元夫の死

りゅうちぇるさんが亡くなったと知って驚いている。これから先、りゅうちぇるさんだからこそ伝えられたり、開いたりできる世界がたくさんあったはずなのに。

状況も関係も全く違うけれど、うちも元夫は離婚後に亡くなった。
病死だったけど、離婚後の自堕落な生活や精神状態を思うと離婚が原因だろうなと、わたしはどうしてもそこに結びつけてしまっていた。友人や彼女からは「そんなふうに思わないで!」と何度も言われたけど、関わった人間として後悔は尽きない。

孤独は人を追い詰める。

わたしは元夫のために何ができただろう。なんて言葉をかけたらよかっただろう。モラハラがきつくて、逃げ出したけれどもう終わったこと。「あなたを許す」そう思おうとしていた。「幸せになって」それは願っていた。けれど「まだ会うたびに子供たちを傷つけるあなたをどうしても許せない」その気持ちもあった。だから何も言えなかった。言えないまま元夫はこの世からいなくなった。

こどものこと

離婚してもこどもはこども。
お父さんのことですごく悲しむ、そんな姿を見ると母として支えたい。でもこどもってすごいから。支えるつもりが支えられて。一緒に泣きながら、笑いながら、いつか時間が泣く時間を減らしてくれた。笑う時間を増やしてくれた。つらい気持ちを押し流してくれて、残ったものは強くて尊い。そう信じる。
大丈夫。いまは心配で辛くても大丈夫。絶対に大丈夫。

元夫へ

死なないでほしかった。子どものために生きてて欲しかった。

怖くて、嫌いで、ぜんぜん気持ちはわからなかったけど、
子どもたちのために生きててほしかった。
でも亡くなってしまったのを後悔するぐらい、ちゃんと生活すればよかったと心底後悔するぐらい、子どもはわたしが愛情を持ってちゃんと育てます。

許さないけど許す。もう許す。だから本当に関係はこれでおわり!
すっきりはしない。くやしい。ばーかー!と思ってる。

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