見出し画像

【世界大会観戦用】5弾環境デッキリストまとめ【全文無料】

 こんにちは。ばんちきです。

 今回は、3月3日(日)に開催されるワールドファイナル(世界決勝大会)の観戦用記事です。

 海外ではまだ6弾のブースターパックが発売されていないため、日本勢にとっては過去環境となる5弾のレギュレーションに合わせての開催となります。
 現環境よりもカードパワーが控えめなことからゲームスピードが若干遅く、よりプランニングが重要になる展開が多い印象です。

 当日の配信を観るにあたって、5弾環境の焼き直しに使っていただければ幸いです。

 ぜひ最後までお付き合いください!


【青黒サカズキ】

デッキリスト

 間違いなく5弾の覇権を握ったデッキです。
 初期段階では9コスト《ジュラキュール・ミホーク》などが採用された重たい構築だったため【紫ルフィ】に一歩劣るデッキでしたが、《ブランニュー》と《犬噛紅蓮》の発見によって相性が改善され、一気に環境最上位となりました。

 明確な不利マッチが存在しないため、基本的には世界大会はこのデッキのミラーマッチが起こり続ける環境だと考えていいと思います。
 もし自分が出るなら間違いなく【青黒サカズキ】を使います。


採用カード

《犬噛紅蓮》

 個人的には80%くらい今回の禁止改定で制限がかかると思っています。
 《ブランニュー》や青《ヒナ》といったキャントリップ系のキャラと非常に相性が良く、攻撃回数を増やして相手の手札を削る能力が高いです。


《ヒナ》(青)

 採用の有無に個人差があるカードで、《サンジのピラフ》との選択枠です。
 このカードの存在から、ミラーマッチにおける先攻2ターン目の5000リーダーは守れるなら守った方が良い場合が多いです。

 仮に守られずにこのカードのプレイが通った場合、3ターン目の《大噴火》+《犬噛紅蓮》によるリーダー2ドン付与込みの7000,7000で先攻側が形勢良しです。
 守るべきハンドの際に海外勢が先攻2ターン目の5000リーダーを守れるかどうかは個人的に少し注目しています。


採用候補カード

《サンジのピラフ》

 《レベッカ》《ヒナ》《ロブ・ルッチ》という3種のコンボパーツを手札に揃えるのが理想のデッキなので、単純に手札が増えるこのカードは非常に優秀です。

 特にミラーマッチでは後攻3ターン目に打つことで先攻4ターン目の7コスト《ボルサリーノ》をスカすことができ、先攻側のハンドキープに裏目を発生させる展開も狙えます。
 盤面にキャラが出ないため『アタッカーを場に置く』というミラーマッチにおける重要な事象の先手後手が入れ替わってしまうのが難しいポイントですが、それを考慮しても純粋に手札が1枚増えるアドバンテージはかなり大きいです。


《氷河時代》

 このカードを採用しておくと、処理漏れが発生しづらくなるため黄色系統のデッキに対する勝率が少し安定します。
 ミラーマッチでも7コスト《ボルサリーノ》を強く弾き返す起点として使える展開が起こり得るため、自分がエリア戦で使用したリストにも1枚採用していました。
 青《ヒナ》を採用しているリストであれば、《マンシェリー》との入れ替え枠になります。


《サボ》

 【黄カタクリ】に対して1枚でもゲームに絡むと詰めが非常に安定します。
 終盤までにトラッシュに1枚見えるだけで《レベッカ》によるサルベージによってゲームに絡ませることができるため、《2億V雷神》のケアとして1枚採用する選択肢は大いにアリだと思います。


サンプルリスト

 《サンジのピラフ》採用型のサンプルリストです。
 ミラーマッチにおけるゲーム進行の研究が進んだことにより、環境終盤では《マンシェリー》をうまく使いきれるほど長いゲームにならない場合も多くなっていたため、《マンシェリー》は自由に枚数を動かせる枠だと思います。


【紫ルフィ】

デッキリスト

 【青黒サカズキ】の次点で強力なデッキです。
 リーダーのスーサイド効果によるドンブーストから優秀なキャラを早期着地させる動きが強く、除去パーツが欠損した【青黒サカズキ】であれば充分負かせるデッキパワーを持っています。

 このデッキは5弾環境時点では【青黒サカズキ】以外のほぼ全てのデッキに勝ち越せるというのもポイントで、ある種環境の線引きとなっていたデッキです。
 特に黄色系統のデッキに対して勝率が非常に高く、ほぼ負けないと言っても過言ではないと思います。
 海外勢は【青黒サカズキ】へのメタとして【黄カタクリ】や【黄エネル】を持ち込んでくる可能性もあるので、そこに対してかなり安定して勝てるというのは評価点の一つです。


採用カード

《マゼラン》

 このカードの存在によって、ドンカーブ通りにキャラをプレイすることを目指すデッキは軒並み【紫ルフィ】に構造上不利が付く環境でした。
 黄色系統のデッキが露骨に影響を受けやすく、プレイされた時点でおおよそ劣勢です。

 【青黒サカズキ】に対してもおおよそ《犬噛紅蓮》を要求するため、《たしぎ》がない5弾環境の【青黒サカズキ】にとってかなり太い負け筋になります。


《パウリー》

 リーダー効果とこのカードでドンを10まで伸ばし、先攻4ターン目から5コストの優秀なキャラを2面展開していくのが【青黒サカズキ】に対する明確な勝ち筋です。
 仮に後攻2ターン目に4コスト《ボルサリーノ》をプレイされたとしても、7コスト《ユースタス・キッド》より優先して盤面に送り出す展開も往々にして存在します。


【黄カタクリ】

デッキリスト

 【青黒サカズキ】に対してまともな勝率を望める数少ないデッキです。
 6弾環境と違って《排撃》こそ持ち合わせていないものの、その分《雷霆》によって《レベッカ》を貫通しやすくなっているため、自分のライフを残した状態で相手のライフを全て削りきればおおよそ勝ちです。

 《たしぎ》と《ゲッコー・モリア》が無い【青黒サカズキ】でこのデッキに安定して勝つのは若干難しく、不安要素の一つです。
 世界大会における台風の目となる可能性は充分あると思います。


採用カード

《2億V雷神》

 リーサル時に《レベッカ》や4コスト《ボルサリーノ》の壁を乗り越える際に使います。
 《排撃》がまだ実装されていないため今よりも若干取り回しが難しく、突然リーサルに飛び込むような使い方はできない場合が多いです。

 10コスト《シャーロット・リンリン》でゲームを遅くして、1ターン耐えた後に《雷霆》と合わせてリーサルを組む展開がよくあるパターンです。


《雷霆》

 《排撃》に代わって自身のライフを調整する際に重宝していました。
 当時の【青黒サカズキ】は《ゲッコー・モリア》がないため打点1体の価値が非常に高く、トリガーのこのカードによって明確にキルターンがズレるため、10コスト《シャーロット・リンリン》をプレイしやすくするという点でも強力なカードです。


《シャーロット・スムージー》

 トリガーで登場した際が特に強力で、【青黒サカズキ】側がケアできないタイミングで不意に踏んでしまうと現在の《シャーロット・フランぺ》によるリーサルに似た展開が起こります。

 単純に《2億V雷神》のためのライフ調整要員としても優秀なため、【青黒サカズキ】視点ではかなり面倒くさいカードだと思います。


【緑ウタ】

デッキリスト

 このデッキも【青黒サカズキ】に対してある程度の勝率を望めます。
 素引きの《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》に頼る形になってしまうためお世辞にも安定はしませんが、噛み合った際に勝ち切る力は強いデッキです。

 基本的に【青黒サカズキ】に対して《モンキー・D・ルフィ》の展開が通ることはほとんどないため、ある程度の段階で横展開に見切りをつけて、《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》の盤面ロックによる遅延と《私は最強》による連続攻撃で押し切るゲームプランに切り替える場合がほとんどです。

※02/20 追記

 発売時期の影響から、2000拳の《ジュラキュール・ミホーク》は使用不可とのことです。
 《スクラッチメン・アプー》等の2000拳と入れ替わる形になると思います。


採用カード

《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》

 当時は【青黒サカズキ】に《氷河時代》があまり採用されていなかったことから盤面に残りやすく、このカードで1ターンもらった次のターンにリーサルを組む展開がかなり現実的です。


《私は最強》

 最終ターンに一気に吐く使い方だと打点があまり出ないので、中盤と終盤に分けて使うことが多いです。
 【青黒サカズキ】に対して多面展開はほとんど通らないので、基本的には最終的にこのカードで勝つためのゲーム展開を目指します。


【黄エネル】

デッキリスト

 海外の権利を賭けた大会で優勝していたリーダーで、おそらく日本勢よりも評価が高いデッキです。
 【青黒サカズキ】に対して籠城戦法を仕掛けるのが当時の流行りで、【青黒サカズキ】側が焦って攻めてきたところを抑え込むコンシードプランを目指します。

 ただし、【青黒サカズキ】側が黒《ヒナ》と7コスト《ボルサリーノ》をかき集めるプレイを心がけるだけで勝率がガクッと落ちてしまうため、日本勢からの持ち込みはおそらく無いと思います。

※02/20 追記

 雑誌のプロモ自体が海外で存在しないことから、《ロロノア・ゾロ》は使用不可とのことです。
 籠城型はデッキ強度がかなり低くなってしまうため、仮に持ち込まれるのであれば《オーム》と《ホーリー》が採用された空島型が主流になりそうです。


採用カード

《2億V雷神》

 このデッキにおける《2億V雷神》は除去呪文として使うことが多いです。
 厄介な4コスト《ボルサリーノ》や《クザン》をレストにして戦闘でKOし、余った8ドンで《シャーロット・カタクリ》をプレイするのがよくある展開です。


【赤紫ルフィ】

デッキリスト

 3枚採用が多くデッキリストがカチャカチャですが、【青黒サカズキ】に対して有効な大型キャラや《クイーン》の連打を遂行するために必要なパーツが多く、カチャカチャにせざるを得ないデッキです。

 ドンブーストと大型キャラを綺麗に引き込んだ試合は順当に勝つ展開も往々にして存在します。
 特に一度処理漏れが発生すると取り返しがつかなくなるので、【青黒サカズキ】側の慎重なハンドキープが求められます。


採用カード

《ワイヤー》

 ルーティング効果によって終盤不要になったドンブースト系統のカードを切れるため、このカードのプレイが通ると手札の質が一気に高くなります。
 かといってここに貴重な除去札を吐くかと聞かれるとかなり難しく、【青黒サカズキ】視点では地味に面倒なカードです。


おわりに

結果予想

優勝:【青黒サカズキ】
準優勝:【青黒サカズキ】
3位:【黄カタクリ】
4位:【青黒サカズキ】

 で提出させていただきます。

 禁止改定は、

80%:《犬噛紅蓮》
15%:リーダー《サカズキ》
5%:《ブランニュー》

 で提出します。

 今回Tier下位デッキの採用候補カードを割愛させていただいたのも、正直なところそれほどまでに【青黒サカズキ】が飛び抜けて強かったからです。

 【青黒サカズキ】における青《ヒナ》と《サンジのピラフ》の優位性は最後まで宿題として残ったまま5弾環境が終わってしまった印象なので、今回の世界大会で答え合わせができるのはとても楽しみです。

 この記事が皆さんの参考になれば幸いです。それでは!

もしよろしければサポートをいただけると大変励みになります。 いただいたサポートは、主に無料記事の製作費にあてさせていただきます。