『ときめき』は海を越えて

私、この前思ったんです。

「日本に生まれて良かったーー!!」って。

もちろん、これ山本高広さんか織田裕二ボイスで再生してくれていいから。
いやね、聞いて。まあ自分で言うのも何だけど、全然たいした話じゃない。

原因……というか発端は、今をときめく『KONMARI』さんですよ。

そう『こんまり』さん

最近、NETFLIXのオリジナル番組開始で、大きなブームを巻き起こしている『KONMARI』こと近藤麻理恵さんですね。

うちはNETFLIXに入っていないので、この番組自体は一度も見たことがありません。でも、昔日本でテレビに出ていたころのように、『ときめき』をキーワードに、ダバダバと断舎利をするのが海外でも受けているようですね。

ちなみに私自身は、「物があったらすぐ捨てたい」たちなので、まったくのこんまりいらずです(笑
別にミニマリストとかではありませんが、むしろ捨てること自体に『ときめき』を感じているような気がします(笑 どうしても必要ならまた買ったらいいや、ってゆう感じですね。

その、こんまりさんなんですけど、日本語では『ときめき』と言っていました捨てる捨てないの基準。これが英語では『pop Joy』なんだそうです。

そして問題はこれ。この『pop joy』。

この訳、ちょっと寂しくないですか?

だって、『pop joy』って「pop」な「joy」ってことでしょ。

日本だとpopミュージックみたいな、「ポピュラー(広く知られている、親しまれている)」のイメージが強いと思うのですが、和製英語のイメージじゃ失礼かと思って一応調べました。
多分、こんな感じかなって思ったのは、「頭に浮かんでくる」といった使い方の「pop」。飛び出す、とかの派生ですかね。

「pop」はそんな感じで、別にいいんです。でも私ね、この「joy」が気になるんですよ。「joy」ってだって、どう頑張っても「幸せ」とか「喜び」ですよね。

合わせて考えると『頭に浮かんでくる喜び』。
納得はいく。全然不思議ではない。

でも、これが『ときめき』の英語訳だと思うと、だいぶ拍子抜け感があると思うんですよ。

『ときめき』って、そりゃ確かに事象としては『頭に浮かんでくる喜び』なんだけど、ちょっと待てお前、それでワビサビの日本で生きていけると思ってるのか。みたいな感じしません?(笑

だって『ときめき』だよっ!用途の制限もほとんどなく、物にも人にも使える万能単語ながら、きらきらで明るくて多幸感があふれ出す、『ときめき』という単語がただの『頭に浮かぶ喜び』!

「24年組」あたりから少女漫画読み直してきやがれ!

と。『ときめき』好きの私としては、ちょっと見逃せない事実だったわけですよ(笑

もちろんご本人が言っているので、色々考えた末の「pop joy」なんだとは思いますが、『ときめき』という単語に比べたら、路傍の石みたいなもんじゃんその単語。日本語の機微は素敵だなぁ。

『日本に生まれて良かったなぁ』

と私は思ったのでした(笑 
ちゃんと冒頭の大風呂敷を回収できた(笑


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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)