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冬の夜に聴き入りたいボカロ10選 #ボカロリスナーアドベントカレンダー2020
すっかり街も冬色に染まり、手袋やマフラーが手放せなくなってきましたね。久々のvocanoteは、ボカロリスナーアドベントカレンダー企画の15日目担当記事です。
冬なので冬、とくに夜に聴くと映える曲を10作品紹介します。
連続して再生したいときは、こちら。
(Kiiteのプレイリストのリンクです)
1:(仮)P さん / ”透明交差点” 透明感のあるサウンドは、まるで冬の空気のようです
梅雨明けに聴きたい鏡音リンオリジナル曲 ラムネP / “雨傘とじて”
東海・関東甲信地方で梅雨明け宣言がされましたね。8月に梅雨が明けるのは、東海地方では11年ぶり、関東甲信地方では13年ぶりだそうです。
今日は、VOCALOID雨上がり曲を紹介します。
ラムネP / “雨傘とじて”
鏡音リンの伸びやかな歌声とブレス
この曲の魅力の一つに、鏡音リンの歌い方があります。伸びやかで元気のいい歌声は、とても爽やかで聴いていて心地いいです。“雨宿りの羽を広げて
雨女は、晴れ男に恋をする。 戦車P / “レイニー・レイディ”
雨女は、晴れ男に恋をする
あなたは、雨女または雨男ですか。今回紹介する作品は、雨女=レイニー・レイディが、晴れ男に恋をする作品です。
自分のせいで雨が降り続いていることを気にする彼女に、彼はこう言います。
「君が降らせる この優しい 雨が僕は好きなんだよ」
そう言い、彼はおどけてタップダンスをします。とうとつに思えますが、アメリカの名作ミュージカル映画『雨に唄えば』で、雨の中でタップ
明日晴れてほしい理由 北野(堂々巡りP) / “前の日”
雨が降るある前の日
タイトルの“前の日”はどんな日なのでしょうか。歌詞を見てみましょう。
いつものとこにいてね
寝坊しないで行くよ
遅刻しないで来てね
待つのは苦手だから
明日まで雨だって。
傘がいるかなあ
いつものとこにいるよ
遅刻しないで行くよ
会うのは久々だね
少し緊張している。
明日には涼しくなって
雨も止むかなあ
いつものとこに来てね
遅刻しないで行くよ
明日には雨止んで
六月の終わりにききたい雨曲 shr / “六月の終わり”
shr / “六月の終わり”
散りばめられた京都の言葉
“六月の終わり”の歌詞の中には、京都の言葉が使われています。わかりやすいものだと、“四条通”や“西大路四条”、“鴨川”があります。
もう少し詳しく見てみます。“空の見える南側 この坂を下ル”という一節があります。「下ル」と書いて、「さがる」と読んでいます。坂を「下る」と書くと「くだる」と読むのが、自然ではないの?と思う方がいらっしゃ
鏡音レンがおくる雨のワルツ 秦野P / “雨を連れゆく”
秦野P / “雨を連れゆく”
澄んだ水になる
澄んでいる。“雨を連れゆく”を聴いて、そう思いました。歌詞の中で“透明に 透明に”というフレーズがあります。この曲を聴いていると、私自身も透明で澄んだ水になって、心が洗われるようです。何度聴いても美しい音たちに聴き入ります。
水たまりに雨が穏やかに落ちてゆく。それを一心で感じているといえばいいのでしょうか。それはまるで水面に広がる音の波を、聞
雨の匂いがする至高のバラード れるりり / “いつもより泣き虫な空” #ボカロの雨曲集めてみた
れるりり / “いつもより泣き虫な空”
雨の匂い
雨の匂いがする。この曲を初めて聴いたときに、そう思いました。
雨の匂いを感じた曲といえば、松任谷由実さんの“雨のステイション”が真っ先に思い浮かびます。
“雨のステイション”も“いつもより泣き虫な空”も、しっとりとした雨の曲で、どちらも聴き入ってしまいます。
そんな本作“いつもより泣き虫な空”で特にお気に入りなのが、イントロと曲の
星空の音色は凛として 2÷す / “〇”
声は、曲を構成するときの大切な音の一つです。今回紹介する曲は、アニメのキャラクターのセリフを使った作品です。
タイトルは、“〇”で作者さんは2÷すさんです。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm23729428
本作は、カットアップ(フレーズをバラバラにして組み立てなおす手法*1)が使われた自作曲MAD作品です。
MADとは、動画や音声を編集、改編し新
夕焼け色の温かい味 てぃあら / “ミルクティー”
ミルクティーをテーマにした曲を3日間紹介しよう企画、3日目。今日紹介するのは、てぃあらさんの“ミルクティー”です。
ニコニコ動画の作品は削除されているため、YouTubeで本人が投稿されたものを貼ります。
本作のミルクティーは、好きな人と一緒の帰り道に飲む冷めたミルクティーです。でも、本作は曲もメロディーも優しくてぽかぽかしています。
帰り道の夕焼けって、寂しいけど優しい色をしていて
甘くてしょっぱい青春の味 だだ / “ミルクティー”
ミルクティーをテーマにした曲を3日間紹介しよう企画、1日目に紹介するのは、だださんの“ミルクティー”です。
本作は、まるで少女漫画みたいな綺麗なストーリーの歌詞と、漫画風な動画がよく合っていて惹きこまれます。
少しだけストーリーをなぞってみます。
同じクラスに“あなた”に一目惚れした“僕”は、ある日の放課後に“あなた”からミルクティーを一口もらってから、恋が進展して行きます。
歌
孤独に寄り添う優しい味 Lemm / “The Au Lait”
ミルクティーをテーマにした曲を3日間紹介しよう企画、2日目。今日紹介するのは、Lemmさんの“The Au Lait”です。
タイトルの“The Au Lait”は、フランス語で“ミルクティー”を指します。
本作の初音ミクの歌声は、ふわふわと優しくて繊細で、曲の音作りはお洒落で温かいです。それは、まるで冬の寒さに沁みるミルクティーのようです。
本作のミルクティーは、孤独に苦しむ“私”