見出し画像

【Prologue Side A】まみーごとの出会い

「まみーごは台風である」

誰が言い出したのか、気が付けば「台風」はまみーごの代名詞となっていた。

まみーごもわたしも、今年の7月からエレメンツコード(以下、エレコ)のオンラインコミュニティに参加した、新入り組だ。しかし、朝活の場での堂々とした話し方や、コミュニティのFacebookグループページ内での確かな存在感、求心力を持って周囲を巻き込んでいく様子を見ていると、

「いやいや、あなたもっと前からいたでしょ!」

と思わずツッコみたくなる。

彼女のエレコタイプは「水風」。なるほど台風か。
彼女を表すのに、これ以上ぴったりな言葉はないと思った。

ボディケアトレーナーとしてサロンを経営する傍ら、自らもダンサーとしてステージに立つ彼女からは、画面越しでも明らかに感じ取れるスター性というか、華やかなオーラのようなものが放たれていた。

そして、その華やかさは人を寄せ付けない類のものではなく、むしろ親しみやすくて、周りの空気を明るく変えてしまうパワーがあるものだ。

ただ、とにかく勢いがすごい。
下手に近づいたら、ぴゅーんと吹き飛ばされるんじゃないか。
でも近づいてみたい。絶対楽しいもん。
まるで台風の日にあえて外に出て風を受けたくなるような、そんな感じを思い起こさせる人物。なんとなく伝わるかしら。

そんなこんなで、時代をときめくまみーご旋風に巻き込まれた…否、「あえて巻き込まれに行ってみた」結果、今に至っている。

まみーごと初めて言葉を交わしたのは、コミュニティに参加して数日後のこと。ビジネス講座を受講するメンバーの自己紹介のZOOMの場であった。

まみーごを含め、その場にいたエレコ属性が「風」側の方々が惜しげもなくノリと勢いをぶっ放していた。その空気感が楽しくて、わたしはZOOMのチャット欄に「やばい…楽しい…!」と書いた。

するとその後、まみーごが自分の自己紹介を終えてから、わたしのコメントを拾ってくれた。エレコ属性が「地」のわたしは、心からその場を楽しんではいたのだけど、表情にはあまり出ていなかったらしい。たぶん、無難にニコニコしていたのだと思う。

それに対してまみーごが「属性が真逆だと、表現がこんなにも違うのかって思った!」みたいなコメントをくれたのだ。そう言う彼女の表情には分かりやすく「びっくり!!」と書いてあった。
この日をきっかけに、まみーごとFacebookの友達になった。

次に彼女と関わり、今の関係性を築く直接のきっかけになった(と思ってる)出来事は、彼女がコミュニティ内で「身体の使い方チェック」というイベントを打ち立てたことだった。
ボディケアトレーナーとしての知識や経験を生かし、希望者に対して姿勢改善のアドバイスをするという内容だった。

このときまみーごは、企画の参加者募集と合わせて、企画そのもののブラッシュアップを一緒にする人を募集していた。そこに軽い気持ちで巻き込まれに行ってみたのだ。(なお、姿勢改善のアドバイスももらった)

一対一でZOOMを繋ぎ、企画参加者へのヒアリング事項を煮詰めていった。
もともとわたしは学生時代ずっと運動部だったこともあり、「ボディケア」という分野に親近感を持っていた。とはいえ別に知識があるわけではないので、あくまで素人目線で「こんな項目はどう?」と思いつくままに提案した。そこからまみーごが本当に必要な項目をピックアップする形で、事前アンケートを作っていった。

その後はお互いになぜ講座の受講を決めたのか、講座を通じて何を目指しているのかをざっくばらんに話した。目指す姿は全く異なるけれど、そこに懸ける熱量や真剣さは、共通するものを感じた。きっとまみーごもそう思ってくれたのだろう。

エレコ属性がほぼ真逆のわたしたちは、性質の違いを認め合うことができれば、お互いの苦手な部分を補い合える良いパートナーになれる。
そのことを実感したわたしたちは、これからも良い化学反応を起こせたらいいねと言葉を交わし、その日の話し合いを終えた。

それ以来まみーごとは様々な場面で手を組み、お互いの良さを活かしあえるように試行錯誤を重ねながら、力を合わせて進んできた。
そのひとつが、このフォトブックプロジェクトである。

約2か月間(まだ2か月しか経ってないのか…!)一緒に歩んできて思うのは、まみーごの勢いや周囲の巻き込み具合はまさしく「台風」そのものだ。
しかし「台風」というと、どうしてもそれに伴う都市部への被害などのイメージがついてくる。(別に台風そのものに非はないのだけど)

まみーごが周囲を巻き込んで大きく旋風を起こすとき、そこには何か「恵み」のようなものがもたらされるような気がする。
「台風」も悪くないけど、もっとそんなポジティブなニュアンスを含む言葉はないだろうか?最初は「春一番」かなと思ったけど、春というより夏のイメージが似合う。

以前、本人にそんなようなことを伝えたら、
「じゃあ、夏至南風(カーチーベー)かな?」と返ってきた。

沖縄で梅雨明けを知らせる季節風のことらしい。
うん。確かにぴったりかもしれない。

まみーごが長い手足を活かし、身体のプロとして、そしてダンサーとして全身で自分の伝えたいことを表現する今回のフォトブック。
完成まであと少し。今からとても楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?