似合うようになる服もある

前々回、だんだん似合わなくなる服の話を書きましたが、だんだん似合うようになってくる服もあります。

それは、派手なもの、ゴージャスなもの。私は、10代を母の読む『暮しの手帖』と『オリーブ』で育ってきたため、生地が良く、仕立てのしっかりしたガーリーな服がずっと好きでした。今ももちろん着るのですが、ここ数年は、そこに鮮やかな色、複雑な柄の服が加わってきました。大きなウサギ二匹のスカート、ヤンキーの学ランの裏地みたいなシャツ、真っ赤なタイトスカート……。こういう服がまたテンション上がって、楽しいのです! 

『赤い口紅があればいい』のなかで野宮真貴さんはこうおっしゃっています。

「ここにきていよいよゴージャスなアイテムが似合うようになったのです!
 若い頃はギラギラしすぎてともすれば品格を疑われることもありましたが、私たちの世代になるとどんなにゴージャスな服でも品良く着こなせることができるのです。
 毛皮や大ぶりのアクセサリー、赤い口紅も余裕です。日本では年を重ねると「控え目に」という意識が働くようですが、おしゃれという観点からは逆に『派手に』が正解です」

「派手に」「品良く」。試行錯誤を重ねていきたいです。


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