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#お菓子にまつわるエトセトラ  『食後のデザート』にまつわるエトセトラ

私は甘いものが大好きだ。

時期によっては体重が豊かになることを気にして、控えようと務めていた時期もあるけれど、基本的にはこれまで生きてきて、ずっと甘いモノが好きだったと言っていいだろう。
しかし結婚してから……とくに、子供ができてからこっち私的に結構深刻な事態が発生している。

『食後のデザート』問題だ。

そもそも私の実家は、夕食後に「デザート」として何か甘味が出ることが日常的な家だった。

多くはくだものだった気がするけれど、日によってはその時に家にあるお菓子とかアイスクリームだったりする。『1日の最後は甘い口で終わらせる』というのが不文律のようにあり、私の血肉にはそれが染み付いているといっていい。

しかしこれが結婚するとなると、違う文化が舞い込んでくることにはなんの不思議もない。そして私の妻である人は、『基本的に甘いものが好きではない』文化圏の人であったのだ。

ちょっと小腹がすいたときに、つまめるチョコとかあったら嬉しくない?
1日歩き回って疲れると、体に糖分を補給したくなってくるよね?
そもそも糖分って存在が罪だと思わない?

甘いモノ信者へと改宗させようと、あの手この手で勧誘活動を行ってみたものの、今のところまったくといっていいほど効果が出ていない。というよりバリバリの辛党。備蓄食料が大体赤い(笑

私はココイチの「普通」でも辛い人間なので、もちろんそんなものは食べられないし、食べることもないからいいけれど、甘いモノが家に何もないのは正直辛い。
ケーキだパフェだ立派なものがあってほしいなどとは思わない。でもちょっと思いついたときに軽く口にできる甘味は、私にとって無くてはならないガソリンなのだ。

そんなわけで重苦しい雰囲気の漂う家族会議の結果、わがまま言って完全に私用にチョコとかを買って来てもらうことで和解を得ることができ、事態は解決をむかえたのだ。

ところが問題は再発する。
契機になったのは子供が育ってきて、好んでお菓子を食べるようになったことだ。

日によるけれど、私が仕事を終えて家に帰って食事を済ませた段階でも、まだうちの子は起きていることが多い。

そう、つまりそこで私が甘味を食べるということは、子供に見つかる可能性が十分にあるのだ。もちろん食べること自体に罪はあるまい。子供に見つかったって別にいい。だが当然彼らだってお菓子を食べたい。四六時中甘いものを食べたいと思っている生き物だ。まあそれは私も一緒だ。

もう寝る時間も近づいて、下手したら歯磨きすら終わっている時間に、こんな大の大人が優雅に甘味にむさぼりついている絵面を見てしまったら、彼らの欲求が黙っているはずがないのだ。

もともと妻は甘味に厳しい立場だ。

おやつの時間とか、出かけた先の対処療法としてとか、色々な場面で非常に役に立ってくれるお菓子の大切さは感じていても、不必要には与えたくないと思っている。
大の大人が自己責任で甘味をむさぼるのは勝手だが、それに触発されて子供もお菓子食べたいと言い出すのは完全に許容範囲を超えているのだ。

協議の結果、私が「食後に甘いもので終わらせたい」という野望はもろくも崩れ去った。さようなら私の甘味ライフ……


……いや、実際にはちょっとつまんだりはしてますけど(笑

でも家にあるのは、基本子どものためのものなので「また子供のおやつ食べてる!」と言われながら。そして子供に見つからないように、すみっこで小さくなりながら。

そうやって、今日も甘いモノへの欲求と戦う私なのでした。



今日のこれはルミ姉さんのこれに乗っかってみました。

皆様も「#お菓子にまつわるエトセトラ」で書きましょ!



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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)