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近況三個(夢見が悪い/漫画言葉/夏の思い出)


日付がかわる前に寝れたのに、夢見が悪くて起きてしまった。まだ冬用の毛布を使っているからかもしれない。

何かから逃げるゲームをしている夢だった。

逃げながらアイテムを探していた。氷のフィールドの足元で、アイテムが埋まっているところだけ氷がチカチカと赤や青や緑に光っているのは楽しい気分だった。
(光の感じはアストロジャックスの三色に光るやつに似ていた)

自分が何かから逃げている夢にスライドした。

走りながら、この罪があるから自分は一生幸せを感じてはいけないと考えていた。この罪 が何なのかは思い出せない。全速力で延々と走れるのは気分が良かった。

ドラマで走るシーンを見るたびに「私だったらこんなに走れないな」と思う。



***



日常会話で『特別な単語は使っていないけれど漫画でしか聞いたことのない言葉』になる瞬間が、たまにある。

書きとめたり覚えたりする間もなく会話が進むので、ほとんど記憶に残らない。

最近その瞬間があった。

「この国を、出たことはないですね……」

先輩と話しているときに出た。海外に行ったことはあるかという雑談で。LINEでの通話だったので、メモをひらいて書きとめた。記憶に残せた。


話かわるんだけどさ、

「ご挨拶だな」っていうのを日常会話で使ってみたいんだけど、どういうときに使うのかをちゃんとは掴んでいないから使えないのよ。

たぶん出会い頭に無礼なことを言われたときに返す言葉なんだけど、出会い頭に無礼なことを言われないし、言われたとしても戸惑うだけになりそうなんだよな。


話を戻す。

心の声では『特別な単語は使っていないけれど漫画でしか聞いたことのない言葉』になる瞬間が、割とある。

(黒曜石、か……)



割とあるのに、ほとんど記憶に残らない。



***



アイロンヘッドのナポリさんに、大喜利ライブ終わりに「このあと何かある?」と聞かれ「何も無いです!」と即答した。

花火をした。

ナポリさん、ダンビラ原田さん、作家さん、私の四人で電車に乗って、花火が出来る公園まで行って、花火をした。

どれにしようかと花火の束から選んで取り出すうきうき。

大人なので一本ずつ楽しんだ。しゃがんで背中を丸めて、花火との距離は子供の頃と同じだった。子供の頃はもっと遠かったのか。腕を伸ばして振り回していたから。

あの頃と比べて一本の持続時間が短く感じた。実際に火薬の量が減っているのかもしれない。線香花火は長く感じた。最初のじりじりが、待つ時間ではなく味わう時間になったからかもしれない。

変わり種の置き花火に火をつけて、思ったより音が甲高くて慌てて四人が四方に散り散りになったのが可笑しかった。漫画なら三頭身で描かれる一コマ。


劇場のエレベーターで、ヨネダ誠と一緒になったときに「なにか夏らしいこと、しましたか?」と聞かれた。粋な雑談だ。

先日の花火が浮かび、話した。誠の花火の話も聞いた。


食べ物以外の思い出に季節のふせんが付くことがあまりなかったので『夏の思い出を話した』も夏の思い出にした。


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