見上げる空にかかった薄い月が、チェシャ猫のニタリ笑う口元のようだとか。

久しぶりに身体に入れたアルコールが、私を私でなくしてしまうだとか。

めくる頁の手触りに心地よさを呼び覚まされながら、一日の断片を思い返している。

毎日、書く歓びを感じていたい、書き続ける自分を信じていたいと願っています。