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アルジェント研究会未完成年表

アルジェント研究会の歩みについての記録です。

2003年

開催までの道のり

2003年12月12日、渋谷の旧アップリンク・ファクトリーで開かれていた特集上映の「ユーロトラッシュ不法集会Vo.3」でルチオ・フルチの『マッキラー』とダリオ・アルジェントの『4匹の蝿』が上映された。

「不法」という文字が示す通り、権利元から上映権を許諾して上映するという手の混んだことはしておらず、主催者が所有しているビデオをそのまま上映するという上映会だった。

だが、当時は正式なビデオ化がされていなかった『4匹の蝿』を観ることができるとあって、アルジェントファンが会場に結集した。

不法集会での上映会の後、有志が集まり、近くの喫茶店でお茶を飲みながら『4匹の蝿』について語り合った。その勢いで、近くの居酒屋で飲み始めた。バカ話をしているうち、せっかくだから色々なビデオの上映会をやったらどうだろう、という話が出てきた。

まず会場はどうしよう。会場はどうやって借りるのだろう。料金は高いのだろうか。どうやって人集めをすればいいのだろう。「すみだリバーサイドホール」なんていいのではないか。

まず、『4匹の蝿』をもう一度上映しよう。『サスペリア2』のテレビ放映版も持っているので、その次はそれを上映しよう。『サスペリア2』でこけ脅かしの効果音が入っている部分では会場にシンバルを持って来て、効果音に合わせて部屋の後ろでバーンと鳴らそう。企画案は広がっていった。

色々と調べていくうち、亀戸駅前のカメリアプラザの研修室を会場として借りることができるということがわかった。開催日を5月22日と決定し、部屋を予約した。それからパンフレットの執筆、印刷、ウェブ上での告知。開催日まであっという間だった。

2004年

第1回 『4匹の蠅(フランス語版)』『トラサルディアクション』上映 

2004年5月22日(土)午後1時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第1研修室

出席:33名、2次会:午後5時30分から土間土間亀戸店にて出席者16名

最初のアルジェント研究会だった。当日はパワーポイントが繋がらないというトラブルが発生し、開場時間が遅れた。代表にとっても、イベントを主催するのは初めてだった。事前に参加者登録をお願いしていたため、名前だけは分かっていたが、どんなメンバーが参加されるのかは分からず、緊張の連続だった。参加者は33名。パワーポイントが投影できなかったため、急遽、コピーしたハンズアウト資料を配布して解説を行った。

第2回 『ビッグ・ファイブ・デイ』上映、『デス・サイト』を語ろう、『FIAT CROMA』上映

2004年7月24日(土)午後2時から
東京・江東区カメリアプラザ9階研修室

出席者:17名、2次会:同日午後5時30分から土間土間亀戸店にて出席者15名

前回、機材のセッティングが手間取ったため、開始時間を30分遅くした。この研究会までは上映が主体のイベントだった。MIMIビデオから発売され発売本数の少なかった歴史ドラマ『ビッグ・ファイブ・デイ』を上映し、その後、アルジェントが演出したCMの『FIAT CROMA』を上映した。その後、その時点での最新作、『デス・サイト』について語った。

第3回 アルジェント作品大予告編大会、『サスペリア』徹底解析

2004年9月23日(祝日)午前10時から
東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

出席者:28名、2次会:同日午後5時30分から土間土間亀戸店にて出席者15名

この回から開催時間を午前・午後に拡大した。午前中はアルジェント作品の予告編を一挙上映。午後は『サスペリア』を上映しながら、解説を加えた。

第4回 『スタンダール・シンドローム』をめぐって

2004年12月12日(日)午後2時から
東京・江東区カメリアプラザ9階会議室

出席者:18名、2次会:同日午後5時30分から土間土間亀戸店にて出席者17名

この回は午後だけの開催だった。『スタンダール・シンドローム』について制作の過程と裏話について扱った。

2005年

第5回 午前の部:『4匹の蝿』(英語音声版)、午後の部:The Early Years『脚本家時代の鬼才』

2005年2月27日(日)午前10時30分から
東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

出席者:午前の部10名、午後の部14名、2次会:同日午後5時30分から和民亀戸店にて出席者8名

この回から、午前10時30分開始、午後4時30分終了というスタイルが確立した。午前中は『4匹の蝿』を再上映。午後はアルジェントの脚本家時代の作品を紹介した。参加者は少なかったが、『官能の季節』や『捜査網せばまる』など、国内未発売の映像資料を多く紹介した貴重な回である。

第6回 『サスペリア2』の深層 

2005年5月28日(土)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

出席者:28名、2次会:同日午後5時30分から土間土間亀戸店にて出席者14名

この回から、午前・午後を通して1本の作品を深く研究していくというスタイルが固まっていった。各バージョンの比較、ロケ地の紹介、撮影秘話など、関連映像とともに紹介した。

第7回 ゴブリンの映画音楽

2005年8月13日(土)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

出席者:22名、2次会:同日午後5時30分から和民亀戸店にて出席者12名

この回は、ゴブリンが音楽を手掛けた映像作品を横断的に紹介した。アルジェント作品以外にもゴブリンは多くの映画に曲を作っており、名曲から明らかに手抜きの作品など、網羅的に紹介した。

第8回 『わたしは目撃者』&クラウディオ・シモネッティの映画音楽Part2

2005年11月12日(土)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

内容:『わたしは目撃者』&クラウディオ・シモネッティの映画音楽Part2

出席者:19名
2次会:同日午後5時30分から和民亀戸店にて、出席者14名

この回はアルジェントの監督第2作『わたしは目撃者』の制作秘話を紹介した。そのなかで同作に影響を与えたと言われる『密室の恐怖実験』を全編上映した。前回紹介しきれなかったクラウディオ・シモネッティの映画音楽を紹介したが、紹介しきれず、一部を次回に持ち越し。

2006年

第9回 『スリープレス』&クラウディオ・シモネッティの映画音楽Part3

2006年2月4日(土)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

出席者:19名、2次会:同日午後5時30分から和民亀戸店にて出席者10名

『スリープレス』はアルジェントが久々にジャーロに回帰した作品である。この研究会では同作の制作背景、スタッフとキャストの関連作品、『サスペリア2』などの他のアルジェント作品との比較分析などを行った。前回紹介しきれなかったシモネッティの映画音楽を紹介したが、またもや紹介しきれず、次回へ続くことになった。

第10回 『歓びの毒牙』&クラウディオ・シモネッティの映画音楽Part4

2006年4月9日(日)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

出席者:25名、2次会:同日午後5時30分からわん亀戸店にて出席者15名

久々に25名以上の研究会となった。デビュー作『歓びの毒牙』をテーマに、ダリオ・アルジェントが監督としてデビューするまでの経緯や主要キャストの関連作品、ベースとなった他の映画作品などを紹介した。クラウディオ・シモネッティの映画音楽の紹介もようやく完結する。

第11回 『オペラ座/血の喝采』

2006年7月2日(日)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

出席者:18名、2次会:同日午後5時30分から笑笑亀戸店にて出席者13名

『オペラ座/血の喝采』の撮影秘話、ホラー映画における目の機能、エンディングの違いによる作品分析などを扱った。

第12回 『デモンズ』とその仲間たち

2006年8月13日(日)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

出席者:14名、2次会:同日午後5時30分から坐和民亀戸店にて出席者9名

ランベルト・バーバ監督の『デモンズ』シリーズをテーマに、脚本開発の経緯、音楽制作の裏話、関連作品の紹介などを行った。

第13回 『ゾンビ』とその周辺

2006年9月23日(祝)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

出席者:17名、2次会:同日午後5時30分から坐和民亀戸店にて出席者9名

ジョージ・ロメロ監督の『ゾンビ』とダリオ・アルジェントとの関係、当時のインタビューの検証、ゾンビを扱ったその他の映画との関連などを扱った。

第14回 『インフェルノ』の秘密

2006年11月3日(土)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

出席者:22名、2次会:同日午後5時30分から坐和民亀戸店にて出席者13名

魔女ものの第2作『インフェルノ』の制作経緯と脚本や設定に隠された秘密、キャストの現在の姿などを紹介した。

2007年

第15回 『デス・サイト』は本当に失敗作なのか

2007年2月17日(土)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

出席者:13名、2次会:同日午後5時30分から坐和民亀戸店にて出席者9名

この回はファンからの評価も芳しくなかった『デス・サイト』を再評価した。ベースとなった作品、作品ができるまでのいきさつロケ地の映像、撮影監督ブノワ・デビエが手掛けたギャスパー・ノエの作品の紹介など、多面的に本作の魅力に迫った。

「ダリオ・アルジェント 恐怖の幾何学」発刊2007年3月1日

特別編:ロフトプラスワン「ダリオ・アルジェント 恐怖の幾何学」

2007年3月13日午後7時30分から新宿ロフトプラスワンにて

アルジェント研究本「ダリオ・アルジェント 恐怖の幾何学」の発刊記念イベント。出演者(五十音順):大久保智康(脚本家)、篠崎誠(映画監督)、殿井君人(映画ライター)、矢澤利弘(アルジェント研究会代表)、鷲巣義明(映画文筆家)

第16回 ミケーレ・ソアヴィ『デモンズ3&4』、現実と幻想の境界線

2007年7月16日(祝)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

ソアヴィ監督の『デモンズ3』と『デモンズ4』をテーマに、彼の描く現実と幻想のないまぜになった世界を分析した。殿井君人氏による「イタリアン・モンスター・パニック・ムービー変遷史のコーナーも好評だった。

特別編:第1回初体験映画研究会 「チャーリー&スーピーラブタッチ大作戦」上映

2007年12月23日(日)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

第17回 魔女三部作ついに完結、アルジェントへの取材報告

2007年12月23日(日)午後1時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

参加者:23名

ダリオ・アルジェントの最新作『サスペリア・テルザ』を中心に、11月上旬にローマで敢行したダリオ・アルジェント監督をはじめ、音楽家クラウディオ・シモネッティ、魔女の1人を演じたイタリア在住の日本人女優市川純さんへのインタビュー内容を紹介しながら、新作の謎に迫った。2次会のあとはカラオケで「テイク・ミー・トゥナイト」大会

2008年

特別編:「大流血! イタリアン・ホラー祭り」

2008年5月5日午後7時30分から阿佐ヶ谷LOFT A

『イタリアン・ホラーの密かな愉しみ』発売記念のイベント。『サスペリア・テルザ』取材のため、ローマのアルジェント邸を訪れたときの話を中心に紹介した。

第18回 「黒猫」がいっぱい-『マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴』

2008年5月11日(日)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

内容:「黒猫」がいっぱい-マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴

参加者:15名

ジョージ・A・ロメロとのオムニバス映画『マスターズ・オブ・ホラー/悪夢の狂宴』の「黒猫」をはじめ、エドガー・アラン・ポーの「黒猫」をベースにした映画の数々、その他、ポーの小説を基にした映画作品を取り上げた。

第19回 『サスペリアPART2』再論

2008年11月29日(土)午前10時30分から東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

参加者:22名、2次会:同日午後5時15分から坐和民亀戸店にて出席者11名

以前に取り上げたことのある『サスペリア2』について、新たな観点から見直した。ロケ地の現在の状態の紹介やオリジナル脚本と実際に完成した映像との比較などを行った。

2009年

特別編:「フェイマス・モンスターズ・ナイト」

2009年3月26日午後、築地本願寺ブディストホールホラーとSFのイベント「フェイマス・モンスターズ・ナイト」にて『サスペリア・テルザ』について紹介した。

『サスペリア・テルザ』初日オフ会


2009年4月25日午後7時、集合場所:シアターN渋谷劇場前集合

『サスペリア・テルザ』の劇場公開初日に劇場前に集合し、オフ会を行った。

特別編:『サスペリア・テルザ』トークショー第三夜(綾辻行人vs矢澤利弘)


2009年5月15日(金)午後7時10分から渋谷シアターN

『サスペリア・テルザ』について作家の綾辻行人さんと対談を行った。当日の内容は『サスペリア・テルザ』DVDに抜粋収録されている。

第20回 鏡、移動、引用-すり抜けるアルジェント

2009年7月26日(日)午後2時30分から東京・江東区カメリアプラザ5階第2研修室

参加者:20名、2次会:同日午後5時15分から坐和民亀戸店にて出席者10名

今回は特定の作品1本をテーマにするのではなく、鏡、移動、引用という3つのキーワードを通じて、アルジェント作品を他の作品との比較を通じて検討した。恐怖を引き出すための鏡の機能、アルジェント作品における瞬時の空間移動、アルジェント作品における他の作品からの引用について紹介した。

第21回・第22回 アルジェント研究会2DAYS 映画の中の夢、夢の中の映画-悪夢を描くアルジェント

2009年9月21日(月・敬老の日)22日(火・国民の休日)カメリアプラザ6階第3研修室

2次会:両日午後5時15分から坐和民亀戸店などにて

21日
10:30-12:00 映画の中の夢、夢の中の映画-悪夢 を描くアルジェント(1)(矢澤利弘)
13:00-14:30 映画の中の夢、夢の中の映画-悪夢 を描くアルジェント(2)(矢澤利弘)
15:00-16:30 映画の中の夢、夢の中の映画-悪夢 を描くアルジェント(3)(矢澤利弘)
22日 
10:30-12:00 イタリアン・ホラーにおける夢(安井泰平)
13:00-14:30 ダリオ・アルジェントの物語構成 (大久保智康)
15:00-16:30 トークセッション:休みの午後はアルジェントを語ろう(大久保、殿井、矢澤)

初めての二日間連続開催となった。今回は夢をテーマに、アルジェント作品における夢の使われ方、映画における夢の機能について考察した。その他、『サスペリア2』の物語構成についてのワークショップを行った。トークショー形式のコーナーも実験的に設けた。

2010年

第23回 アルジェント映画におけるケレン

2010年2月21日(日)14:30-16:30 東京・江東区カメリアプラザ5階第1研修室

人数:16名、2次会:同日午後5時15分より

アルジェントの70年代後半から80年代初期における作品は特に殺人シーンの工夫が特徴的だった。これは歌舞伎や人形浄瑠璃におえるケレンにもたとえることができる。この回のアルジェント研究会はアルジェント映画におけるケレンについて考えるほか、いくつかのテーマをピンポイントで取り上げた。この回は会場が狭かった(定員16名)ため、従来のような一方通行の講義形式ではなく、参加者同士の交流を図ることができるような形式で行った。

第24回 主人公はいつ怖がるのか

2010年9月5日(日)10:30-16:30 東京・江東区カメリアプラザ6階第3研修室

内容:主人公はいつ怖がるのか

人数:15名、2次会:同日午後5時15分より

アルジェントの作品のほとんどは連続殺人をテーマにしたものであり、特に殺人シーンの工夫が特徴的である。この回のアルジェント研究会はアルジェント映画における主人公の行動について考えたほか、いくつかのテーマをピンポイントで取り上げた。

2011年

第25回 アルジェントとスタジオ、大道具、美術&イタリア映画史入門

2011年1月9日(日)14:00-16:30 カメリアプラザ6階第3研修室 

アルジェント作品が撮影されたスタジオを研究した。ローマのデ・パオリススタジオやチネチッタ撮影所の工房、サスペリアのバレエ学校のセットの流用などについて紹介しました。

特別編:ダリオ・アルジェント全仕事

2011年4月10日(日)10:30-16:30 カメリアプラザ(東京・江東)5階第2研修室

この回のアルジェント研究会はダリオ・アルジェントの全仕事を振り返る復習編だった。メジャーな作品から知られざる仕事までを取り上げた。トークライブの雰囲気でアルジェントの世界を横断的に振り返った。

2012年

第26回 『フェノミナ』

2012年4月15日(日)10:30-16:30 カメリアプラザ(東京・江東)5階第1研修室

研究会としてはほぼ1年ぶりの開催だった。「フェノミナ」はアルジェントのフィルモグラフィーのなかでも特殊な位置にある作品である。どのようにしてこの作品が誕生したのか。その魅力はどこにあるのかを考えた。

2013年

第27回 アルジェント作品の撮影監督たち

2013年1月14日(月・祝日)10:30-16:30 カメリアプラザ(東京・江東)6階第1会議室

人数:14名、2次会:同日午後5時より参加者7名(サイゼリヤにて)

アルジェントの映像美学は撮影面を抜きにして語ることはできない。監督デビュー作『歓びの毒牙』を撮影したヴィットリオ・ストラーロは米アカデミー撮影賞を複数回受賞している名匠であり、『サスペリア』『シャドー』『ドラキュラ3D』のルチアーノ・トヴォリのキャメラは見るものを圧倒する。 この回はアルジェント作品の撮影監督たちが手掛けた作品を見ていくことで、彼らの素顔に迫った。

第28回 終焉と未来 

2013年2月11日(月・祝日)10:30-16:30 カメリアプラザ(東京・江東)5階第1研修室

人数:20名、2次会:同日午後5時より坐和民亀戸店にて参加者20名

この回は9年間のアルジェント研究会の歩みを振り返る総集編だった。 

第29回 サスペンスの微分法

2013年8月11日(日)14:00-17:00 gallery & cafe fu(横浜市石川町)

人数:22名、2次会:同日午後5時半より同所にて参加者16名

この回は、イタリア映画とジャッロ映画の歴史、シャドーの本国版、米国版の比較、サスペリア、サスペリア2のテレビ放映版、流行語としてのサスペリアなどを取り上げた。

「ダリオ・アルジェント映画ポスター展ーIncubi di Carta – Paper Nightmares」

2013年8月13日(火)−8月25日(日)gallery & cafe fu(横浜市石川町)

「サスペリア」や「フェノミナ」など日本でもよく知られた作品のポスターをはじめ、関連作品を含め、デビュー作から近年の作品までのオリジナルポスター、B0判(B倍サイズ)ポスター6点(前半後半3点ずつ展示)、短冊ポスター12点を展示した。

第30回 ジャーロ

2013年12月28日(土)10:30-16:30 カメリアプラザ(東京・江東)6階第3研修室

人数:23名、2次会:同日午後5時より坐和民亀戸店にて参加者13名

2014年

第31回 「アルジェント研究会10周年記念大会」

2014年7月19日(土)13:25-16:30 東京国立近代美術館フィルムセンター 小ホール

記念大会は、ダリオ・アルジェント監督の『サスペリアPART2』(日本における劇場初公開版、日本公開時のみの独自編集あり、未ソフト化)の35mmフィルム上映、パネルディスカッション「ダリオ・アルジェントとその時代」で構成した。

プログラム

13:00 開場
13:25~13:30 主催者挨拶 アルジェント研究会代表 矢澤 利弘
13:30~15:15 記念上映:ダリオ・アルジェント監督『サスペリアPART2』(日本における劇場初公開版、日本公開時のみの独自編集あり、未ソフト化)
15:15~15:25 休憩15:25~16:25 パネルディスカッション:ダリオ・アルジェントとその時代
16:25~16:30 閉会宣言

パネリスト(五十音順、敬称略)・大久保 智康(脚本家)・押場 靖志(学習院大学講師、イタリア語教師、イタリア映画研究家)・篠崎 誠(映画監督)・三留 まゆみ(映画評論家、イラストレーター)・矢澤 利弘(アルジェント研究会代表、広島経済大学教授)・鷲巣 義明(映画文筆家)・司会 殿井 君人(映画ライター)

第32回 アルジェントとデ・パルマ、サスペンスの双曲線

2014年8月31日(日)14:00~16:30カメリアプラザ(亀戸文化センター)6階第2会議室

この回は、ダリオ・アルジェントとブライアン・デ・パルマというイタリアとアメリカのふたりの映画監督をテーマに開催した。ふたりはともに1940年9月生まれで、ヒッチコックからの影響も大きく、独特の映像美学を持つことで知られている。研究会では、アルジェントからデ・パルマへの引用あるいはその逆など、アルジェント作品に主軸を置きながら、ふたりの作品の魅力と作品の関係を検証した。

第33回 アルジェントの短編作品とその魅力&アルジェント作品再現ワークショップ(実習)

2014年12月27日(土)10:30~16:30 カメリアプラザ6階第2会議室

この会は、ダリオ・アルジェントの短編作品に焦点を当てた。テレビで放映された3分間の『ダリオ・アルジェントの悪夢』の内容を検証し、アルジェントの夢の映像化について論じた。また、後半は『サスペリアPART2』の冒頭の講演会の部分を実際にビデオカメラで撮影することによって再現し、映像制作の実習を行った。

2015年

第34回(広島第1回)アルジェント研究会 in 広島 魔女三部作の魅力

2015年1月31日(土) 17:30-19:00 八丁座映画図書館(広島・八丁堀)

人数:23名、懇親会:同日20:00より坐和民広島えびす通り店にて、参加者14名

初の広島地区での開催となった。サロンシネマでの『サスペリア』上映と連動した企画で、魔女三部作における夢幻の世界の描き方などを扱った。

第35回(関西第1回)アルジェント研究会in神戸 ミステリーのヒストリー、ダリオ・アルジェントのミステリー映画の魅力

2015年3月14日(土)11:00-16:30 KAVC神戸アートビレッジセンター(神戸・新開地)

人数:15名、懇親会:同日17:30より

初の関西開催。初期の動物三部作を中心に、ダリオ・アルジェントのミステリー映画について、多彩なゲストをお招きして語り合った。

トークゲスト:浅尾典彦(映画ライター・プロデューサー・夢人塔代表)
対談パネリスト:同志社ミステリー研OB会三輪みわ(パズル作家)、黒崎 緑(ミステリ作家)、存英雄(広告プランナー、コーナー司会)

第36回 アルジェントの図像学~ダリオ・アルジェント:不純な映画、純粋な映画

2015年8月9日(日)10:30~16:30 カメリアプラザ5階第2研修室
懇親会:同日17:00より和民亀戸店にて

この回は、ダリオ・アルジェントの映画作品と絵画との関係に焦点を当てた。

第37回 ジャンル論と作家主義のはざまで

2015年12月26日(土)10:30~16:30 カメリアプラザ6階第3研修室

午前中は「第2回初体験映画研究会」、午後は「アルジェントの映画は本当にねばちっこくなくなったのか」「ジャンル論と作家主義のはざまで」をテーマにした。

2016年

第38回 ゴブリンの源流と再生

2016年3月26日(土)18:30~21:30 カメリアプラザ6階第3会議室

ダリオ・アルジェントポスター展2016

2016年8月9日~8月14日 gallery fu

第39回 犯人はなぜ人を殺すのか~アルジェント作品における殺人の動機と罪の連鎖

2016年8月11日(木・祝)15:00~17:00 gallery fu

第40回 アルジェントの映画音楽、ゴブリンの映画音楽

2016年12月23日(金・祝)10:30~16:30 カメリアプラザ6階第3研修室

2018年

第41回 新年アルジェント研究会2018:アルジェント映画における男性と女性

2018年1月6日(土)10:30~16:30 カメリアプラザ5階第1研修室

アルジェント作品に散らば目られた数々のシーンを引用しながら、アルジェント流の男女表現について考えた。

特別編:アルジェント研究会in広島こわい映画祭

2018年12月23日(日)10:30~16:30 横川シネマ

2019年

第42回 新春アルジェント研究会2019:『サスペリアVSサスペリア』~語られなかった1977年

2019年1月5日(土)10:30~16:30 カメリアプラザ5階第2研修室

芸人・居島一平さんをゲストに迎え、シネ漫談のコーナーを設けた。

第43回(広島第2回) 第2回アルジェント研究会in広島 『サスペリア』99分間のノンストップ解説

2019年4月20日(土)14:00~16:30 西区民文化センター・スタジオ

特別編:展覧会「迷宮の悪夢2」ギャラリートーク「絵画と怖い映画の奇妙な関係」

2019年7月20日(土)18:00~ gallery fu

第44回 アルジェント研究会in別府:魔女三部作の魅力

2019年8月1日(木)22:00~ 別府Copper Ravens

第45回 アルジェント研究会15周年記念大会

2019年8月17日(土)13:00~16:30 カメリアホール

第46回 アルジェント研究会in広島「ダリオ・アルジェント生誕祭」

2019年9月7日(土)西区民文化センター・スタジオ

第47回 アルジェント研究会in松山

2019年10月5日(土)17:00~

第48回 アルジェント研究会in札幌

2019年10月20日(日)10:30~15:30

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