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"イメージ"を"見る"こと

物の形や色、状態を知覚し認識することを"見る"こととすれば、人間の眼に入ってくる情報(光)をすべて受入れ、把握し、認識することはおそらくできないだろう。膨大な情報を知覚するために、人間の眼は知らず知らずのうちに光を選択をし、遠くと近くの物の状態を同時に、光の量を調整しながら、凝視や一瞥を繰り返している。ただしこれは「視認する」ことにおいて。視覚を介さない、頭の中にある"イメージ"を、どのように"見て"いるのか。下記に出品する今回の作品は、そんなことを考えて制作しています。

10人の現代美術作家×平野啓一郎 

「マチネの終わりに」作品展
会 期:2016年4月8日(金)〜2016年4月18日(月)
時 間:11:00-20:00
場 所:渋谷ヒカリエ8/CUBE1,2,3
主 催:コルク、ピースオブケイク

『マチネの終わりに』特設サイト
http://k-hirano.corkagency.com/lp/matinee-no-owari-ni/
『マチネの終わりに』作品展 オープニングレセプション
http://www.hikarie8.com/court/2016/03/post-174.shtml

カメラをもって出かける際、色、形、構成のスタディとして、スナップ写真を撮影したりもします。このスタディとしての写真は、今回の作品のきっかけにもなっています。






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