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マァ!お若いのね~

先日、「オロジノフゼイ オトコノマ お茶でのあいさつ」で学生時代のことを書いたら、そのころに着付けを習ったことを思い出しました。
無料の着付け教室だったのですが、そこでは、やはり無料ということもあり、講義の途中で2回ほど、着物や帯の即売会がありました。
私は学生中だったこともあり、強く勧められることもなく、ただきれいな着物や帯を見させていただき、楽しかったことを覚えています。

そう、楽しかったことと、もうひとつ思い出したのが「お若い」という言葉。

着物や帯を見ながら、
「まぁ!お若いのね~」
「あら、意外にお若い」

と皆さん。

はて、若い?
色やデザインが若い人向けという意味?
でも、嬉しそうにおっしゃっているから違うな~。
有名な作り手さんの若いころの作品なのかな?

…きっと皆さん、お分かりですよね?
「安い」の隠語(?)として「若い」と表現されていたようです。
着物の世界だけの言葉なのか、他でも使われているのかわかりませんが
安い、値ごろである、という意味のようです。

なるほど~、安いというと直接的すぎるから、そういう表現を使うのね
と、大人の世界を垣間見たことを思い出しました。

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写真はハナカンザシ(花簪)。
花びらがカサカサしています。珍しいですよね。
この花がお店に並ぶと、もう春が来ると告げられた気がします。
好きな花です。
つぼみがたくさんあるので、これから次々と咲いてくれそうで楽しみです。
後にすこしぼけて見えるのは、サイネリア。
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