【退職エントリー】キングプリンターズから、サイボウズに転職します。
私、赤松 翔は4月30日をもって10年以上在籍したネット印刷の『キングプリンターズ』を退職。そして6月から、「チームワークあふれる社会を創る」という理念を掲げる『サイボウズ』でマーケティングコミュニケーション担当として入社することになりました。
こんなに長く勤めた会社を辞めることになるとは考えてもいなかったし、37年生まれ育った大阪から東京へお引越し。今さらですが、大きな決断をしたんだなぁと、実感しています。
チャレンジできる「キングプリンターズ」という会社。
キングプリンターズには広報部として2009年11月に入社。それまでだれも広報やサイト更新業務に関わっていなかったので、実質一人でいきなり部署を立ち上げることに。現在ではシステム課とマーケティング課で構成された約20人のチーム組織にまで成長させて、さらに、マネージャー兼経営企画室として、事業計画や人事組織構成などを考える重要なお仕事も担当しました。自分のキャリアの礎になったといっても間違いなく、何もできなかった私をここまで育ててくれたのはキングプリンターズのおかげだと本当に思っています。
価格競争が激化するネット印刷業界のなか「初めての方に優しい」というスローガンを作り、今なお業績が落ちず成長し続けている会社でマーケティング活動に従事できたことが誇りで、入社した頃から1.5倍もメンバーは増えましたが、役職関係なくチャレンジしたい人はだれでも全力で応援してくれる会社です。私の退職についても、迷惑をかけることにもかかわらず、代表とマネージャー陣の全員が応援しながら送り出してくれたことにも感謝しかありません。
上山 健 代表取締役をはじめ、スタッフのみなさんや社労士の浅井先生など、とてもたくさんの方にお世話になりました。この場を借りて感謝申し上げます。
諦めきれない想いから、転職する覚悟
会社にできるだけ迷惑をかけたくないと考え、転職活動することを決めたのは1年前の2019年4月。「漠然ともっと大きなチャレンジと成長をしたいと思い、そこから半年後の10月までにどうするかの答えを出します」と代表に伝えました。
そしてエージェントや転職サイトを利用。自分の市場価値や可能性を探るため、希望勤務地は全国にし、幅広い職種の会社の面談を受けました。
……が、あまりピンとこず。給料や条件では、まったく心が動かず、自分がやりたいことをもう一度見つめ直しました。
なぜ、転職したいのか。どうなりたいのか。
『もっと社会貢献できる活動をしたい。このマーケティングやコミュニケーションを生かしたチームビルディングの経験をもって、もっと成長し自立したい』
そう思い、以前から憧れだったサイボウズにエントリーすることに。正式に応募したのはこの会社だけです。
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サイボウズには『サイボウズ式』というメディアがあり、藤村くんが編集長を勤めています。実は彼とは中学校の同級生。私はこのメディアが立ち上がってすぐのころからの読者で、サイボウズに転職した彼の名前を見つけたときは本当に驚き、その頃からまた交流が始まりました。
2011年……もう約9年前にもなるんや……。
そんな私も当時、会社でサブチーフを任されたのですがチームビルディングに悩む毎日を過ごしていたので、サイボウズ式の記事は本当に支えになりましたし、サイボウズという会社の取り組みをめちゃくちゃ参考にしていました。
そんな憧れだった会社、サイボウズ。一社だけしか受けないと覚悟を決め、採用サイトから直接エントリーしました。
コミュニティ活動や外部活動で感じた自分の価値。
もうひとつ自分が転職を決断した理由は、会社外である「前田デザイン室」「サイボウズ式第2編集部」「WaseiSalon」でのコミュニティ活動です。入社8年目35歳の約2年前から、自分の可能性をもっと広げたいと思い活動をはじめました。
会社で成長できていない、とか、
役職者でも自分なんて価値がない、とか悩んでたなぁ…。
最初はコミュニティで何をしていいかわかりませんでしたが、さまざまなプロジェクトを経て、他人に頼られて嬉しいことや自分がやっていて楽しいことを再確認できました。
▽ マエボン、マエボン2という雑誌制作に大きく関われたこと
▽ サイボウズ式で企画・記事を執筆できたこと
▽ イベントを企画したり、登壇できたこと
▽ コミュニティ活動について取材をしていただいたこと
……などなど。
とにかくこれらの活動が大きかった。外部での新しい活動は自身がもつスキルを使って信頼関係をゼロから構築することになるので、実績をつけられたことが自信につながりました。それに加え、爆発的に友人が増え活動するための行動範囲が全国各地になり、フットワークが軽くなったんですよね。
これらの活動から「もっと、チャレンジできる。チャレンジしないと自分がダメになる」と決断する原動力になりました。
キングプリンターズという会社でもチャレンジし続けることもできたのですが、よりたくさんの人やチームと関わっていきたいと考えた決断でした。
憧れゆえに落ちるのは怖かったのですが、以前ほんの少しだけお話できたサイボウズの山田副社長の言葉を信じて、勇気を振り絞れました（この話はまた後日）。
当面は個人の自立を意識しつつ、サイボウズの業務に専念していきたいと思います。
以前よりコミュニティの繋がりから仲良しさんの方もたくさんいらっしゃいますが、あらためてサイボウズの皆さま、繋がりがある皆さま、今後とも何卒よろしくお願いします。
※この退職エントリーは株式会社キングプリンターズ、サイボウズ株式会社、関係者の許可を得て作成しました。
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