とある病気に罹患した時の話【3】

【前編はこちら】
とある病気に罹患した時の話【2】

診断書を書いてもらい、次は1週間後に来院するよう指示を受けこの日の診察は終了。その後会社へ診察結果を連絡。内容は了解した。以後の手続きなどは週明け(この日は金曜日だった)に連絡するという事で終話。薬局で薬を処方してもらい帰宅。色々な事が立て続けに起こって疲れ果てたからなのか、帰宅後に薬を飲んで布団で横になるとすぐに意識が飛んだ。身体が疲れていたのか薬のおかげなのか。いずれにしろ寝て起きたら翌日の昼近く。

今日は土曜日。会社からのアクションは月曜日までは無い。土日はただただ時間が経つのを待った。この待っている時間というのが本当に辛かった。

この土日は会社からのアクションは無い。自分でアクションを起こす事も出来ない。明けて月曜日になった時に会社からはどういう通達があるのだろうか。きっと良くはない話なんだろう。その話の後にはもっと悪い事が起きるんだろう。そういった事で頭の中はすぐ埋められた。

これで会社もクビか。これまでの社会人キャリアも全て終わりだ。クビになったら次の働き口探さないかんけどこんな奴雇ってくれる所あるか?ないよなぁ。となるともう生きていけなくなるなら死ぬしかないよねそしたら。

生きてきて本格的に死を意識したのはこれが始めてだったと思う。自分じゃ死ねないから誰か殺してくれって物騒な事も考えたりもした。おっかなくなってすぐにやめたけど。

主治医からは何もしないで休むように言われていたので従う事にしたのだが、何もしていないつもりでも前述のような状態だったので気が休まる事はなかった。おまけに身体も休まらない。動けない。動けないから横になる。横になると頭がネガティブなほうに活動的になり出す。気が休まらない。はい。悪循環オブ悪循環。この2日間はずっと布団の上だった。

気付けば月曜日の朝。

続く。

とある病気に罹患した時の話【4】

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