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ジャニーズ問題 『24時間テレビ』(日テレ)放送前に考えたいこと


いまネットなどで美少年というグループが話題になっています。

まず12日頃に、一般女性との〝交際〟を匂わせる金指一世(19)のベッド写真がSNSで拡散され、コンサートでその女性に向けたファンサービスを行っていたとする2人の会話音声も流出。15日頃には那須が5、6年前にシュークリームを東京・帝国劇場の楽屋の壁に投げつけ、佐藤龍我(20)が撮影した動画が広まったのです。

騒動になったのが、今回はお咎めなしとなったからです。2013年、ジャニーズjrが当時トイレでコーラを振りまいていた動画アップされ、批判が殺到。これに関わったすべてのJr.が解雇されました。また女性写真絡みでは、当時ニュースのメンバだったワンオクタカ(森内貴寛さん)、が女性2ショット等がブブカに流出しグループ脱退、事務所退所となりました。アイドルとしては致命的なスキャンダルでもあるわけす。

 なぜ処分が軽いのか、というとまた24時間テレビの存在が見え隠れするのです。美少年は19、20日に東京ドーム公演を行い、26、27日には日本テレビ系「24時間テレビ」に系列局の中京テレビメインパーソナリティーとして出演する予定だったのです。スポーツ新聞では、「活動休止すれば周囲に及ぼす影響が大きいこともあって、事務所は処分を科さずに活動継続を決定した」と伝えています。

また24時間テレビ、という訳です。

美少年がどういうグループかというと、ジュリー藤島社長のお気に入りグループだと言われています。浮所飛貴くんというメンバーが特にお気に入りと言われ、それはジュリーさんの身内が推しているからとも言われています。ここで重要なポイントが、ジュリーさんのお気に入りのグループはごり押しされるということです。

ジュリーさんのお気に入りグループは、エーグループ、美少年と言われ、いずれもデビュー候補でした。エーグループはワールドカップバレーでのデビューが予定されていたが、頓挫したお話はしました。でもこの2つのグループは、24時間テレビに出る。つまりジュリー推しで露出が増えて、デビュー間近と言われているのです。

ジュリーさんや身内の性加害こそないと思いますが、ジャニーさんのお気に入りがデビューできるという恣意的な構造は何ら変わっていないのです。気に入られなかった退所に追い込まれる。ある元ジャニーズジュニアは、「ジニアに人権はない」と評しましたが、つまりそういうことなのだと思います。デビュー基準が公開されてなく、影の力でデビューが決まるから、ジュニアは媚びを売るしかない。ジャニオタがジャニーズ事務所に媚びを売るのも同じ理由でしょう。金払っているファンなのに、ジャニオタはボランティアで整列を仕切ったりしているわけです。

ジャニーズ事務所に足りないのは、少年を扱う事務所なのに、少年という多感な時期に正しいことは何かを教えていない、言い方を変えれば「正しい教育」が事務所でなされていないことが大きな問題の1つだと思います。

ジャニーズ事務所は、逆に芸能界の闇のようなものを少年に見せてしまっており、幹部に媚びるような行動を取らせたりしている。また、規律についても恣意的に運用されており、シュークリームを投げたり、女遊びしても許されるタレントがいたり、退所に追い込まれるタレントがいる。おそらくは、その違いはジュリーさんのお気に入りだったとか、24時間テレビというビジネスが目の前にあったり、という可能性が高いわけです。

ジャニーズ事務所という存在がいかに少年の情操教育に悪影響を与えていたのか、については8月23日発売の週刊文春記事からも伺い知ることが出来ます。ジャニー喜多川氏から性被害を200回以上受けたという大島幸広氏は文春でこう証言しているのです。
「ジュニアはジャニーさんの部屋でタバコをパカパカ吸っていた」
「バスルームで身体を洗われ、ベッドで性加害を受けた」
「やられると1万円、そして仕事がもらえる」
「先輩は我慢したらソロデビューできるかもと語った」

いずれも思春期の少年育成を狂わせかねない事柄ばかりです。性加害の記憶については、大島氏はいまでもフラッシュバックに悩まされているといいます。

24時間テレビには常に偽善だという批判がつき纏いますが、ジャニーズ性加害問題、そして美少年トラブルがありながらも、何食わぬ顔をして24時間テレビに出るということがどれほど異常なことか。

世間は気が付いてますが、ジャニーズとメディアは気が付いていないということなのでしょう。24時間テレビが終わりましたら、次は調査報告書です。はたしてどのような内容になるか、発表されましたら改めて検証したいと思います。


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