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干し柿に子どもの頃を思い出す

農家の軒下に吊るされた柿
一つひとつ丁寧に皮をむいて
また、一つひとつ糸に結わえて吊るしていく

ジッと見上げていたら主がでてきた
「子供の頃を思い出しますね」、いうと
「秋になると大変だけど干し柿にするのも楽しいものだよ」と

写真を撮らしてというと
「干し柿ができたら分けてあげるよ」
笑顔で応えてくれる
(いつも採りたての野菜をいただいている)

子どもの頃
祖母が作った干し柿を盗み食いして
叱られたことが懐かしい

今は、その故郷・大分の安岐町に帰るのが遠くなったが
今日、その故郷からもぎたてのミカンが届いた
食べると口の中に甘さがひろがった
故郷は遠くなっても故郷の香りと味、ミカン便りが胸を熱くする

大小さまざまなもぎたて

大きいミカンは市場に出すが小さいSSは缶詰め工場へ
SSが一番甘い
いつもSSミカンを美味しく食べる
早速、吊るし柿宅へお裾分け
見知らぬ土地でのささやかな交流の秘訣の一つです

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