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苦しい日々は続く。やれやれ…

note毎日書く!と意気込んでいた私はどこへやら…プライベートがバタバタしたのち、学校も本格的に始まり息切れ寸前である。ここ二週間に関してはほとんど息が切れていた(死んでいた…?)と言っても過言ではない。それくらい忙しかった。

忙しくて、手につかないようなことが重なって起こるとき、私は決まって星野源さんの「くせのうた」という歌を思い出す。今でこそ「SUN」など明るくポップなイメージが強い星野源さんだが、くせのうたでは結構どきっとするような言葉が出てきたりする。やっちゃダメなことをしたいとき、ひどい気分をそのままに自分を甘やかしたいとき、悲しいということがくだらなく思えて虚しくなるとき、そんな人間の感情と感情の間にある隙間が星野さんのなんともない、しかしきらりとひかる言葉で綴られている曲だ。

曲の中に、こんな一節がある。

悪いことは重なるなあ 苦しい日々は続くのだ
赤い夕日が照らすのは ビルと日々の影だけさ

ただでさえ忙しいのに、あれもこれもやらないと!となっているとき、この歌詞がポッと頭の中に浮かぶのだ。その歌詞が浮かんでいる時は無法地帯、無重力空間にいるように忙しい自分を俯瞰して見ている。

「悪いことは重なるなあ、こ〜んなに忙しいのね、自分、法律も生活も社会も夢も何もなかったら、こんなに楽なのにね」と何もない世界の自分が雲にぶら下がっている。

けれど、忙しくても食らいついていく自分は「苦しい日々は続くのだ。そうやって生きているから人生を積み上げるのは楽しいのだ。今は影だと思っていても、年老いて体も思考も今のように動かなくなった時、今この瞬間は光となるのかもしれない。」と自分を奮い立たせる。

自分は単一じゃない。無数の思考と感情が時に自分を戒め、救ってくれる。この曲は私の複数性を肯定するきっかけをくれる曲なのだと思う。この曲を初めて聞いてから8年くらい経った。中学生だった私は大学生になり、何もかもが変わってしまったような気がするが、実はそうではないんだ。私はあの頃から一貫しているんだと気づかせてくれる。

いいこともあれば、悪いこともある。今は悪いことが重なって、忙しくて体が悲鳴を上げまくってるけど、大丈夫。多分来週中には落ち着くよ。それまで少し頑張ろう。今まで何もしてこなかったわけじゃない。ちゃんとやれることやって、それで今必要なのは、ホッと一息つく時間とぐっすり眠って、あっけらかんと笑って明日を迎えること。さて、今日も頑張った!

くせのうたは2010年(10年前ヒョエエええ)発売の「ばかのうた」というアルバムに収録されているので気になる人はぜひチェックしてみて欲しい。

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