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教わり上手の効用

今回はウェルビーイングな生き方を実現するために身につけておきたい考え方を1つお伝えします。

それは「教わり上手」になるということです。

教わり上手の効用

なぜなら、教わり上手になることで周囲の人々(職場の同僚や家族)との関係は良好になり、 彼らから貴重な知識という資源を与えてもらいやすくなるからです。

これは、自分の成長を加速してくれます。

成長が加速すれば、自分にとって心地の良い生き方ができます。そして周囲から望む評価も得られ、関係性も良好になります。

その結果、ウェルビーイングになれるというわけです。

1兆ドルコーチ

私が「教わり上手」になることの大切さに気づかされたのは、この本を読んでからです。

本書の中で 著者は「素直でないやつには教えない」といい切ります。

つまり優秀なコーチは、全員に平等に教えるのではないのです。教えたことで効果を出せる人間にだけ教えるのです。

これは言い換えると、教えても効果がない人間には教えないということです。コーチという教えることを仕事にしている人がこのような考えを持っているということに驚く方もいるのではないでしょうか。

「コーチャブル」という考え方

コーチの世界では「コーチャブル」(Coachable)という概念があります。

「コーチ=Coach」と「可能な=able」が組み合わさった英語で、文字通り「コーチングを受けられる状態にある人」を指す言葉です。


つまりコーチするという指導行為による効果発揮が、可能である人間とそうでない人間がいるという考え方があるのです。

コーチする側の人に「この人間はコーチャブルなヤツだ」と認められれば、適切な指導を熱心にしてもらえるチャンスを得られます。反対に「こいつはコーチャブルでない」と判断された人は、その後、貴重な指導を得る機会を得られないでしょう。

コーチャブルになるメリット

以上のことを踏まえると、自分の成長を早め上司との関係を良好にしていくには、自分自身がコーチャブルな存在になることが大切なことは自明です。

「コーチャブル」とはつまり、「教わり上手」ということです。

「教わり上手」なキャラになることは、あなたの成長を加速し、周囲との人間関係を良好にしてくれるのです。

素直さが大切

ではどうやったら「教わり上手」な存在になることができるのでしょうか?

本書の著者は、それは「素直さ」だと言います。

自分が元々思っていたことと違うことを言われて「いや、自分は違うと思う」とか「オレにはオレの事情がある」などと言い訳したり難癖をつけて行動しない素直でない人間には教えない、と著者は言います。

一方で、言われた時は納得がいかなくても「一度言われた通りにやってみよう!」という謙虚な気持ち、すなわち素直な心を持っている人は教え甲斐があると言います。

素直な心が豊かな人生をつくる

人生経験が長くなるとつい これまでの自分の信念や価値観を守りたくなってしまうものです。

しかしそのために他人の話を聞き入れない 教えがいのない人間というレッテルを貼られてしまっては、自分の今後の成長の芽を摘んでしまうことになりかねません。

いくつになっても、素直な気持ちをもち、「教わり上手」であることが大切です。

他人の意見を受け入れてみる度量の広さは、あなたを成長させます。そして周囲との人間関係を素晴らしいものにしていきます。その結果、心豊かでウェルビーイングな人生が手に入るのです。

今回は以上です。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。

【参考図書】


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