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疲弊するワーキングマザーにならないために

ニューヨーク・タイムズに、「日本のワーキングマザー 妻の過大な負担・夫の過少な支援」と題した記事が掲載されていた。


記事で紹介されているのは、完璧に家事・育児をこなそうと奮闘する働くお母さんと、仕事でヘトヘトで家のことにはほとんど関われないお父さん。
私のまわりには少ないけれど、共働き家庭としてはこちらの方がマジョリティなのだろう。記事には、SNSで多くの共感が寄せられていた。

私も1歳の子どもを育てながら働くワーキングマザーだけれど、幸いなことに、この記事で紹介されているような生活は送っていない。比較的、心に時間とゆとりがある日々を過ごせている。

もともと仕事は好きで、ベンチャー企業で夜12時まで働くような生活を送っていたこともあった。自分も、この記事に書かれている方のような生活になっていた可能性は大いにある。

社会全体が変わらなければいけないというのは大前提だけれど、それには時間がかかる。社会が変わる前に自分たちが潰れてしまっては元も子もない。
共働き夫婦が疲弊しないためにはどうすればいいのか、一個人としてできることはあるのか、少し考えてみた。私も子どもが1歳で、まだ暗中模索しているところなので、まだ生煮えのままの考えを書いていく。


人生において大切なものの優先順位を考える


上記の記事には、深夜まで仕事をしていて(それが直接の原因ではないかもしれないが)臨月に流産したエピソードや、忙しく動いていて骨折した話が出てくる。

はたして、健康や命より優先するべき仕事や家事なんてあるんだろうか。
家族の幸せのために働いていたのに、家族と過ごす時間がなくなってはいないだろうか。

そこを立ち止まって考えることが必要なのだと思う。

人生において大切なものの優先順位を考えること、そして家族でそれをすり合わせること。
自分たちが持っているリソースで得られるものと、諦めなくてはならないものは何か。

忙しいとなかなか時間が取れないけれど、夫婦でこういった話をすることの意義はとても大きい。
私たち夫婦も、これからも価値観をすり合わせる時間をしっかり確保していきたい。
お金の使い方、家事の分担、住む場所、転職や退職も含めて、疲弊しないために生活を改善できるところはたくさんある。


家事の効率化については、以前ブログで書いた。


世界をよくするなら自分と身近な人から


もしかしたら少数派なのかもしれないけれど、生活のためだけではなく、世界をよくしようという使命感を持って仕事に打ち込んでいる人もいる。
私は、世界をよくするにはまず身近なところからだと思っている。これには家族や友人だけではなく、自分も含まれる。

マザー・テレサが、世界平和のために私たちは何をしたらいいのかと聞かれ、「すぐに家に帰って家族を大切にしてください」と答えたのは有名な話だ。

私も、自分や身近な人の幸せと社会をよくすることの両立の方法を、これからも考えていきたいと思っている。


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