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波平が酔っ払って買ってくるお土産ってなんだろね?

近くのショッピングモールで販売されているお土産コーナーを見てふと感じた。


波平が酔っ払って帰ってくるときにぶら下げている謎のお土産はいったいなんなのか?


まず、波平がお土産で買ってくるのは「寿司折」という名前らしい。現代ではあまり聞かない名前だろう。


昭和61年生まれの僕でさえ、父親がお土産で寿司折を持ってくることなんて皆無だった。そもそも、父は下戸なので酔って帰ってくることなんて絶対にない。


では生きるWikipediaである母に尋ねてみた。寿司折を経験したことがあるのか?と。


答えはYes。


祖父(母の父親)はお酒を飲むのが好きなので、酔っ払って帰ってくる時にたまに寿司折をお土産で持ってくることがあったそうだ。


母は子供の時の思い出といったら祖父が酔って帰ってくる時は、なにかしらのお土産を持って帰ってくるので楽しみだったらしい。


しかし、祖母(母の母親)は違う。酒に呑まれて帰ってきた祖父を見ては怒って、叱って、呆れていたそうだ。


だから祖父は娘の喜ぶ顔を見たい・妻の機嫌を取るためのお土産だったのかは今はもう定かではない。

寿司折の中身

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さて、本題は寿司折の中身についてだった。


当時、母がお土産で食べていた寿司折についてだが「生もの」は入っていなかったと言っていた。


ラインナップは「かんぴょう巻き、かっぱ巻き、酢〆の寿司」だったらしい。酢〆はしめ鯖とかだったのだろうか。


マグロや鮭とかの「生もの」は一切入っていなくて、腐りにくいネタのお寿司が多かったようだ。


この頃は冷蔵庫も販売はされているようだったが、それでも普及率は50%ほど(1965年)だったので、冷蔵庫を持っていない世帯に合わせていたのかもしれない。

子供は喜び大人は感謝やお詫びのしるし

以上のことから波平がお土産で持ち帰ってくる「寿司折」には家で帰りを待っている子供達のため、いつも家事をしてくれている妻への感謝と「お酒を飲みに行ってすいません」というお詫びのしるしなのかもしれない。


是非、今度飲みに行く機会があった場合は帰りを待っている人にお寿司をプレゼントしてみてはいかがだろうか。


と、スーパで半額になったお寿司を一人で食しながら思っていた。

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