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「強み」と「好き」と「やりたいこと」の違い-私が見つけた6つのポイント

「わたしの強みはなんだろう?」
好きなことをやって生きたい」
やりたいことが見つからない」

そんな悩みを持ったことはありませんか?

はじめまして! マーケティング部マネージャーを10年ほど担当しつつ、コミュニティで運営やプロマネを中心に活動している【もんざえもん】です。

36年間、「好き」と「強み」と「やりたいこと」の境界線をなぁなぁにして生きてきたのですが、最近、ようやく言語化できるようになったような気がしていて、自分なりの答えをそっと投稿します。

私は何度もチャレンジしては失敗し、自分の「強み」はなんだろう? 何度も「やりたいこと」の候補を並べては、全然楽しくないし「好き」じゃないよコレ…。という経験を何度もしてきました。

とくに就職活動や自分のキャリアに悩むときに考えることだと思います。少しでもそんな方たちの背中を押すものになれば……。

1)「強み」ってなんだろ。

「強み」とは、好きでも嫌いでもないもので「仕事・社会(会社とかグループとか)に生かせる」「深掘りしたり、長時間続けても苦ではないもの」。得意とも言いかえられます。

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ただ、基本的に「好き」じゃないとつらいもの。逆に、努力した場合に限り「嫌い」や「苦手なこと」を自分で認識して諦める(捨てる)ことも、「強み」を磨くうえでとても大切なことです。

(強みの見つけ方や解説はのちほど!)


2)「好き」ってなんだろ。そして「やりたいこと」とは。

強みには、さらに「好き」とか「らしさ(個性)」などのエッセンスが加わる場合があります。「好き」とは、つもり感情や情熱のことを指し、夢中になれる・ご自身の絶対的な感覚です。

そう、抑えきれない気持ちってヤツです。

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この「強み」と「好き」が合わさるところが「やりたいこと」に繋がりやすいのではないでしょうか。

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例えば、

【物作り】が強みで、【車】が好き、やりたいことは【自動車開発】。

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将来の「やりたいこと」を「強み」と「好き」で分けたり、比重を考えてみたりすると、自己分析のときにも非常に役立てることができます。

・「強み」と「好き」が合わさるところが「やりたいこと」
・「好き」が「強み」にもならないときがある。
・「強み」は「好き」「嫌い」どちらでも良いが、「好き」だとなお良し。※ただし、めっちゃ「嫌い」なことが反発して「強み」になることもある。

今、あなたは「やりたいこと」をどれくらいできていますか?


3)「強み」の見つけかた

では、自分に合う「強み」ってどうやって探せばいいんでしょうか。自分のことって意外にわからないんですよね。ほんと不思議。でも、答えは簡単で、とにかくやってみること。でも、それにはコツがあります。

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強みの見つけかた
・自分と他人をよく観察して違いを知る(把握)。
・比較的得意なこと、楽しめることを複数見つける(発見)。
・得意かつ楽しいことを磨き続けて、アウトプット(実践)。
・結果が出たらそれに集中する(集中)。
・現状を把握して、自分に合った環境を見つける(行動)。

ただ、興味本位で行動することもきっかけになるかもしれません。しかし、「他の人が嫌なことと言うけれど、私はそんなに苦もなく続けられるぞ」「なぜ、これが楽しいんだろう?」「褒められることより、これをやることが楽しい」と、その行動から発生した自分への影響を理解することが、「強み」を知る近道だと思います。

ちなみに、ストレングスファインダー®などのパーソナル診断を受けるのもアリで、私はウェルスダイナミクスで、自分では気づかなかった「強み」を知ることができました。ありがとう、ウェルス。

4)「強み」の理解を深めれば、生きやすくなる。

とはいっても、自分の「強み」をきちんと説明することは、なかなかできないもの。理解を深めることができると、自分のことがもっとわかるようになっていきます。

「強み」は普遍的スキルと一時的スキルに分けることができます。

▷一時的スキル…学べば得られる具体的なスキル
例)「ライティング」「HTML」「プログラム」「接客」「料理」「デザイン」など

▷普遍的スキル…ずっと役立つ抽象的なスキル
例)「コミュニケーション力」「調整力」「協調性」「リーダーシップ」「言語化能力」「チーム作り」「論理的思考能力」「マーケティング」など

「普遍的スキル」は単体で得ることは難しく、「一時的スキル」を通じて少しずつ蓄えていくものだと考えています。

例えば、【接客】という一時的スキルを通じて、他者を笑顔にする【コミュニケーション力】【伝達力】という普遍的スキルが強みになるといったイメージです。

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しかし、この「強み」を考える際、ある程度キャリアや経験がないと理解しづらいものでもあるんじゃないかな、というのが現実だと思います。じゃないと「強みの深みが認識しづらいので、腹落ちしづらいかったり勘違いしやすいかと……。


☕️

ちなみにこの話は、株式会社ベイジの枌谷さんの考えを参考にしています。枌谷さんの「働く」「生きる」ことに関するお考え、めちゃくちゃ勉強になります。そぎたにさんに会いたい。



5)私に「強み」なんてないよ、と思うあなたへ

……そんなに「個人の強み」って必要なの?

そう思う方もいるかもしれません。しかし、他人との関わる強みもたくさんあるのです。少し古いサイボウズ式というメディアの記事になりますが、「強み」がどうしても見つからない方はこの記事が本当にオススメです。私もこれで救われました。ありがとう、サイボウズ式。

https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001399.html



6)面接時に聞かれる「強み」の意味。

最後にアドバイスとして、人事採用も担当している身ですので、アルバイトなど就職活動の面接時に注意していただきたいことを……。

「あなたの「強み」と「弱み」はなんですか?」と、面接で一度は聞かれたことはありませんか? 

ここで「コミュニケーション力」「デザインのクオリティが高いこと」などと、などのスキル面だけをアピールする方がいますが、これでは具体性がありません。

できれば、その強みを通じて、どのような成果や効果を上げたかまで回答できればベストです。例えば、私の「強み」の場合は以下のように答えます。

強みは「コミュニケーション力を生かし、適切なときに適切な人をつなげること」です。具体的には「社交的で、親しみやすく、人の話を聞き、常に話の輪の中心で、人とつながりを持ちやすいこと」です。これまでWeb制作・EC運用やマネージャー・ディレクション業務を通じ、○○という結果を残したことから、マーケティングやチームビルディングや言語化能力・論理的思考力に長けていると思います。

要約すると、強みは明るいことです!ってのは理解できるんですが、できれば明るいことがどうポジティブな影響を与えたかまで伝えることが大事。

(頑張れ、就活生!)


最後に

長文にも関わらず、ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。
自分で学んできた知識と10年ほど悩みまくった経験から作った持論ではございますが、少しでも参考になれば幸いです。

あかまつのTwitter

https://twitter.com/akamatsusho

※そういえば何度も失敗してきた経験を、ものすごい熱く語ったnoteがあったな…。



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