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モルック森田カップ。出場してきました!

去る3/10(日)に、さらば青春の光・森田さん主催のモルックの大会「モルック森田カップ」が開催されました。
モルックの経験が無いにもかかわらず、さらばファンであることだけを原動力にして参加してみることにしました。
受付開始の2月10日。11時になった瞬間に専用サイトより申し込みをしました。無事手続きを終えた直後に、開始5分も経たずに枠が埋まったとお知らせがありました。どうやら間一髪だったようです。

ホッとしたのも束の間、大会までは残り1か月ほど。
やれることはやろうと奮起して、大会当日を迎えました。

大会当日までに準備したことと、大会当日の様子を書きたいと思います。

(1)そもそも:モルックってなに?

日本モルック協会のサイトに説明のページがありましたので、こちらを参照ください。

・フィンランド発祥の気軽なスポーツ
・モルック(木の棒)を投げて、スキットル(点数の書かれたピン)を倒す
・1本だけ倒れた場合は、倒れたスキットルに書かれた点数が入る
・複数本倒れた場合は、倒れた本数分の点が入る
・先に50点ぴったりになったチームの勝ち!
・50点を超えると、25点に減点される
・3回連続でスキットルを倒せないと失格

モルックについて – 一般社団法人 日本モルック協会

↑サマリはこんな感じですかね。
スキットルの倒れた本数によって加点の仕方が変わることと、ちょうど50点を目指す必要がある(超過はNGである)ことが、このスポーツの肝だと思います。

森田さんも、全く経験が無かったところから始めたにもかかわらず、日本代表として世界大会に出場していました。
そのエピソードから、初心者でも伸び代のあるスポーツという印象があり、いつかやってみたいと思っていました。
森田さん率いるチーム「キングオブモルック」が森田カップに出場することも、今回エントリーするうえでの決め手でした。

(2)仲間探し→エントリー

森田カップの参加条件には、「1チームあたり2〜4人構成、最低人数は2人」であることと書かれていました。
自分お得意のソロ活では参加できなさそうと思い、真っ先に声をかけたのは大学時代からの友人2人でした。
一人は、自分と同じくさらばファンということもあってか快諾してくれました。もう一人も、参加してみたいと言ってくれたのですが、仕事の影響で大会当日の都合がつかず、自分含め2人で参加することにしました。
エントリー当日の様子は先述の通り。入力フォームの仕様上、3人目、4人目の名前を書く欄もあり、空白だとエラーになって一瞬焦りましたが、なんとか事なきを得ました。

(3)モルック練習会に参加

先述の、森田カップ開催決定のページには「経験の有無を問わず、みんなで楽しくモルックで遊ぼう」と書かれていましたが、事前に何回か練習しておきたいと思い、都内での練習会を探してみることに。
結果、大会までの期間に練習会を開催するモルッククラブが見つかり、2回ほどお邪魔させてもらいました。
練習会1回目。この日は自分ひとりで参加しました。会場の公園に着くと、いくつかのグループに分かれてモルックを楽しむ人たちがいました。クラブの方に声をかけると、グループの一つに混ぜてもらえました。
この日の流れは、前半1時間は個人戦の形式でウォーミングアップを行い、後半1時間は2人1組のチーム戦、というものでした。
ウォーミングアップの段階で気づいたのですが……このスポーツ、気軽なスポーツと言うわりになかなか難しい!!
スキットルを倒そうにも、方向や距離感がなかなか測りにくく、思うように倒せない。モルックが、狙いよりも遠くに飛んだり近くに飛んだり。力加減も難しく、スキットルに当たってもモルックの勢いが弱くて倒れず得点にならず、反対に勢いが強すぎると周りのスキットルも倒れてしまい、狙いの点数が得られなかったりしました。
野球のボールみたいなものを投げるならまだ馴染みあったのでしょうが、木の棒を投げるのってよく考えたら初めてで、慣れるのに時間がかかりました。2人1組のチーム戦に入って、終盤のほうである程度スキットルを倒せるようになってきて、ちょっとコツを掴めたかな…?というところで1回目の練習会は終わりました。実際にやってみたモルックは結構楽しくて、クラブの雰囲気も良く、2回目も楽しく来れそうだなと感じました。
2回目の練習会は、エントリーした友人と一緒に行きました。1回目の練習会と同じく、前半1時間で個人戦でウォーミングアップでしたが、後半1時間がチーム戦ではなく、個人でのリーグ戦でした。
この日は少し寒く、手のかじかみもあいまって狙いにくいなと思いつつ、モルックを投げていました。ただ、個人でのリーグ戦の途中で、ふと『コツが掴めたかも』と感じた瞬間がありました。モルックのルール特性上、狙いのスキットルを1本だけ倒して、書かれている点数を狙う必要がある場面が多いのですが、狙いのスキットルを1本だけ倒せることが何回か続いて、自分でもびっくりしていました。
そして、運もあったと思うのですが…その日のリーグ戦で1位を取れました。これはめっちゃ嬉しかったです。
この体験が、森田カップ当日の自信にも繋がりました。

あとは、友人のコミュ力のおかげで1回目の練習会よりも色んな人と話せました。
自分たちと同じように森田カップに出る人もちらほらいて、改めてこの大会の注目度の高さを感じました。

(4)大会当日!

大会の会場は、神奈川県川崎市にある『等々力補助競技場』というところ。当初は違う会場の予定でしたが、想定以上にエントリー人数が増えたらしく、より広い会場に変更になりました。我々参加者が楽しめるようにと、チーム森東の皆さんや日本モルック協会の方々があれこれ対応してくれたのかなと思うと感謝ですね。

大会当日は快晴。入場受付時刻の9時20分頃に現地に着くと、隣の広場でモルックの練習をしている人たちの姿が!大会はすでに始まっているなーと感じられ、内心テンションが上がっていました。
そして…辺りをウロウロしていると、会場方向に歩いていく東ブクロさんを見かけました(!?)。
てっきり顔を出さないのかと思っていましたが、今大会にも関わっているようです。東ブクロさんも、「イリーガルモルック」というチームで今大会に選手として参加していたと知ったのは、予選ラウンドが始まってからでした。
その後、競技ユニフォームを着た森田さんも見かけました。普段のYouTubeで五反田を練り歩いているときと同じようなノリで、通りすがりの人に手を振られて軽く挨拶していました。

その後、入場受付を済ませて会場内へと入り、開会式。
キングオブモルックの4人が、場内のステージ上に立ちました。森田さんをはじめとするメンバーの、軽快なMCに場が賑わいました。
そして、森田さんが『みんなで楽しくモルックをしよう』という旨のことを言ってくれたことで、勝ち負けに拘り過ぎなくていいと思えて少し緊張が解けました。

予選ラウンド

いよいよ予選ラウンド開始。
4チームずつ60グループに分かれ、グループ内での総当たり戦。各チームと2セットずつ対戦し、最終的にグループ内で最も多く勝ち数を収めたチーム1組が決勝トーナメントに進出できます。
他チームの方々とも話した感じ、自分たちのグループは、どのチームもモルック歴が同じくらいのようでした。
(便宜上、以降は他のチームにABCの記号を振ります)

最初に対戦したのはチームA。
練習会と同じようにやれれば良いかなと思っていましたが、直前にあまり練習できていなかったこともあり、なかなかどうして上手くいきませんでした。モルックに変な回転がかかって狙いの方向に飛ばない事が多く、1セット目を落としました。
2セット目も、チームAが先に50点に到達し敗退。
2勝0敗でゲームが終わりました。

チームBとの対戦。
1セット目はお互いのチームそれぞれが得点を重ね、なんと最後は同点で引き分け!
2セット目もなかなか点差が開かない接戦でしたが、友人の投擲により50点ぴったりになり勝利。
1勝1分けでゲームが終わりました。

チームCとの対戦。
1セット目は、自分が思い切って投擲フォームを変えてみたことも災いして、序盤で得点できずに落としてしまいました。
2セット目では元のフォームに戻し、それなりに食らいついていきました。
42点まで得点して自分の番になったとき、8点のスキットルのすぐ左右に別のスキットルがある状況でした。8点だけ倒せれば勝利ですが、傍にあるスキットルも一緒に倒してしまうと、倒れた本数の加点になってゲーム続行になりそう。50点を目指すために必要な点数も変わるため、狙うスキットルも変える必要が生じ、少し難しい状況でした。
賭けに出ることにしました。モルックを横から縦に持ち替え、8点のスキットルに向かって投げました。
我ながら言うのも恥ずかしいですが、綺麗に8点のスキットルだけ倒れてくれました。50点ぴったりになり自分たちの勝利!
1勝1敗でゲームが終わりました。

結果、自分たちのチームは2勝3敗1分け。
同グループの3勝以上していたチームが1位通過となり、自分たちはここで敗退となりました。
それでも、友人と自分それぞれの投擲で勝利を収められた試合もあり、初陣としては上々の結果だったと思いました。

いざ敗退してしまうと、ちょっと寂しかったです。試合に負けた悔しさはあまり無く、むしろ今日はもうモルックが出来ないことを寂しく思う気持ちのほうが強かったです。
もう一試合ぐらいやりたかった。そんな気持ちとともに、このモルックというスポーツを結構気に入っていたのだと気づかされました。

特設ブースでのおたのしみ

会場から歩いて少し行ったところに、モルックの体験ブースやマキオカリーのキッチンカー、森田カップの刺繍を入れたキャップの出店ブースがありました。
モルック体験ブースは、自分たちが行った時間帯にはキングオブモルックの面々も来て盛り上げていました。ただ、先にマキオカリーの列に並んだこともあり、自分たちが体験できた頃にはキングオブモルックの面々はいなくなっていました。
マキオカリーも、ちょうどお昼の時間帯ということもあり大盛況。キッチンカーの中では、みんなのたかみち店長と牧野ステテコさんが盛り付けを行い、カレーを提供してくれました。
めちゃ美味しかったです。スパイスの効いた、ちょっとさらっとしたカレー。友人と、今度本店も行ってみたいねと話しました。

モルック体験ブースでもらえたステッカー
マキオカリーのキッチンカー。
のぼりが反転してるのが惜しい
カレー美味でした。
自分(手前)と友人(奥)のぶん
森田カップのキャップの出店。
その場で刺繍入れてました。匠の技!

それと…忘れちゃいけないのが、さらばのYouTube企画で金ピカにされた、東ブクロの愛車の展示(笑)
こんな形で、実物を見られる機会がくるとは思っていませんでした。動画を見たときは結構綺麗に塗られている印象でしたが、近くで実物を見てみると結構色ムラがありましたね…。
塗られてからもう4年近く経っているので、経年劣化もあるのでしょうね。既に東ブクロさんはこの車を手放して、いまはAudiを乗り回しているようですが、そんな中でもこの車が当時のまま保管されている点に『さらばブランド』を感じました。

ナンバーが296(ブクロ)なのウケますね

決勝ラウンド

自分たちは予選ラウンドでの敗退となり、試合はありませんでしたが、森田さん率いる「キングオブモルック」と、東ブクロさん率いる「イリーガルモルック」の対戦があると聞きつけ、見ることにしました。
予選ラウンドの時点で、キングオブモルックやイリーガルモルックのいるブースはギャラリーが多いと感じていましたが、決勝ラウンドでも例に漏れずの大盛況っぷり。
試合を見守る観客と、取材用のテレビカメラに囲まれながら、それぞれのチームの選手がモルックを投げていく様子を見ていました。
試合を見ていて気づいたのが、モルックって頭脳戦だったんだな…ということ。投擲のコントロールも勿論重要ですが、お互いのチームが投擲までにかなり時間を使って話し合っていて、数手先までを読んだうえで倒すスキットルを考えているのだとわかりました。さながら、囲碁や将棋の対局を見ているようで、話しあっている時間は多少の緊迫感が漂っていました。さっきまでの自分たちはというと…勢いやテンポを大事にしようとめっちゃ早く投げてたんだなと改めて気づきました笑
試合の結果は…後日どこかで明らかになると思うのでそちらでご確認ください。森田さんと東ブクロさんの2人が、対戦相手として立ち並んでいる様子も新鮮に感じられてレアでしたし、純粋にモルックの試合として見ていて面白かったです。
お互い譲らぬ攻防が続き、自分だったらどうするかな、こんなに考えて作戦練れるかな、と考えさせられました。

(5)さいごに

最初は、さらばファンだから…という安直な想いで参加を決めた森田カップ。
終わってみれば、モルックという新しいスポーツを実際にやってみて知ることができ、当初の想定以上に良い経験ができました。
30年近く生きてきたけど、まだまだ新しいものとの出逢いってあると思えたのも嬉しかったです。

モルックのほうも、もう少し続けてみようと思います。
どこか体験会とかやっているクラブとかないか、ちょっと探してみます。

supported by COCALEROのゲートを添えて。
また次の森田カップも出たいですね!

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