初めての海外コンクールが波瀾万丈だったお話
こんにちは!現役音大生クラリネット奏者のAkaneです。
現在音大3年生なのですが、新たな挑戦として6/28から7/3までロシアサハ共和国のヤクーツクにコンクールを受けに行きました!🇷🇺
その際大変だったエピソードをいくつか書いていこうと思います!
これから海外でのコンクールを受ける人の参考に少しでもなれば嬉しいです!
1.日本語が通じない
当たり前と言ったら当たり前なのですが、周りに日本語を話す人はいません。
私の宿泊していたバレエ学校の寮には韓国人がいたので日常的な言葉はロシア語、サハ語、韓国語、英語が飛び交っていました!
しかもwifiを借りずに来てしまったのでGoogle翻訳も使えないしで大変!!
幸いなことに外出時は日本語通訳のトマがずっと側に居てくれたから、どうしようもなく困ることはなかったけど自分一人だったらと思うとぞっとします😱
本当に彼女が居てくれて助かった!
どの国の人でも大抵は英語を通じて話してたので英会話の必要性をしみじみと感じたのと、同時に英語がちゃんと話せたら絶対に楽しいだろうな!と心から思いました!
2.予定などあるようで存在しない
前もって聞かされていた予定は以下の通りでした!
だがしかし!
あと20分くらいでピアノの伴奏合わせが始まるという時に
「今からコンサートのオケとの合わせをするから劇場に来て!5時までに来ないと明日のコンサートあなたの出番なくなるよ!」
との連絡が!
合わせ夜って聞いてたんですけど〜!🥺
と思いながら伴奏合わせの時間を遅らせてもらい、急いで劇場へ向かって翌日のコンサートで演奏するモーツァルトのリハーサルをし、またすぐにコンクール会場に戻ってシューマンとモーツァルトの伴奏合わせをしました💨
伴奏合わせが終わって、予定ではあと1時間後くらいに本番だったので、少し休んでそろそろドレスに着替えようかなぁと思っていた矢先に
「もう本番だから早く着替えて移動して!」
との指示が!
慌てて着替えて移動し休む間も緊張する間もなく口も身体も疲労たっぷりの状態で一次試験を迎えてしまいました🫠(1次試験通ってよかった…!)
日本のコンクールのようなものを想像していたら全く違いすぎて焦る焦る…。まさに予定は未定なのです。
3.初見ピアニストとの伴奏合わせ
クラリネットの試験では伴奏を弾くピアニストが必須なのですが、今回は現地のピアニストさんに伴奏をお願いするスタイルでした!
現地でピアニストの方に「コンクールのピアノ譜を見せて」と言われたので渡しました。
あらかじめ曲の提出はしてあったし、日本の感覚だとピアニストの人も前もって練習しているものだと思っていたのですが、これから譜読みをすると聞きびっくり!!
その中には聴いたこともない曲もあるといい更にびっくり!!
その日見た楽譜を本番でなんとか通せてしまう海外のピアニストさんめちゃ凄い!と思ったのと同時に、日本のピアニストさんの安心感が素晴らしすぎることに改めて気づかされました!👏
4.飛行機のチケットが無い
ヤクーツクから日本へ帰る日、荷物を預けるときに空港の人からやたらとチケットを見せて!と言われて???ってなってたら、
なんと手違いで私の分のチケットだけ用意されていなかったのです!!
チケットも何もかも全部お任せしてたので私は何にも分からない状況🥺
一緒の飛行機で帰る予定だった日本人審査員の今瀬さんと、現地の運営スタッフの女子大生2人が動いて下さってなんとか次の便のチケット(しかもなんとビジネスクラス!!)を取ることに成功しました!👏
自分の無力さと行き場の無い不安で泣きそうになっていた(ちょっと泣いてた)私に、現地の女子大生が大丈夫だよと背中をさすってくれたり、搭乗ギリギリまで側にいてくれました。
言葉は通じないけど思いやりは通じる。
国境を超えた人の温かみに触れた瞬間でした🥰
他にもめちゃくちゃドタバタで大変だったけど1つ言えるのは絶対に行って良かったということ✨
海外では日本以上になにが起こるか分からないのが当たり前です。
想定外のことしか起きないのであれこれ想像して備えるより、その場で臨機応変に対応する力や何が起きても動じない図太さのほうが大事だなと思いました!
それととにかく英語の重要性を思い知る貴重な良い経験になった!!
あと、ありがたいことにコンクールの結果は一位でした!🥇
またいつか海外行きたいな〜✈️
次はちゃんとWifi持ってこう〜!
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