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最古の遺跡について 阿加井秀樹

みなさんこんにちは。

阿加井秀樹です。

今回ご紹介する世界遺産はトルコの南東部に位置するギョベクリ・テぺです。

この遺跡の和訳は太鼓腹の丘という意味があります。

この遺跡は他の遺跡とは一味違う点があり、新石器時代の考古遺跡になります。

その歴史は古く1万2000年前に作られたとも言われており、人口の石柱がいくつもあり、直径約20mの大きさになります。


イギリスにあるストーンヘンジですら紀元前2500年前というのにも関わらずギョベクリ・テぺは1万2000年と桁違いの古さであり、技術力を要していたと考えられています。

未だ謎の多い遺跡ではあるが、都市伝説の中ではこのギョベクリ・テぺには外部から知識を与えられ進化した人類がそれらを作成したとも考えられているほどです。

発掘されたあらゆる証拠からみて、当時のひとびとがティグリス川やユーフラテス川の畔で狩猟採集生活をしていたことは間違いないといわれています。


ですが、ギョベクリ・テぺにある巨石を運ぶのに必要な車輪は当時まだ発明されておらず、馬や牛のような家畜もいなかったといわれています。

さらに驚くべきは、「この場所にだれも住んでいた形跡がない」といわれています。

ひとびとは半径百数十キロ以内くらいに分布する村々から旅をして、神殿で行なわれる何らかの祭儀に参加していたそうです。

メソポタミアで最初期の農耕文明が始まったのが紀元前6500年頃とされているので、その5000年以上前から神事を執り行なうための純粋な宗教施設としてギョベクリ・テぺが造られたというのが現在の有力な説だといいます。


それではまた。阿加井秀樹


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