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童心に帰るプレイリスト

なんとなく音楽について書きたい気分である。

苦しい時、リラックスしている時、緊張している時、ワクワクしている時、音楽はいつでも私の隣にある。時には奮い立たせてくれ、時には寄り添ってくれ、時には最高に楽しませてくれる。

私は様々な音楽を聴く。洋楽、邦楽、ポップス、ロック、フォーク、民族音楽、ギターなどのインスト系。実際は、音楽の世界を幅広く渡り歩きたいと思いながらも、大体は洋楽と邦楽の好きなアーティストの楽曲に偏る。

少し前に、私の中にある子供の私を癒してあげるために、あるプレイリストを作った。

「童心帰る」と名付けられたその短いプレイリストはこんな感じ。

1.「アイコトバ」 アイナ・ジ・エンド
2.「Just the way we are」 藤原さくら
3.「Innocent Eyes」 GLIM SPANKY
4.「As a child」 Suzanne Vega
5.「New Day」 藤原さくら

好きな女性アーティストがずらり。超流行りの音楽!という感じではないから、むしろ紹介しがいがあるのではないかと思う。

どの曲も、なんとなく私の子供の部分を癒やしてくれ、元気づけてくれる。このプレイリストを聴くときは、いつでも純真な子供になれる。そして綺麗な涙を流せるのだ。

実際は、1曲目で心から湧き出るような涙が流れ、2曲目で純真な少女になって浮き足立ってくる。3曲目で自分の人生が鼓舞される感覚になり、4曲目で懐かしい気持ちで心が落ち着き、5曲目でさあ素直に明るく楽しく生きていこうとなれるのである。

プレイリストに挙がったアーティストたちの共通点はハスキーボイスである。どうも私は、心に刺さるハスキーボイスに出会うと抜け出せなくなるようだ。女性らしさと少年ぽい感じがあるのが刺さるのか。いや、ただ声が好きなだけじゃなく、彼女たちの書く詩やメロディも相まって好きなのである。

この中でSuzanne Vegaだけ少し異質だが、私は物心ついたときから彼女の音楽と共に過ごしていたからか、ずっと愛着がある。心地良いハスキーボイスと独特のミュージックが私の暗くてひねくれた幼少期の数少ない癒やしとして君臨していたため、心の拠り所として頼りにしている。

ちなみに幼い頃からThe Policeもよく聴いていて、当時は「De Do Do Do, De Da Da Da」という曲が大好きだった。一応リビングという位置づけだったであろう団地の陰鬱な狭いごちゃ部屋の中で、喜んでその曲のビデオを見ていた。そう、当時はミュージックビデオが、DVDでもYouTubeでもなく、ビデオテープに収録されていた。あの雪山?とはっちゃけた英国人の映像が頭から離れない。この曲も聞いてて楽しいし童心に返れるから、プレイリストに加えてもいいかも。と思って歌詞を調べてみたら意外と深い歌詞だった。

話がそれそう。

とにかく「童心帰る」のプレイリストは我ながらいいプレイリストだなと思っていて、非常にお気に入りである。曲順にもこだわりながら自分だけのプレイリストをたまーに作るのもすごく楽しい。

ちなみに最近の私は、自分を鼓舞したい時には主にGLIM SPANKYやSixTONESの楽曲を聴き、自分を癒やしたい時、心を軽くしたい時には藤原さくら、Suzanne Vega、フォルクローレ(南米の民族音楽)なんかを聴くことが多い。

今回紹介したプレイリストにあるアイナ・ジ・エンドは、映画「キリエのうた」でその歌声に惚れて少し聴くようになり、「アイコトバ」や「大人になって(カバー曲)」を沢山聴いている。どっちもなんか純粋な涙が流せるから好きだ。

それと、残念ながらSixTONESはサブスク解禁していないため、Spotifyで私の他のお気に入りアーティストと組み合わせることができず、SixTONESだけの個別のプレイリストとなっている。SixTONESは、ノリノリ系、しっとり系、鼓舞する系、どの曲も最高で色んな感情をカバーしてくれる感じで、6人の歌声に個性と調和があるから最高に好きだ。

それから、大好きなアーティストである藤原さくらは2年前のドラマで知ってから彼女の曲にハマったし、GLIM SPANKYは地元出身のアーティストとしてたまたまラジオで知ってから聴くようになった。思わぬところで素敵な音楽との出会いがあって嬉しい。

この記事を書いていて思う。私は誰かのために自分が良いと思う音楽を紹介したいというより、ただただ自分の好きな音楽の魅力を存分にアピールしたいだけである。

文字だけでは伝わらないので、興味をもった方はぜひ聴いてみてほしい。
そして、音楽(じゃなくてもいい)を通じて、たまには子供の頃の自分に返ってみることをおすすめしたい。

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