲気を醸し出し、シンプルに真意を確かめる。

すごいなと思う。

じぶんが逆の立場だったら、あたふたしそうだなぁと思う。

どうしても、1年…いや1年半は、助走期間が欲しい。ぼくにとっても、家族にとっても。

何より、『東京→会津若松』という生活の変化は大きい。ぼくは地元だから、なんとでもなるし、仕事は作ればいい。しかし、東京生まれ、東京育ちの妻にとっては、如何ともしがたい環境だろうと思う。

ぼくは、妻から常々、『会津に戻るなら、腹を決めろ。』と、言われ続けてきた。(※実際は、もっとソフトな口調で笑)

『会津をベースに、地元のために、はたらきたい。』と、結婚する前からずっと言い続けてきた。ご両親への挨拶の際も、『ぼくは、ゆくゆく地元へ戻りますが、問題ないですね?』と、手短に言質をとっている。今思えば、超ファインプレーだったと思う。

そうした、小さなタネの一つ一つが、ようやく芽吹いて、見える何かに変わりつつある。

特に、今年に入ってからの心と、周囲の変化は凄まじいものだった。

今年、令和元年は、僕自身の『独立元年』になると思う。今年のうちに『法人登記』をし、受け皿を作りつつ、地元の仲間と話をし、やりたいことと、やれる人を探す。

覚悟は決まった。

あとは、動き出すだけだ。

今日、知り合いのこんなツイートが目に入った。彼は、はたらく小説家である。

もしかすると、日々の仕事についてのことなのかも知れない…とは、思いつつ、ぼく自身のことに置き換えてみた。

(※真意は、違うかもだから、津久井くんごめん、ここからは無視してくれ。)

ぼくの場合は、いわゆるプレッシャー的な外圧は、ほとんどない。

むしろじぶんの内側から、『早く決めなきゃ』『時間だけが過ぎてゆく』というような焦りに近いものは、よくある。今もある。

ただ、覚悟は『求められる』ものではなく、『じぶんの中に湧いて起こる』もの。

そんな実感が今ある。

言ってみれば、誰にも求められてはいない。

今後、自らが好んで、今の仕事と立場を手放し、ゼロからスタートするだけだ。

失敗だってあるだろう。

でも、だからなんだ?

じぶんの人生でしか、成功も失敗も経験できない。本を読んだり、映画を観たり、話を聞いたりして、『他人の人生』を垣間見て、疑似体験することはできる。ただ、それは、じぶんにとっては、永遠のフィクションだ。

ぼくは、じぶんだけのノンフィクションを生きる。ただ、それだけ。

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