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【MTGレガシー】スタイフルノートのすすめ(打倒デルバー編)


前回のデッキ解説編を未読の方は、デッキ解説編から読むことを推奨致します。

また、前回の記事同様に基本全文無料となっておりますのでご安心してお読み下さい。

前回、思いつきで執筆した記事ですが、たくさんのスキやTwitterにてコメントといいねを頂き、
大変有り難うございました。
ここまでの反響は予想外でしたので、大変励みになりました。

前回の記事でスタイフルノートをある程度知って頂いたところで、
各種マッチアップのサイドインアウトの指針などを知りたい。ゲームプランの立て方を知りたい。というお声を頂いたので、

今回は打倒!現環境の覇者【URデルバー】ということで、デルバーデッキに対してのゲームプランの立て方や考え方などを解説していきたいと思います。
(対主要アーキタイプも考えたけど、とりあえずデルバーデッキ単体で勘弁下さいw

もちろん、環境最強デッキだけあってめっちゃ強いデッキで、ブン回られたらボコボコにされます。
序盤から終盤まで隙の無いデッキのためかなり苦戦が強いられます。

ただ、決して勝てない相手では無いと念頭に置いてこの記事を読んで頂ければ幸いです。

*注意*
マジックオンライン上でのメタゲームを想定した記事になっております。
マジックオンラインでは実装されていないカードもあるため、テーブルトップと若干のサイドカードの違いなどがあるため、あらかじめご了承下さい。

混同を回避するため、《秘密を掘り下げる者》はそのまま。
デルバー戦略をとるデッキをデルバーデッキと記します。

最強仮想敵、【URデルバー】とは?


彼を知り己を知れば百戦殆からず

という古い言葉が有ります、
簡単にいうと敵の実力や現状を把握し、自分自身のことをわきまえて戦えば勝てますよ。みたいなニュアンスの言葉です。

要するに、今回で言えばデルバーデッキを倒すにはデルバーデッキを知らなくては勝てないということですね。

まず、環境王者のデルバーデッキというデッキはどういったデッキなのか紹介します。

デルバーデッキ初心者の私だとうまく説明出来ないため、他の方の執筆した記事で紹介させて頂きます。

いつも参考にさせて貰っていて、私の尊敬する有名デルバープレイヤーの
「kiyoaggro」先生のページです。
デルバーのプレイングガイドやYoutubeでプレイ動画などを上げており、MOとテーブルトップでどちらとも結果を出しているプレイヤーです。

青いカードの使い方から、デルバーデッキでの考え方など詳しく論理的に説明しており、レガシーの青い教科書みたいな方です。
デルバープレイヤーの考え方などを勉強出来るので是非ご覧下さい。


次に紹介させて頂くのが inoさんのページです。

初心者向けURデルバー講座は、初心者でもデルバーがどういうデッキか、
かなりわかりやすく書かれており、私が中途半端にデルバーを紹介するより、
inoさんの記事を紹介したほうが伝わると思ったため、紹介させて頂きました。

本当にわかりやすく、前知識が無くてもURデルバーとはどういうデッキか簡潔かつ的確に紹介されているので、非常におすすめしたい記事になっております。
是非ご覧下さい。


URデルバー戦のゲームプランの立て方


自分もスタイフルノートを擦り始めた初期は、デルバーにボコボコにされ、
デルバーは不利なマッチと思い込み、半分諦めモードでした。

ゲームプランがまだ確立していなかった頃はデルバー相手に速度勝負を挑み、2ターン目ドレノ着地を目指すプランを遂行してカウンターされ負け、着地しても飛行クロックが止まらずライフ詰められ負け、ドレノが手札にだぶついて負け。

様々な負けパターンを味わい、負けパターンを消す方法から試し、
試行錯誤した結果、
自分なりにある程度デルバー戦のゲームプランというのを確立出来ました。

デルバー相手に有利をとれるまではいきませんが、五分か微有利くらいまでは戦えるプランになっております。

上記項目でURデルバーがどういうデッキかわかったところで、
URデルバーとの戦う時のゲームプランと考え方を紹介します。

https://www.mtggoldfish.com/deck/4833872#paper

普段使っているUBRカラーのデッキを使用している前提で
お話させて頂きます。


・序盤
まず一番念頭に置いておく事は、先手後手関係なく受け身に回る事です。

前回の解説記事のゲームプランで紹介した序盤の動きの通り、
相手の土地を攻めながら《秘密を掘り下げる者》と
《ドラゴンの怒りの媒介者》を丁寧に除去していきます。

ある程度、ライフを詰められてもデイズケアしながら確実に処理していきましょう。

序盤はキャントリでコンボパーツを探すのでは無く、《不毛の大地》《もみ消し》を優先して集めてマナ基板を攻めます。
デルバーデッキの性質上、少ない土地でのキープをしてくるので、
《もみ消し》でフェッチを妨害や、《不毛の大地》で土地を破壊するだけで、マナスクを起こしイージーウィンも狙えます。

相手のマナ基板を攻め続け、
URデルバー側の《表現の反復》や《濁浪の執政》などを簡単に唱えられない用に全力で妨害をしていきましょう。


・中盤
相手のマナ基板を攻め、クリチャーを除去出来ていればゴールは近いですが、油断は禁物です。
マナを立てながら常に構える事を念頭に置いておきましょう。
気分はグリクシスコントロールです。

中盤以降から構えながらもコンボパーツを集めていくフェイズに移行します。

中盤以降の土地がある程度伸びた状態であれば、お相手の《目くらまし》も腐りやすく、こちらのコンボも通りやすくなりますので、隙を見てコンボを始動して、フィニッシャーを降臨させてあげましょう。


・終盤
URデルバーに対して《ファイレクシアン・ドレッドノート》(以下ドレノ)
《死の飢えのタイタン、クロクサ》(以下クロクサ)の着地は、かなりゲームエンド級の決め手になります。

ここまで来ればゴールは間近ですが、着地=勝ちでは無く、
《厚かましい借りて》にバウンスされたり、飛行クロック+稲妻などの火力で押し切れられたり、まだ負けパターンは存在しています。

着地後も妨害や、相手側クリチャーをさばくプランなども用意出来ればベストです。

最後まで気を引き締めて対戦相手のライフを削ってあげましょう。

上記ゲームプランは、あくまで理想の動きと考え方であり、
実際はもう少し泥臭くその時々で動きは違いますので、ゴールを探しながら戦うことになります。

何度も言いますが、環境王者だけ有り非常に強力なデッキのため持てる全てを駆使してデルバーデッキに挑みましょう。

情報アドバンテージを最大限活用。

ここでマイナーデッキならではの、特権を紹介させて頂きます。
それは情報アドバンテージをもっている点です。

環境トップクラスのデッキは洗礼されており、リストがほぼ固定されている傾向にあります。
アーキタイプがわかれば大体どのカードが何枚入っている等の
情報が自然に得ることが出来ます。

デッキリスト公開の大会ではないのに、
こちらは相手のデッキの内容を把握している状態になります。
しかし、相手はこちらのデッキを把握出来ておりません。
この情報アドバンテージこそ、
マイナーデッキならではの
「わからん殺し」や「初見殺し」を生みます。

このことを踏まえて、本項目をお読み下さい。


上記項目ではゲームプランを解説しましたが、
実際は先手のデルバーデッキ側のワンサイドゲームになる事もしばしばあります。
環境最強デッキにブン回りされたら当然なすすべ無くボコられるのですが、
ボコられる時にもただ指をくわえてゲームを落とすのでは無く、
相手にこちらのデッキをある程度公開してあげましょう。

もちろん、ドレノやクロクサを公開するのはさすがに自殺行為です。
負け確だけど、記念にドレノ出そうは相手に情報をプレゼントしているだけです。やめましょう

しかし《Volcanic Island》や《不毛の大地》、ブレポンウィル稲妻《濁浪の執政》などを唱えたらどうでしょう、
対戦相手にURデルバーの印象を与えることが出来ませんか?

ただ無駄にゲームを落とすのでは無く、相手にミスリードを誘い、少しでもゲーム2の勝率を上げる努力をします。

上記のミスリードが成功すれば、相手は《溶融》や《削剥》をサイドインする事もまずありませんし、存在しない《目くらまし》の為にデイズケアをしてきます。

また、《もみ消し》も無警戒の時に最大限効力を発揮します。
デルバーデッキ側が、色の出る土地をフェッチ一枚でキープすれば、後続の土地を引き込めなければイージーウイン出来ます。

これは、ゲーム1で勝てる見込みが薄いのに、ドレノを着地させようと頑張ったら、絶対起こりえません。
ゲーム1でドレノを出せば、感のいい相手なら《もみ消し》をケアしたプレイをしますし、フェッチ一枚キープなどまずあり得ません。
(そもそも色の出る土地をフェッチ1枚でキープはデルバー的に有りなのか疑問はありますがw デルバー有識者の意見が聞きたいです。

以上の理由から、他デッキに擬態し相手のミスリードを誘う戦術はマイナーデッキならではの情報アドバンテージと考えて、最大限利用していきましょう。
もちろん、対デルバーデッキ以外でも効果はあるので、なるべく手の内を見せないように戦うことを日頃から意識しています。
(がっつりデッキ解説記事を執筆して、超矛盾を生んでいますがそこはおきになさらずw

*注意*
本項目はゲーム1を故意に落とす事を推奨するものでは有りません。
原則、ゲームプランの遂行を目標に勝ちを目指しますが、絶望的な展開や土地事故などで、勝機を失ったときのプランになります。

おわりに

本記事を最後まで読んで頂き有り難うございます。

今回は環境最強デッキ【URデルバー】にスポットを当てて解説記事を執筆致しましたが、どうだったでしょうか?
デルバー有識者に、的外れなこと言ってるなよ。そんな机上の空論並べても勝てるのかよ?
などの声が聞こえてきそうですが、

あくまで対デルバーデッキ戦の考え方なので、理想であり、プランです。
プランを遂行する指針なので、うまくいかなくてもajdadd420の記事を信じて動いたら負けた等の苦情はご勘弁下さい。
ゲームプランの立て方の一例として参考にして頂ければ幸いです。

また、サイドボーディング指針に関しては特別なサイドボーディングもしないので、今回は割愛させて頂きます。


今後も《ファイレクシアン・ドレッドノート》の良さを知ってもらい
ドレノ使いの仲間が増えることを目標に活動して参ります。

この記事を気に入って頂き、スキを頂けたら大変励みになるので
是非よろしくお願いします。

また、ajdadd420または本記事を評価、サポートしたいと思った方はお気持ちで良いのでお布施頂くと、大変励みになります。
また、新しいデッキ案を試すチケット代になりますのでよろしければ購入よろしくお願いします。

ajdadd420

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