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茜にどんな力があるの?

写真教室ってなにするんだろ…
今日は、あるワンシーンを公開。
撮影会後のフィードバックとして、一人の女性に対して私が伝えたアドバイスを紹介します。

私の特技は、写真からその人を読み解くこと。
自由に写真を撮れるようになりたいと望む人に対して、不自由な部分を明確にして、ストレスを少しでもなくしてあげたいというのが私の1番の願い。
その人が足を止めシャッターを押すまでの工程に、必ず癖やパターンがある。
浮かび上がった絵を見ると、
得意なこともすぐにわかるし、気付いていない不得意な部分も明確に現れる。
それを私が言語化して、深い眠りから自覚にあげてもらう。
それが私自信めちゃめちゃ楽しい!!

当たり前に気付いているだろうと思っていたことに、大概の人が気付いていない。
だから気付くまで諦めずに伝える。
虫眼鏡でじーーーーーっと観察するレベルで、その人をよく見て感じると、心の中まで見えてくる。
私の場合は、カメラと写真を使えば、見たく無いものまで見えてくるから、相手に伝えるチャンスがあるなら喜んで伝えさせてもらう!

今回登場するのは素敵な女性「なっちゃん」
なっちゃんの人柄に惹かれて、なっちゃんの持つ力に魅了され、大好きな人。
そんななっちゃんが一日を通して、撮り進めた写真たちを、ぜーーーんぶ見せてもらった。
その数、200枚!

気持ちいいぐらいなっちゃんの心の中が見えてくる。

ではでは、少し長くなるけど、こちらで紹介します。

「この瞬間シャッター切れるってなっちゃん天才。カメラマン100人いたら99人がシャッター押せませんよ。

なっちゃんの写真見て色々思った!
変なこだわりがないからこそ、予期せぬタイミングを逃さないし、
楽しいこと画角の中で起これ♡って、願いみたいなものを感じる!

写真に恐怖心がないから、カメラ持っていない時の自信の無さを感じさせないほど、写真には自信が満ち溢れてる。

なっちゃんって、被写体のこーゆーところが好きっていうのが少ない気がした。それをまるまるまるっと受け入れてる。
茜だったら、こーゆーとこ好きじゃないから絶対撮りたくない!というのが強いけど、なっちゃんはそれが一切ないから、普段もきっと人や物、周りのことをそんなふうに見つめてるんだろうなと感じた。
素敵すぎるよ。

シャッターは反射神経だから、自分の全部が出るからさ。写真見るとわかる。

あと、どちらかというと過去より未来を感じさせるね!
写ってる被写体というより、なっちゃんの心が、未来を見てる写真だね。
そう感じさせる物理的な理由はたくさんある。
例えば、被写体の前方の空間をあけがち。後方をあけると、思考や過去へ見る側を導けるから、それもあってなっちゃんは未来や前へ意識があることがわかる。
あと、写真に曖昧さや不安定さを出さず、見る側を安心させる写真であること。
きっちり正しくおさめたい性格と、いらないものは入れたくない無自覚のうちに現れる空間認知能力。

写真の教室では生徒さんのそーゆーとこ全部認識して、足りないもの伝えたり、自覚してない人には根気強くあなたはどういうものを大切にしている人かを伝えてる!

これだけ写真があって縦位置がたった22枚。
多分、これから習得すべき点は、構図の力を知ることかも。
あと、水平垂直が守られすぎて、見てて躍動感を感じないから、見てる側の目線も心ももっと動かすために、被写体を大きく小さく、上から下から斜めから、画角も思い切り揺らすといいね!
ソファーに座って携帯見てる人間を、一緒に山を登らせたかのような錯覚に陥らせるために、画角はめっちゃ揺らすんだよ♪

そしてそして
レンズの特性で気づいちゃうんだけど、なっちゃんはズームで動かしてるのが写真からわかるね。なっちゃん自身が動いてない。
それもあって、見てる側が揺さぶられないのもあるんだよね。やっぱり単焦点で、レンズに頼らず自分が動き回る方が、臨場感に繋がり、世界を幅広く捉えられるようになる力がもたらされるのかも!

50ミリの単焦点持ってる?
50か35買って、それしか使わないように特訓したら、めっっっちゃ自由になんでも撮れるようになると思う!

でもでも、なっちゃんってあまり写真の中の世界に介入したくないのかも…
自分はそっと、外から捉えたいというか。
控えめ とか そっと覗く
ような雰囲気が写真にあるね。
自分が深く介入することがストレスなら、心地良い距離感で撮れることを考慮してレンズ選ばないといけないし、被写体との関係性でその日のレンズ選んだりするから、一概に35がいいとは限らない。

でももう一歩
と言わず
あと5歩ぐらい踏み込んだらもっといい写真生まれそうだけどね!

思ったこと伝えてみた!
これに対して
逆に思ったこと聞きたい!」

なっちゃんからのお返事

「茜先生のカウンセリングが刺さりすぎて、立ち上がれなくなっていました。

すごい。

全部その通りだ…!

ファインダー覗きながら、何か楽しいこと起これー♡って思ってるし、
この人のこーゆーとこ好きじゃないから撮りたくない。って全然無いや!😳

笑った顔も、泣いた顔も、素の顔も、変顔も、何やってる時も全部がその人から出るものだから、全部が愛おしい。

こないだの撮影会は特に、あの場に流れる空気も雰囲気もみんなの声も時間の流れも、全部が心地良くて、どこを切り取るのも楽しかった。

そして、そっと覗くように撮りたいのはある!

カメラ向けてるの気付かれたくない。
自分を作ってほしくないから!
だからいつも長いレンズ!

そこまで見抜くの本当すごい!

そしてそして、茜ちゃんに言われて気付いたんだけど、

水平垂直は絶対
縦位置は撮らない

これ、体育会系写真部時代に顧問の先生からキツく言われてきたことで、無意識のうちに染みついてるんだと思った。

先生は新聞の写真やってた方で、キッチリ固い写真を撮るし、そういう写真が良い写真として認められる場所だった。

反発して、画角揺らした写真出したら「レーベル曲げるな!」ってめっちゃ怒られて、OB(おじさん達)からもお叱りうけたの思い出した。

これ、トラウマだー。

そこ、脱却したいし、もっともっと自由に表現したい。

50ミリの単焦点ある!
しばらく使ってないから50付けて特訓する📸」

このように、写真を見せてもらいさえすれば、読み解くのは得意なので、私の力を使って自分を知ることをしてもらいたいのです。

言われて腹立つことは、触れられたく無いプライドが許さない部分。キレずに受け止め、長く関わり続けてくれるカメラ仲間のみんなのことを、私は逆に尊敬してる。
見たく無いものまで見えてくるのが写真。
受け入れるか、見ないふりして装い続けるか。
どちらでもいい。
ただ、自分を知るための道具として、カメラを人生のお供に向き合い続ける人たちと、私は関わっていきたい。自分を誤魔化すための道具で終わらせるような人たちとは特に関わらなくてもいいかなって。

そんなみんなが私の鏡。
鏡に映る世界に耳を澄ませて、心を寄せて、私はどう在りたいかを常に問うてる。
鏡に美しいものが写った時、幸せに満たされて、また、カメラを持って写真を撮る。

私にとって、写真教室はなくてはならないものだと、昨年開催した写真展で気付いた。

写真の仲間が大好きなんだね、私。

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2024『focus』フォーカスという写真集団を作ります。
focusは、写真を撮ることが大好きな人たちと、写真のことを考えるグループとなります。
主にFacebook内での活動です。参加を希望される方は、SNSにて個別にメッセージをお願いします。
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締め切り 1/11深夜
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