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『広瀬すず』から目が離せない

最近『広瀬すず』が気になっている。

今更私が名前を出さなくても、世の中の人10人に聞いたら10人が名前を知っているほどの国民的女優と言ってもいいだろう。私だって、今までもいくつも彼女の出演作を見たことがあるし、「広瀬すずはいつもかわいいなぁ」と思いながら見てきたわけだ。

そして、今の朝ドラ「なつぞら」のヒロインも彼女が務めている。
「半分青い」以降、朝ドラを見るという習慣が付いた私は、今回の「なつぞら」も、いつものように「広瀬すずはかわいいなぁ」と思いながら何気なく見ていたわけだけれど、途中から気が付いてしまった。

広瀬すずから目が離せないのだ。

『好きな俳優は?』

と聞かれたときに、私はいつも答える人がいる。それは堤真一さんだ。きっかけはなんの舞台だったか忘れてしまったけれど、劇団新感線とかも含めて何度か舞台でお見かけした結果、ある時気が付いたのだ。

『あれ?この人凄くない??』

それは、固い話をすれば役者としての「演技力の高さ」なのだろうし、柔らかい話をすれば「オーラの凄さ」とでも言うべきものなのかもしれない。どちらにしても、終着点は同じで、それ以来私は堤真一さんが大好きになり、目が離せなくなった。

そして今、私は広瀬すずからも同じものを感じている。

「なつぞら」が幼少期から始まったことが、結果として良かったのだと思う。

朝ドラは大体そんなもので、幼少期は違う子が演じているし、広瀬すず演じる「奥原なつ」も幼少期は別の子が演じていた。
そして、別に彼女のせいではないだろうけど、「なつぞら」が始まった当初、失礼ながら私は「今回の朝ドラは、正直あまり面白くないな」と思っていた。途中でもう見るのやめようかな、と二、三度考えた。考えたけれど、踏ん切りも付かないまま時はたち、役者が変わって件の国民的女優にバトンタッチされるわけだ。

そして、そのころから「あれ?結構面白いな」と思いながら見ている自分に気付く。

話が進んだせいだろうか。たまたま今日が面白かったせいだろうか。監督や演出、脚本が急に変わったわけでもないだろう。じわじわとその「面白さ」を感じ始めたために、私自身最初は気がつかなかった。でも、話が進むにつれ私も理解してくる。

そう。これは、『広瀬すず』という女優が持つ魅力なのだと。

同じでセリフ同じ場所でも、演じる人によって違ってくるだろう。

比べて確認したわけではないし、別に専門家でもなんでもないので、これは私の憶測に過ぎない。
けれど、彼女の演技は、その細かなしぐさや「間」などの総てが計算され、それが「人の視線を集める」ということを理解しているのだと思う。幼少期から、蝶よ花よと育てられたであろう中で培われてきた、処世術のようなものもあるのではないだろうか。

若いみそらにして、そんな高等技術を手にした彼女に感じるのは、ドラマの中心に、太い筆で黒々とした一文字を書くような洗練された力強さ。単に顔が可愛いとか、そういうレベルではない『凄み』。それを感じたのだ。

これは魅了されない方がおかしい。

今更、私がこんなところで持ち出さなくても、もうすでに大人気女優であることは間違いない。

でも、我ながら、そして今更ながらその『凄さ』を感じてしまった思いを、今日のnoteにはぶつけてみたのでした。これからも広瀬すずさんから視線を外せない生活が続きそうです。


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