色あわせ
皆様は毎朝「今日何を着ようか?」と悩みますか?
例えば、ボトムやトップス等の一点は決まるけど、これに何合わせるかも悩みますよね。
素材も勿論ですが、色合わせ等も問題です。
色合わせが可笑しいと、チンドン屋みたいなんて言われたりします。(若い方は、チンドン屋さん知りませんね?)
それだけ色は重要で、印象や雰囲気を決めてしまいます。
私は、色合わせにこだわるのが好きで、コーデイネート決めの大部分を占めています。
昨日紹介した、日本の伝統色を見ていたら、色合わせの説明もありました。
平安時代の宮中では、重ね着する着物の色の取り合わせを、自然界の色の移り変わりを取り入れ、決め事としていました。
とても素敵なので、いくつか紹介します。
あわせ色目にも、春・夏・秋・冬のシーズンごとと、雑という四季通用があります。
とてもたくさんあるので是非調べていただきたいですが、一例をご紹介します。
例
「春」
梅重 濃紅✖️紅梅 11月から2月まで
つぼみ梅 紅梅✖️濃蘇芳 お祝いに、正月15日まで
菫 紫✖️淡紫 春2月3月
「夏」
杜若 二藍✖️萌黄 5月
葵 薄青✖️薄紫 夏
苗色 淡青✖️黄 夏
「秋」
紅葉 赤✖️濃赤 秋
萩重 紫✖️二藍 秋
菊 白✖️青 8月から冬至
「冬」
雪の下 白✖️紅梅 冬より春
枯色 黄色✖️青 10月から3月
苔 濃香✖️二藍 冬
自然界の色合わせを参考にして、その季節の色を組み合わせると、垢抜けて素敵な装いになると思います。
その他、配色の黄金比があります。
「70対25対5」で、ベースカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%で合わせるとよいという指標です。
色の組み合わせを決めたら、分量を考えて見てください。
毎日のコーディネートの際に活用して、1日楽しくお過ごしください。
(コーディネートが上手く決まった日は、気分が良いのは私だけでしょうか?)
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